二、地道
坤元合德機緘通,五氣偏全定吉凶。
(坤元は徳に合して機緘通ず。五気の偏全は吉凶を定む。)
原注:地有剛柔,故五行生於東南西北中,與天合德,而感其機緘之妙。賦於人者,有偏全之不一,故吉凶定於此。
(地に剛柔有り。故に五行は東西南北中に生ず。天と徳を合して、其の機緘の妙を感ず。人に賦す者は偏全の不一有り、故に吉凶此に定む。)
機緘とは、物事のきっかけ(機)と閉め(緘)のこと。
易経の知識があれば、この項の理解の助けになります。
乾徳(剛健)と坤徳(柔順)が合うことで創世の気が巡るのです。
気は片寄ったり、均一に巡ったりするもので、その偏全が吉凶を生むことになるということが書かれています。
このことを理解するのが、所謂力量論です。
実際の鑑定では、力量を図ることで事の起こる確率や、起こる事の程度をある程度詰めることが出来ます。
どのような現象が起こるかということについては、十干の相互関係から考えるのですが、滴天髄の内容ではありませんから、そちらに触れることはありません。
運命学実践家・易者 武部泰莞
● 鑑定の御案内
対面鑑定、通信鑑定(電話、メール、Skype、Line)を承っております。
その他、詳細は以下の画像から。
● 占術教室の御案内
現在、イーチンタロット講座、手相講座、九星気学講座を開講しております。
詳細は、以下の画像から。
● Facebookページ


