ブルーズ、夜から手拍子で、
街灯下で鳴らされた、貧しきものが眠らぬ街で、
安い酒を交わしては、
その場限りの情けをかける、
歌舞いた桜を背に負って、
そいつの花弁を奪う虎、雨は上がりし盃に、
乗る淡雪と口角吊り上げ眉ひそませて、
狂舞い、今日舞い、響舞いと、
鉄ゲタ手にして樽を割る、
ブルーズ、朝から闇を撃つ、
ダイス転がし行く宛すらなく、
天が選びし定めをねらう、
葡萄酒、樽ごと飲み干した、
歌舞いた今日も雨が鳴ってた、
雪舞い化粧の枯れ枝を、
泥ごと煙草に見たて吸う、
蝶舞い、高邁、新参者は、
韋駄天転がし、明日を見ず、
ブルーズ、明日は明日だと素知らぬふりで、
眉をひそめて富める者の憂いを嘲け、
義賊に沸く街、その姿は知らぬが良いと、
晴れ間の道行く根無し草、
死に急ぐは誰彼となく、
そいつは我が身と重なれど、
死に急ぐは愚弄なものか、そいつは我が身に近くあれ、

