椰子の実収穫 | 椰子の風に吹かれて  

椰子の風に吹かれて  

中国海南島 海南師範大学日本語教師 海口市での独り暮らしの生活を終えて日本に帰国、無職になって悠々自適?な暮らしをお伝えします。



 朝洗濯物を干そうと思って、ベランダに出ると、部屋のすぐ横の椰子の実の収穫をしていた。今までも何回か収穫を見たことがあるが、何回見ても、すごいなあと思って見物してしまう。

 初めてここに来た時、迎えに来てくれた日本語の先生に、「椰子の木の下に車がたくさん停めてありますけど、椰子の実が落ちて来ることないんですか?」と聞いた。「いつも実を取っていますから大丈夫です。」ときっぱり言われたことを思い出す。海南島出身の学生に聞いた話によると、海南島では行いのいい人の頭の上には椰子の実は落ちてこないという言い伝えがあるそうだ。

 



椰子の実の収穫の仕方。一人の人が木に登っていく。この時、金属製の輪っかのような道具を使いって、実の成っているところまで登り、滑車のついた紐を掛ける、鉈で房のように成っている実を切り取り、紐に付けて下で待つ人に下ろす。下で待っている人が実をキャッチして車に積む。木の上の人はゆっくりと木を降りてお仕事終了。見ていると、車で通りかかったおじさんが、その実を買っていた。収穫人もしっかりウィチャットのQRコードを持っていた。

 



この実は学校の敷地内では5元で売っているが、門の外では10元になる。

 夜、夕飯に招待した先生が、椰子の実をお土産に持ってきてくれた。椰子の実のジュースはほんのりと甘い。