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こんにちわ!
どうも、けんちゃんです!
今回の偉人の似顔絵は
政治家の犬養毅さんです。
犬養毅さんは1855年、
備中国、現在の岡山県岡山市で生れます。
幼名は仙次郎
犬養家は桃太郎伝説で有名な
吉備津神社、吉備津彦神社とかかわりが深く、
桃太郎のお供、犬、サル、雉の犬のモデルとなった
犬飼武命(いぬかいたけるのみこと)が先祖と言われています。
岡山県出身初の総理大臣で
今回は調査のため実際に犬養木堂記念館に行ってきました。
※木堂(ぼくどう)とは、"号"、つまりペンネームのようなものです。..
※ 歩いて五分ぐらいのところに駐車場があります。
犬養さんの詳しい年表から、描かれた書や肖像画を見れたり、
肉声の録音も聞くことが出来ました。
犬養毅さんといえば
「話せばわかる!!」
...の言葉が、有名ですが、これは"命乞い"というより
"説教"と捉えたほうが近いかもしれません。
記念館内の資料や、犬養毅さんの孫で当日
五・一五事件現場を経験した犬養康彦さんの講演を記録した
「五・一五事件と私」
※記念館で200円で買いました
によると実際の事件のあらましはこんな感じだそうです。
1
昭和7年 五月一五日 日曜日 午後五時二五分ごろ
首相官邸に海軍将校、陸軍士官候補ら九名が
タクシーを使って訪れます。
2
発砲し、強引に入ってきた将校たち
首相官邸はパニックになるが犬養毅さんは
「心配いらない。会って話を聞こう」と全く慌てる様子を見せない。
3
犬養毅さんを見つけた三上中将は、いきなり拳銃を発砲
しかし、たまたま弾が入っておらず、不発になります。
そこで犬養毅さんは「騒がなくても、話せばわかる。あっちへ行って話を聞こう」
と、再び落ち着いたまま、将校たちを客間へと案内します。
4
その客間で、土足だった将校に対し
「靴ぐらい脱いだらどうじゃ」と言った直後、山岸中将が「問答無用、撃て!」と叫び
黒岩少将、三上中将がそれぞれ1発づつ銃を撃ち、将校たちは走り去ります。
5
銃声を聞きつけ飛び込んできた女中(メイド、お手伝いさん)のテルさんに
犬養さんは「テル、今の若いもんをもう一度連れて来い。話して聞かせてやる!」と
伝えます。
6
その後、すぐに病院に運ばれ、最初は意識もハッキリしていていましたが
病院に入って6時間ほどたった11時26分ごろに亡くなります。
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犬養毅は『話せばわかる!』と言ったが
将校たちに 『問答無用!』と言われ射殺された。
とは、かなり事件の内容を省略した形になっていて
詳細を知らない後世の人は誤解をしてしまいそうですね。
長くなりましたが、犬養毅さんの似顔絵を描かせていただきます。
下書きの下書きです。
生家の和室をイメージした場所にどっしりと構えている犬養さん
「話を聞こう!」
A4用紙に下書きをします。
和服のデザインはネットで調べた和服を着ている犬養毅さんの画像を
参考にしました。
形を整え、ペンで輪郭線を描いていきます。
背景、パースを取って描かせていただきます。
肌色からぬりぬり
今回は落ち着いたカラーで完成させます♪
完成でーす!
後ろの書は犬養さんの描かれたものを参考にしましたが、
全く再現できませんでした
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今回は僕の住んでいる岡山県の偉人をご紹介させていただきました。
なかなか"話し合い"で解決とはいかないものですね。
一見、「これはちょっとマズイんじゃないの?」って言葉でも
すぐに炎上したり言論封殺されず、「これはどういう意味?」ってよく議論しあう
自由な社会がいいな、って思います。
すぐにカッとした時って、いいこと無いですもんね
以上、偉人の似顔絵、『犬養毅』さんをご紹介しました。
にがお絵ショップオープンしてます。
可愛く描きます。
応援よろしく!