
道化じゃない
オリーヴグリーン、モッズコート、先の尖ったサイドゴア、
ハンパなパンクス、口数少なく漂う気配に意識を澄ます、
無人の孤島にいる気分、それがなぜか心地好い、
誰のひとりも理解者なんていないだろう、
踏み消す吸い殻、偽造のヤツで、
“いらねえんだ、何もかも、吐き気さえも我慢してんだ”
居座る、腐ったどこかのソファ、脚は死んだ鹿の骨、
いつからかここにある、折れてしまえば楽だろうに、
“俺が絶えるかオマエが折れるか、どっちでもいい、
最期まで付き合うのは俺以外にはいないだろ”
色なんて忘れちまった、鳥の落とす羽根は薄暗い、
ここに落ちろよ、首根っこをへし折るよ、そのぶん呼吸しなくていい、
この世界に色なんてない、何もかもが朽ちるに過ぎない、
そこで生きる、それ以外に何がある、
道化を見たい、それくらいなら演じてやるよ、
そのぶんくらいは出すもの出しな、いい加減ウンザリなんだ、
道化をタダの見世物だと思うなよ、
道化をタダの見世物なんかに思うなよ、