■切り裂きジャック振り回したナイフ、空を切り裂いて。傷から天は血を流し、赤く染めて夕は焼け、乾いた血が夜を始める。夜空に傷は探しにくいけれど、ジャックはやはり朝を始めるためにナイフを振るう。夜は眠っていた薄い血を流して、飲みこんだアルコールを青白く吐き出し、朝が始まる。彼はそう分かっていて、だけど、そのことは誰も知らない。