桜は大好きな花のひとつ


なのに…



桜の季節は

哀しい想い出がたくさんあり過ぎて


その当時が瞬時に蘇り

重苦しく胸が締め付けられるように

感じることがあります…






8年前の今日も。



前日の日曜日、

息子と、従妹親娘と

お花見に行き


とても楽しくて、

わたしは帰宅してからも

はしゃいでいました。



翌日は


普段通り余裕なく朝の支度をし、


家族への挨拶もおざなりなまま

慌ただしく家を出ました。



父と会話を交わしたかさえ

記憶に残っていません…



仕事を終えて帰宅すると、

父が亡くなっていました。


それは余りに想いがけなく

突然過ぎて


狼狽しつつも

どうにか冷静さを保とうとし、


周囲からの助けもあり

それなりに

立ち居振る舞うことができました…




ただ。


父の最期の表情を初めて見た時…


「わたしはこの表情を

    一生忘れることは、ないだろう…」


確かにそう、想ったのに…


葬儀を終え、

父の肉体がこの世の何処にも

存在しなくなってから


その表情を、


父の最期の顔を…

全く想い出せなくなっている

自分に気付き、


愕然としました…



わたしの名を呼ぶ

あの穏やかな声は

今でも鮮明に

想い出すことができるのに…



わたしの中の父は

遺影の写真そのままの

ちょっと困ったような、

けれど、

いつも優しく微笑んでいます。







桜の花を見上げると


どうしても

涙が込み上げて来てしまうのです…





父が亡くなった数年後…

わたしは癌子ちゃんの診断を受け、

多くの方々に出逢いました。
自分から逢いたい方に逢いにゆきました。

その方々は、
癌子ちゃんの治療ではなく

わたしの心に
無自覚なまま静かに沈殿していた

声に出せない後悔や哀しみに
少しずつ丁寧に真摯に向き合い

癒すきっかけを与えてくださり
時には心寄り添い
助けてくださいました。



未だ今年も
桜を見上げては
人知れず涙を零してしまった

けれど…


わたしは明日も変わらず
できるだけ笑顔で
この世を生きてゆきます。

再び父に逢える
その日まで。


…待っていてね…

きっと時間という概念は
父のいる世界にはないハズなので…



多分にそう遠くない未来に

父に抱きついて泣きじゃくる
まるで子どものようなわたしの姿が

見えるような気がしています…





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今日もお付き合いくださり
セキセイインコ青ありがとうございますハムスター
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