
夜に見紛うほどの夥しきは虫の羽根、耳を裂くほど踊り狂うその景色、窓から見つめる子供達はなんだかそれを不安そうにも嬉しそうにも眺めてる、
再生なんて信じない恋人達はキスをしながら終わりに目を背け、美しき想い出を抱きよせた、そして終わる世界で眠りを待って、
不良たちは羽根を焼き払いに騒いでた、終わる終わらないは別にして、見慣れぬ景色がただ嬉しいだけらしい、
不愉快ながらも続いてた、その世界に最期が迫る、僕らはただその景色を流れる時間として、もうそれでいいからって、
またいつかこの羽根を思い出す、そんな日がくるのなら、
またいつかこの羽根を過去にする、生き延びることができたなら、
舞い散る鱗粉、一粒ずつが発光してる、
舞い散る羽根から落ちる粉、それで夜は明けてゆく、
どんなふうに明けるとも、僕らはこの終わりを待つ世界に生きる、
そう、まだ生きている、終わりを待つこの世界で、