世間では当たり前のように
PCオーディオに於けるUSB-DACへの電源供給は
PCから供給するより外部の専用電源から供給した方が音が良い。
そう言われていますし、私も同意です。
既製品であれば
Aurorasound USBバスパワー機器用外部安定化電源 BUSPOWER-PRO2
http://www.aurorasound.jp/product/buspower.html
が、オススメです。
個人的には
イトウ電子部品さんのUSB2.0 対応フィルター基板 V3を使って
外部電源供給をしていました。
http://www.it-denshi.com/product/214
これはケーブルとケーブルの間に挟まれる感じです。
これで別によかったのですが、USBケーブルが1本余計に必要になるので
1本で済むようにケーブルを加工することにしました。
(USB2.0ノイズフィルターの音質的効果は・・・分かりませんでしたので退役とします)
素材となるケーブルは安価なものにしました。
安いですけどUSB2.0の最大速度 High-Speed(480Mbps)対応です。
上図の結線図を見ると分かりますが、
USB2.0のケーブルは、4本のケーブルとシールドで構成されています。
ちなみに
安価なUSB1.1しか対応しないような?片側切り離しのUSBケーブルでは
シールドはありません。
シールドありません。スペック不詳のケーブル。
今回の素材の安いケーブルはちゃんとシールドがあります。
下向きに私が捩った銅線、それがシールド線です。
4本のケーブルはアルミ箔で更にシールドされています。
オーディオ用のUSBケーブルは、4本まとめてではなく
電源用と信号用に分けてシールドするような構造に大抵なっています。
さぁ、作業を進めましょう。
↑これが新品のコネクタです。
ここから外部電源供給のケーブルを出すつもり。
ワイヤーストリッパーで被覆を剥きます
なかなか良い銅の色です。
結線は、
前述のBuspower-Pro2用の専用ケーブルUSB-NPLとよく似たものにします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓改変↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
完成!!
ACアダプターでも電池でもバッテリーでも、USBからでも給電可能なように
DCジャックにしました。
黄色いシールが目立つUSBアイソレーター。
その後ろに見えるのが今回作成したケーブルです。
Amazon-Basicなニッケル水素電池からUSB-DACに外部電源供給する構成です。
写真はノーマルなニッケル水素で3.5時間くらいの持ち。
大容量タイプだと5時間くらい持ちそうな感触でした。
音質は、
ケーブルのせいではなく、バッテリー駆動の恩恵で
太く逞しい感じになって良いです。
USBアイソレーターの追加でその太さは
筋力そのままにシェイプアップするような感触。
人によって感想は違うでしょうけれど、遊べます。
皆さんも自己責任で遊んでみては如何でしょうか?
2021/03/11追記:
ELECOMのAUDIO用USBケーブルでも外部電源化やってみました。USB端子側の電源5V端子を撤去する工夫をしたことでなのか分かりませんが、不思議なことにこちら↓のELECOMの外部電源化の方が音が良いです。
おしまい