ーききがたり

ときをためる暮らしー

つばた栄子・つばたしゅういち


冬ごもりの間に読んだ本。

映画 人生フルーツ で

たくさんの人の共感をよんだ


「だんだん美しくなる人生」を目指し

手足を動かし暮らしを

自らの手で創り出し生きてきた

おふたりの記録。


………

ー自給でね、貧しいものを食べていると思ったら大まちがいですよ。最高級のものを食べて、最高級の暮らしをしていると、僕なんかは思いますよ。

うちに預金通帳はないけど、この預金に当たるのが、キッチンガーデンなんですよ。(修一さん)

………

おふたりの暮らしの軸は

果樹や野菜を育てる

キッチンガーデン。

 

建築家の修一さんが

視察したヨーロッパで

キッチンガーデンに共鳴。


「庭のない住まいは

住まいといえない」


・・・

・ドイツのキッチンガーデン

《クラインガルテン(市民農園)》

産業革命期に失業対策を兼ねて

市民の手で開墾。


・ロシアのキッチンガーデン

《ダーチャ(自家菜園)》

政治・戦後の変革の中、

食べ物を自給でき生き延びた。


ヨーロッパでは

耕す庭が欲しいといえば

第三の社会保障制度として

庭を提供される。

与えられる福祉に頼らず

自力するシルバーを育てる

社会的工夫。


(ヨーロッパでは庭のない住居に住む

9割の人が庭を手にしている)

・・・

"どういう形で自分の庭を取り戻していくかはそれぞれが考えるしかないです"


"まずはプランターで野菜を育てることをはじめられたらどうでしょうかね"


・・・

終戦間近女学生時代に

通っていた工場に爆弾が落とされた。


その日、空襲警報が鳴り

家に帰りたいと思った直感に従い

電車に飛び乗り命を取り留め

"自分の考えに従って生きようと

強く思うようになった"

と話す英子さん。


"自分の舌の感覚を大切に"

"まずは自分が"

"自分の勘で"

"自分にそなわった感覚で"

"自分で感性を育てる"


英子さんのお話には

自分で考え行動することの大切さが

いつも織り込まれている。


自分でモノゴトを判断し

行動することが基本のおふたり。


"世の中のしきたりに従って

流されて生きると、

決して幸せなことにはならない"

(修一さん)


・・・

快適なものは

川や海、地球を汚す。


自然に逆らった暮らしはせず

便利さだけを求めず

手足を使い少ないもので

シンプルに生活していく修一さんと英子さん。



ー大量生産の商品は

自分の理想に近いだけで

理想ではない。


自分がなにを求めているかを知り、

自分でつくり、自分で消費する。


自分が自分の解決者にならない限り

満たされることはないー


前に"自由なラジオ"で

聴いた話を想い出しました。


(…そういえば稲垣えみ子さんも"自分が自分の解決者"となり"最強"になった人…)

・・・

・・・

こちらは、

修一さん英子さんおふたりの執筆。


震災前に読んでいたけど

もう一度レンタル読書。