大地を離れ 空を突き抜け天まで届く階層の塔 高きに住むは選ばれし者たちで 下層に生きるは選ばれなかった者たちだ
誰がそれを選ぶのか 例えばそれを神だとしよう 選ばれし人々が自らの都合に合わせて造りし神だ
高き場にいる人々は下ばかりを眺めて喜び 地を這わされる下層の者は 塔の頂 雲の上を睨みながら憂いてる
その足音は天には届かず 垂れ落とされた唾液を浴びる 塔が崩れ落ちない限り それは永遠に連鎖する
祈りを阻むかのように 階と階の間に鉄が挟まれ 投げつけた石くらいでは音さえ鳴らない
最下の剥げた大地に住むロメオ 大地の揺れを聴いていた それによって傾きかけた塔の頂 光に照らされているのを見てた
少年ロメオ 鳴らせる金属拾い集めて雄叫びながらリズム鳴らした 伝わり響くノイズにも似た 荒々しいリズム 狂い始めたビートの嵐
ただの乱痴気 馬鹿騒ぎ 冷たい目をして見る下層暮らしに慣れた者 ロメオは憧れなどなくて 衝動まんまに岩さえ転がる打楽器鳴らした
血走る眼差し 沸騰する血 細胞さえも焼き尽くす ロメオは炎の塊で 揺さぶるビートに子供たちは踊り始めた 高く見上げることに飽き 踵で大地を踏み鳴らし 無意味で歪んだ言葉吐き出す
揺さぶって転がす感じ
揺さぶりながら転げる体
ロメオが鳴らすは“ロックンロール” 誰かが口にし、子供たちはその言葉を叫び始めた
反逆のリズムとビート 反撃のノイズとリリック
ロックンロールが鳴り始めた
ロックンロールが鳴り始めた