11月3日は
特別ガイドウォークに引き続き、
コウノトリ保護増殖センターの
"約束のゲージ"ガイドウォーク

兵庫県豊岡市にある
ふだんは一般非公開の
"コウノトリ保護増殖センター"。

1965年に建設されたこのセンターは
日本の野生動物の保護の歴史の中で
最も古い保護施設だそうです。

山あいにある緑豊かなセンター内を
スタッフの方々に
ガイドしていただき歩いてきました。
敷地内には
ドーム型や四角いゲージがたくさん。

コウノトリが過ごしやすよう
改良を重ねているそうです。

時折、
水浴びする羽の音や
くちばしを鳴らしてクラッタリングする
音が響いてきました。
・・・
このガイドウォークのメインは
"約束のゲージ"の見学。

絶滅の危機の中
ヒトの手で捕獲し保護したコウノトリを

ー「いつかは 野に帰す」ー
そう誓ったゲージ。


1965年、
その約束を果たすために
いちばん最初に建てられた
コウノトリとの"約束のゲージ"。

コウノトリ保護、繁殖という
未知への挑戦に踏み出してから
年月と共に錆びてしまったゲージ。
(2010年老朽化により使用中止)

これからまた修復して
再度利用することも考えているそうです。
(…予算がつけば)

絶滅させまいと保護しても
戦後、農作物の大量生産ために
散布された農薬の影響を受け
水銀に侵されたたまごは孵ることなく
次々と弱り死んでいく日本のコウノトリ。

1971年、
野生のコウノトリは絶滅。

1985年、
ロシアから贈られた
6羽のコウノトリから繁殖に成功。

2002年、
飼育数が100羽を超え
2005年、
コウノトリを野外へ放鳥。

ついに約束を果たし
大空へ還すことができました。


現在、野外コウノトリは100羽。

飼育コウノトリは
コウノトリの郷公園 61羽、
コウノトリ保護増殖センター 37羽、
放鳥拠点 2羽、
合計100羽(H30.11.1現在)。
(配布資料参考より)
・・・
生産性最優先のもと人間性を見失い
コウノトリの生息環境を奪ったヒト。

ーコウノトリの野生復帰は
生態系全体の再生であり
"人間本来の「豊かさ」の追求"ー


ー「いつかは 野に帰す」ー
コウノトリとヒトの約束。


ゲージに保護されるコウノトリが
1羽もいないような
そんな未来が来るのかどうか。

それは
わたしたちの日々の生活、
衣・食・住の選択、
そのひとつひとつが鍵みたい。
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昔は"動物病院"なんてものはなく
ヒトの病院(当時畳の個室)に
入院していたという
白黒のコウノトリの写真…

"約束のゲージ"の近くに建てられた
初代の飼育員さんが
泊まり込みで過ごした家(現在倉庫)…

室内にずらりと並ぶ
コウノトリを見守るモニター…

きめ細かい日々の
観察と記録のノート…

たくさんのモノコトを
たくさん見聞きすることができた
秋晴れの一日でした。

スタッフの皆さん
ありがとうございました
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おまけ/うちの室内コウノトリ