ナイトウインド - 夢への誘い -  -7ページ目

ナイトウインド - 夢への誘い - 

あなたの心を吹き抜ける 私はただの夜の風。                               
今宵も夢の世界へと あなたをそっと誘いましょう。          


ナイトウインド - 夢への誘い - 




          今にも滴り落ちそうな


         透明な世界に映るのは


         向こう側とそっくりでも


        閉じ込められ歪んだ風景



          堕ちた瞬間に壊れて


         跡形も無く消えてしまう


          儚い命とは露知らず


        きらきら綺麗に光る一滴



         借り物の色は揺らめき


         定まらぬ景色映し出し


         次第に膨らみ広がって


         堪え切れず地に堕ちた








ナイトウインド - 夢への誘い - 



          雨が降る 雨が降る


          大地を潤し 森を育む



          雨が降る 雨が降る


        優しく激しい 恵みの雨が



         森よ大地よ 喜び歌え


         慈しみ深き 神の恵みに





          雨が降る 雨が降る


         大地を汚し 森を枯らす



          雨が降る 雨が降る


         人の汚した 死の雨が



          森よ大地よ 怒り叫べ


         罪に穢れた 人の行為に






ナイトウインド - 夢への誘い - 




         思い出を濃く描き過ぎて


         上手く消せやしないんだ


         仕方がないからその上へ


          新たな思い出重ねてく



         いつか全てが混ざり合い


         深く美しい色彩に変わる


          思い出たちで描かれた


        人生という名の一枚の絵画






ナイトウインド - 夢への誘い - 




         幼い子供の手を引いて


         歩いて近くの神社まで


          近所の人で大賑わい


          出店立ち並ぶ秋祭り




          笛や太鼓のお囃子に


        小さな我が子は踊り出す


          綿飴買って手渡せば


         ぱくりと喰いつきご満悦




         健やかに育つ幼子に


          今年も実り多かれと


         賽銭投げて手を合わせ


         感謝と祈りを捧げます






ナイトウインド - 夢への誘い - 




         澄み渡る青い空の下


         静寂が時を刻んでる



         鏡のように静かな水面


          深い碧を湛えた湖





        一陣の風が吹き抜けて


       鮮やかな紅葉舞い散らせ



         水面に紅浮かべては


         再び還る静けさの中





        沈み消えゆく燃える赤


         湖の底で色褪せて



       朽ちて無くなるその日まで


         儚い夢を抱いて眠る






ナイトウインド - 夢への誘い - 



        人生は当てのない旅路


        道なき道を彷徨い歩き


        地図の破片を集めては


        繋ぎ合せて道を探ってる




        僕の地図が示す道の先


        誰と繋がっているだろう


        幾つもの出逢い繰り返し


        破片を照らし合わせてる




        地図が完成するまでは


        目的地なんて分からない


        完成図を作り上げるのが


        人生の目的なのかもね




        未完成の地図を片手に


         今日も僕は歩いていく


        沢山の出逢いで広がる


        無限の世界を見る為に






ナイトウインド - 夢への誘い - 




         僕が目の前を横切ると


         不吉だと言って嫌われる



         好きでこんな真っ黒に


       生まれたんじゃないのになぁ





         異国の地では僕たちは


         魔法使いの使い魔だって



         別に誰かに使われる気は


        これっぽっちもないのにねぇ





         艶やかな黒い毛皮を纏い


         闇夜に妖しく光るその瞳



         素敵な表現だけれども


       だからどうってこともないのさ





        陽だまりで日向ぼっこして


          コタツの中で丸くなる



        他の仲間と何ら変わらない


         ただの猫だよ僕たちは






ナイトウインド - 夢への誘い - 




        鮮やかな赤に身を染めて


         はらり舞い散る一葉よ


          儚き命と燃え尽きて


         水面に浮かび流れゆく




         涼やかな風に恋焦がれ


         想いに満ちたその色は


         清流の中で揺らめいて


         秋の色香を山野に運ぶ





ナイトウインド - 夢への誘い - 




          僕の抱える心の中は


        ガラクタだらけのおもちゃ箱


         要らないモノが増え過ぎて


         大事なモノが見つからない




        耳のとれたクマのヌイグルミ


        鳴らなくなったオルゴール


         大好きだったはずなのに


         今では想い出語るだけ




       空気の抜けたサッカーボール


          もう動かない腕時計


          直せば元に戻るのに


        ガラクタの山に埋もれてく




        最新モデルのプラモデル


       今流行ってる新型ゲーム機


         ついつい心を奪われて


        新しいモノに目移りしちゃう




         気づけば僕の心の中は


       ガラクタだらけのおもちゃ箱


        想い出さえも取り出せない


         夢の残骸抱えたままで





ナイトウインド - 夢への誘い - 



          秋ですよ 秋ですよ


      先日木の葉のお便りが届きました



       赤や黄色やオレンジに色づいて


        ちょっぴり虫さんにかじられて



          秋風の郵便屋さんが


          運んできてくれました





       ふと見渡すと いつのまにか


         辺り一面いっぱいの秋



          秋風さん 秋風さん


         溢れるような幸せな秋を


            どうもありがとう