先日、
パパの母（息子の祖母で、わたしの元お姑）が
久しぶりにお逢いした時に、
「最近映画化された
村上春樹の原作に興味がある」
と話されていたので、
その作品をわたしは
単行本の発売当時に図書館で借りて
読み終えていたのだけれど…
先日、
こちらの本を購入し、
元姑にお貸しする前に
既にその内容を忘れ去ってしまっている
映画化された短編小説
「ドライブ・マイ・カー」
その一作だけを読み返してみました。
ネタバレ前にサヨウナラの方の為？に。笑
本日の写真はこちら…
黒い毛が長いまつ毛にも見えて
何気に女子力高いかも!?です。笑
・・・・・・・・・・・・・
…では、改めまして
続きをば。
「ドライブ・マイ・カー」の
主人公の男性は、
亡き妻と関係を持っていた相手の
最後の一人に自ら声を掛け、
生前の妻について
語り合うことを求め、
一見友人のような不思議な関係を
複雑な想いを閉じ込め演技を混じえつつ
半年くらい続けていました。
この作品を読みながら
わたしは、
このような関係に身に覚えがある
…と、
すっかり忘れていたことも含めて
想い出したのです…
そもそものきっかけは、
離婚することを決意したわたしから
パパの浮気相手である彼女へ
度々電話をかけていたこと…
因みに、
どーやって彼女の電話番号を見つけ特定したのか？
については、こちらに書いていました
確か初めの電話の第一声は
「離婚することに決めました」
「なので、慰謝料を払ってください」
だったような…(*´∇｀)
我ながら
これ以上はないくらいストレートな
物言いですね。笑
パパと離婚し幼い息子と生きてゆく上で
現実的に一番不安だったのは
経済的なこと、だったので…
ある程度の保証？がないと
踏み切れませんでした。
そして、
彼女はこの上なく潔く
わたしが希望した金額を
支払ってくれたのです（分割払いでしたが）
約一年もの間、
ごねて調停を繰り返したパパとは
えらい違い…笑笑
前提として「離婚」があったから
…とは言え、
わたしも彼女もお互いに
清々しいくらいキッパリと
割り切っていたと想います。
そうしてわたしは
気付いた時には、
そんな彼女に好感を抱いていました。
元々同じ男性を
好きになってしまうくらいには
趣味が合う相手ではある訳で…
わたしからかける電話で
何度も話している内に
まるで
共通の友だちのいる
気の合った新しい友人同士のように
会話は弾み、
やがて話題はパパのことからも逸れ、
わたしは彼女の人柄に
どんどん惹かれてゆきました。
そんな彼女とわたしが逢ったのは
たったの一度だけ…
直接お目にかかった時は
流石にお互いに気不味く
複雑な心境もあったのですが…
やはり
楽しく会話が弾んだ…と
記憶しています。
そんなわたしが
彼女と連絡を断つことになった理由は
「このような関係は、
やはりオカシイ…」
と、彼女に告げられたこと
…でした。
まあ…
フツーに考えれば、
そうなのでしょう。
離婚を決意した妻と（当時、未だ調停中）
慰謝料の支払いを始めている不倫相手…
幾ら気が合うからとは言え、
幼い息子からパパを奪った事実は
心の奥底に燻り続けてはいましたし、
彼女も罪悪感を抱かずには
いられなかったのでしょう…
わたしと彼女の関係は、
半年も続きませんでしたが…（確か）
最期の電話を切った後には
大切な友人を失ったかのような…
寧ろ、
今後も彼女との関係を継続できる
パパに嫉妬してしまいそうになるくらい…笑
短期間で一気に親しくなっていたので、
ちょっとした喪失感を味わったのでした。
…という過去の想い出が
この短編小説を読み進めると同時に
鮮やかに蘇って来たのです
多分このブログでは、
離婚に関するエピソードについては
多くを語らずにいました。
去年のこちらのエントリーくらい…？
が…
わたしの癌子ちゃんは
乳がん
で、
うつみんからは
「浮気されただけで充分理由になるよ」
と言われていたこともあり…
こうして不意のきっかけで
想いが溢れることがあれば、
しっかり過去の自分とも向き合い
対峙してゆこう…
そう想ったので、
こうしてここに記しています📝
長文に最後までお付き合いくださり
ありがとうございます
結局、
「ドライブ・マイ・カー」
の内容については
それ程深く書かずに済んだので…
中途半端過ぎて気になられた方は、
是非原作を読まれてください📖
わたしも他の短編小説も読みたい…
けれど、
未読の積読を優先して読み進めます…📚
ありがとうございます
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