“悪魔の子”ユリウス | ワールズエンド・ツアー

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田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!

受難のために彼は生まれた、異端と見なされ、ユリウス、彼は13歳で断頭台にかけられた。

罪名などない、彼を産み落とした日、父と母は悪魔を生みし呪われし者として、錆びたギロチン、血を吸われてる。

鷲の眼をぎらつかせ、薄い背中を破って伸びた細い骨、やがて一対、翼になって、それぞれ異種の羽根に育った。

右にカラスを、
左にハトを、
ユリウス、その青い髪、夕の闇に溶ける前のグラデーション、空の色。
星がまたたく前の色。

呪われしとヒトになれずに、羽根があるとも空には行けず、彼は死を待つ寸前、
神に祈った、
神は笑った、
差し延べる手などあるはずもなく、ユリウス、突き動かす衝動のまま、飛べないはずの翼を広げた。

宙に浮かび上がる、感嘆、悲鳴が響きわたって、血を吸うはずの断頭台、彼はその咆哮にして村と村人たちを焼き尽くし、受難を浴びせた天に向かって飛び立った。