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主にメンタル関係の本を中心に紹介したいと思います。

東京都内では、帰宅困難者のために施設が開放されている。
開放されている施設の一部は以下の通り。

東京体育館、東京国際フォーラム、日比谷公会堂、千代田都税事務所、新橋第一ホテル、品川プリンスホテル、東大本郷キャンパス、新宿高島屋、明治大学(御茶ノ水)、立教大学(池袋)、青山学院大学(表参道)など。


東北の太平洋沿岸で、3月11日 14時46分に発生した国内の観測史上最大のマグニチュード8.8の地震(東北地方太平洋沖地震)について。



マグニチュード8.8


発生時刻 3月11日 14時46分

震源地 三陸沖

位置  緯度 北緯38度  経度 東経142.9度

深さ 約10km


<地域最大震度>
震度7 宮城県北部
震度6強 宮城県南部 宮城県中部 福島県中通り 福島県浜通り 茨城県北部 茨城県南部 栃木県北部 栃木県南部
震度6弱 岩手県沿岸南部 岩手県内陸北部 岩手県内陸南部 福島県会津 群馬県南部 埼玉県南部 千葉県北西部

<市町村震度>
震度7 栗原市
震度6強 涌谷町 登米市 大崎市 名取市 蔵王町 山元町 仙台宮城野区 塩竈市 東松島市 大衡村 白河市 須賀川市 二本松市 鏡石町 楢葉町 富岡町 大熊町 双葉町 浪江町 新地町 日立市檜山 笠間市 筑西市 鉾田市 大田原市 宇都宮市 真岡市 高根沢町

テレビを用いた公開実験


①の続き


この仮説について、1983年にテレビを用いた公開実験が行われている。


行ったのはイギリスのテレビ局。

だまし絵を2つ用意し、一方の解答は公開しないものとし、もう一方の解答はテレビによって視聴者200万人に公開する。


テレビ公開の前に、2つの絵を約1000人にテスト。

テレビ公開の後におなじように別の約800人にテストをする。

いずれも、この番組が放映されない遠隔地に住む住人を対象とした。


その結果、テレビ公開されなかった問題の正解率は放映前9.2%に対し放映後10.0%であり、もう一方のテレビ公開された問題は放映前3.9%に対し放映後6.8%となった(解答が公開されなかった問題の正解率の上昇に比べれば統計学的に意味のある数値の上昇である)。


これにより『公開されなかった問題では正解率は余り変化しなかったが、公開された問題は大幅に正解率が上昇した』とされた。



百匹目の猿現象との関係(芋洗い行為=TVで公開されただまし絵)


これが百匹目の猿現象とどういう関係があるのかというと、要はこの実験は人工的に百匹目の猿現象でいうところの「芋洗い」の行為を作りだしたことになる。


 芋洗い行為=解答がTV公開されただまし絵


だまし絵の解答をテレビを使い広めた後で、そのテレビ番組とは接する機会のない遠隔地に住む人々(百匹目の猿現象でいえば、芋洗い行為を行う猿の集団とは何ら直接的な接触を持たない遠隔地に住む猿ということになる)に、そのだまし絵を見せた。その結果、その人たちはそのテレビ番組を見ていないにも関わらず、ただ接触を持たない他の人々(テレビを見ていた二百万人の視聴者)が解答を知っていたという理由だけで、有意に正答率が上がったということになる。

それが「直接的な接触が無くても、ある人や物に起きたことが他の人や物に伝播する」という説の根拠の一つになるのではないかと言うことである。


続く


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