ナイトウインド - 夢への誘い -  -6ページ目

ナイトウインド - 夢への誘い - 

あなたの心を吹き抜ける 私はただの夜の風。                               
今宵も夢の世界へと あなたをそっと誘いましょう。          





ナイトウインド - 夢への誘い - 



         穢れなき君のひと雫


         僕の胸に沁み入りて


         固き蕾をほころばせ


         一輪の華咲き乱れる



         変わりなき君の恋心


          僕の胸を震わせて


         堅き鎧を消し去れば


          大輪の華咲き誇る






ナイトウインド - 夢への誘い - 



       麗らかな春の日差しを浴びて


       野原いっぱい花咲くたんぽぽ


       まるで地上のお日様みたいに


       輝く笑顔を振りまいているよ



        愛を詰め込んだ白い綿帽子


       優しい風にゆらゆら揺れてる


       小さな可愛い綿毛がふわりと


         春風に乗ってどこまでも




        大事な種を抱え舞い上がり


         青い大空を自由に旅して


        遥か遠くのあなたの街まで


        いつか花開く笑顔を届けに



         そっと蒔かれた小さな種は


        大地に抱かれやがて根差し


         また巡り来る暖かな春に


        幸せな笑みを振りまくでしょう






ナイトウインド - 夢への誘い - 



         小さな幸せ集めたら


         心いっぱい花が咲く



         一面広がるお花畑で


         沢山の夢を育てよう






ナイトウインド - 夢への誘い - 



         吹く風はまだ冷たくて


         時折凍えるような寒さ


         ゆえに恋しさ募りゆき


         早いと知りつつ花開く



         どうぞ私に振り向いて


         寒風に耐えて咲き誇り


         千切れそうな花びらを


         震わせながら春を待つ




         けれども春はまだ遠く


         焦がれる心に応えない


         色濃い冬の気配に隠れ


         遥かな空で高みの見物



         届かぬ想いを胸に秘め


         儚く散りゆく早咲き桜


         風に舞い散る花びらが


         春の到来を告げている






ナイトウインド - 夢への誘い - 



         過ぎ去りし夢の残り香が



         仄かに立ち昇り淡く漂い



         胸の奥に仕舞い込んだ



         記憶の欠片を呼び醒ます





         夢に惹かれて寄り添いし



          刹那の恋は散りゆきて



          今は遥かな遠き地より



         流れる風の便り届くだけ





          闇夜に妖しく咲く華は



        其処に在るからこそ美しい



          夢の中で漂い続ける



        残り香にただ酔いしれたい






ナイトウインド - 夢への誘い - 



        僕らの頭上に広がる空は


        綺麗に描かれた青い絵画


        ガラス張りの向こうには


        光も届かぬ穢れた曇り空




       野に咲き乱れる花の香や


        頬撫でる爽やかな風を


        体感することさえできず


        造り物の中で生きていく





       動物たちと出逢えるのは


       触れられぬ檻の向こう側


       野菜や果物は店頭に並び


       入手するにはお金と交換




        生命の重みは軽視され


        捨て犬捨て猫増え続け


       家で飼えない生き物たち


       育成ゲームで育っていく





        本物を知らぬ子供たち


       そのまま大人になっていき


       リアルな世界は遠のいて


       仮想現実が世を支配する




       この先一体どうなるのか


       誰ひとり知るはずもない


       今日も上を見上げれば


       ガラスに描かれた青い空






ナイトウインド - 夢への誘い - 




         鮮やかに染まり色づいた


          山々も今は色褪せて


          儚く散りゆくその様が


         秋の終わりを告げている




         寒空の下で佇む木々に


        名残り惜しげにしがみつく


         まばらな枯れ葉も落葉し


          冬の到来知らせてる






ナイトウインド - 夢への誘い - 




        雨でもないのに部屋の中


         ペンギンの絵の傘の花


       ラップの芯でチャンバラごっこ


        とばっちりで辻斬りに遭う



       ダンボール箱は電車になって


         部屋中ガタゴト走ってく


        広告で作る紙ヒコウキは


        最後はバラバラ紙ふぶき




        毎日足の踏み場もない程


       散らかるオモチャのお片づけ


         今日も嵐に見舞われた


        部屋を見回し溜め息をつく



       イライラするなと言い聞かせ


         子供と一緒に片づける


       上手にできたと褒められて


       笑顔の子らにつられて笑顔






ナイトウインド - 夢への誘い - 




          学校終われば塾通い


        遊びは部屋で対戦ゲーム


           信頼できる友もなく


         家族でさえも頼れない



         大切なのは何だろう?


          教えてくれる人もなく


        荒んだ社会に翻弄されて


       大人になれない大人は増える



        そんな人々が社会を担い


         世の中はさらに壊れてく


       こんな世界で生きてく子らに


       どんな未来が待つのだろうか





ナイトウインド - 夢への誘い - 




        貴方がいるただそれだけで


        この地上は光あふれる楽園


         私の心は幸福で満たされ


         全てが愛おしく感じられる




        足元に咲く小さな野の花も


      木々を飛び交いさえずる小鳥も


          今この時を咲き誇り


          声高らかに讃え歌う




        海や野山を流れゆく風も


     いつしか変わりゆく季節の移ろいも


           自由の香りを届け


         時の流れを教えてくれる




         殺伐としたこの世の中


       大切なものを見失っていた


         貴方と出逢えたことで


     多くの幸せに気づかせてもらえた




         たとえ遠く離れていても


        貴方のくれた想いは永遠


        貴方がいるただそれだけで


        この地上は光あふれる楽園