“the snake head interviews -part 4-” | ワールズエンド・ツアー

ワールズエンド・ツアー

田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!

“それよりさ”
彼は続けて話し始めた、話し相手さえもいなかったのだろうか、溢れるように言葉を紡ぎ出す。

口調すらも変化した、一言一言を探し出すように連ねた少し前とは違う。
理路整然と語るそれは事前に用意された原稿を読むアナウンサーのようでさえあった。

その間、何を語っただろう、そうたいしたことではなかったかもしれない、だが、その奇異に充ちた過去は平凡に生きたいと願う僕とはあまりに掛け離れた異世界の物語、丁寧な作り話のようだった。

“ねえ……”
突然に甘える子供のような口調に変わる、人格がギヤ・チェンジするように、最初のニュートラルな彼が現れる。

ねえ、どうして僕を知ったの?
どうしてここに来たの?
なぜ僕に会おうとしたの?
ねえ、ねえ、ねえ。
繰り返される「ねえ」。
アタマのなかを回転する「ねえ」から始まる質問。
ねえ、どうして。
ねえ、なぜ。
ねえ、だから。

応えられず尻込む。一呼吸おきたいと願う。だが、彼はそれを許さない、なだれ込むように核心へと迫ってゆく。

ねえ、本当に僕はずっとここにいたって思う?
こんな暗い部屋でずっと独りで?
僕はこの姿だよ?
食事も摂らず、水道水だけで生きられる? ヒト……いや、ヒトでなかっても、それじゃあ生きられないってことは分かるよね?

君みたいにさ、何処かで噂を聞き付けて、この部屋を訪れるヒトはわりにたくさんいるんだよ。
言ってる意味は分かるよね?
少しじゃない。
たくさん、いる。

なぜ、僕が蛇を髪に住まわせてるか、それを君に教えてあげるよ。
そうそう、そんな目つきだよ。
仕事として来たわけじゃないよね?
それだけじゃないはずなんだ。
ねえ、その好奇と恐怖に揺れる視線を受けたことって、そんな気分は君には分かる?


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to be next “the snake head interviews -part the end-