不動産会社の倒産が多いと思ったら、結構ご贔屓だった某すし屋
チェーンまでも!!

感覚的に実需を上回っているなと思えるほどボコボコ似たような
マンションやビルが建設される姿を見て、「プチバブル」であること
は間違いないな、と思っていたが、ちゃんとしたバブルだった(苦笑)。

何故か「投資用マンション如何ですか?」的な電話が頻繁にかかって
きたり、不動産価格(分譲だろうが、賃貸だろうが)が以上に高騰して
いた。不動産と金融テクノロジーが合わさって、不動産業は新しい産
業かのごとくもてはやされていたが、結局実体経済がついてこなけれ
ばテクノロジーもひったくれもないということだ。

いや、テクノロジーはそれなりだったのだろう。しかし、問題はそのテ
クノロジーには限界があるという事を殆どの人が忘れてしまったまま、
バブルが発生したといった方がいいかも。

金融テクノロジーは別に将来を保証しないんだよね。簡単に言うと
「過去こうだったから将来も多分こうだろう」ということを数学的に解析
したものを商品化しているわけで。「なかった過去」が出てきた場合、
パニックになるのは宿命。それが今回なのだろう、多分。

不動産ファンドの人とは何人も話をしたことがあるが、「ファンドといっ
ても、結局テナント誘致の営業を忘れてはダメだ」等と言っていた
ファンドは今のところどこも潰れていない。やっぱり地道さとテクノロジ
ーのバランスが必要。

某すし屋チェーンは個人的にとても残念だけど、外食産業って顧客
の嗜好の変化が激しいから、とっても難しいと思う。ファミリーレストラ
ンだって、今はかなり苦しいらしいし。外食産業はチェーン化が優位に
なることもあるけど、逆に不利になることも多い。うまいラーメン店が
チェーン化したとたん失敗する例ってあるでしょ。味の統一化の問題
もあるだろうし、1件しかないという希少価値を捨てたことも問題なのか
もしれない。

経営はなかなか難しいもんですねえ。って、人の心配をしている場合
だろうか(冷や汗)

さっきワールドビジネスサテライトを見ていたら、CDS(クレジット・
デフォルト・スワップ。詳細はどこかのサイトで調べてください)の
発明者(何と34歳の女性だった)がインタビューされていた。

要約すると、

「自分の作ったCDSが自分の意図とは違う方向で売られ、この事態
を招いてしまった」「関係者に教育が必要だった」

みたいな事を言っていた。まるで、アルフレッド・ノーベルみたいだ。

投資銀行はあらゆる業界の中でもトップクラスの頭脳を抱えている
業界だとは思うが、それでも「教育が必要」か。まあ、このような事態
になればそう言いたくもなるだろう。

じゃあ、レベルを考えると、うちらの業界の一部の腐った連中には「超
超スパルタ教育が必要」というべきかなあ。

ところで、この発明者。どれくらいの金を稼いだのだろう。ノーベル賞の
基金もこの金融危機でやばくなっているらしい。いっそのこと、ノーベル
の遺志を引き継いで、稼いだ金をノーベル財団に寄付したらどうかと思う。

       
昔ある高名な方が「日経新聞で一番面白いのはスポーツ欄」と言っていた。
半分冗談、半分本気だった。

その気持ち、わかる気がする。特にコラム欄は他一般紙、スポーツ紙と
比較して「なるほど」と思う事が多い。

経済紙なので経済とスポーツを結びつけるコラムもあり、それも他紙では
真似出来ない内容なので面白いが、経済とは全く関係ないスポーツ欄の
コラムも結構面白い。

野球評論家の豊田氏(元西鉄)の着眼点の鋭さには頷くことが多いし、
サッカーのカズが何故か日経に定期的に寄稿しているのは不思議な感じ
がする。単純にギャラがいいからかもしれないが、日経新聞に対する信頼
が無ければわざわざ書くことも無いと思う。

今日の夕刊のコラムも面白かった。審判の視点から五輪野球惨敗を見る
というコラムだったが、なるほどなあと思った。

昔バリバリのエンジニアの人から「日経新聞を読みたいが、何処から読
んでいいかわからない」と相談(?)を受けたことがある。どう答えたか忘
れたが、今であれば「スポーツ欄から読んでみたら?」と冗談ではなく答
えると思う。お勧めします。