
森の木々さえ色づく赤は、
眠りからは目覚めなくも褪せずに散り舞い、
日々をまた切り裁く、
求めたのは優しさなのか甘みに過ぎぬか、
どちらにせよ束の間をゆく孤独、今日を深くも透徹、
冬支度のリスとウサギはキスをしながら、
渇いた葉を弄ぶ、小さな坂の我が家に急ぐ、
“いつかまた”を目配せしてる、
寡黙な日々を生きしヒトには遠かれど、
やがては永久の眠りに着く日まで、
支度だけを重ねる日々か、
眠りにつく木々を眺めて、
火蓋を切る狂騒に、疲れ果てもするだろう、
それでなおも我々ヒトは、
濁る流れに飲まれながらも生き抜く他に術はなく、
狂騒やら競争やらを、
誰かを思う狂想歌にし、
ただのひとつであるにせよ、
せめては慈愛だけを歌にして、
