精神医療サバイバーのニコラスです。
最近は「反精神医療」「反精神医学」「反精神医療ブロガー」などと検索すると、
ニコラスの記事がトップページに表示されるようになってしまいました。
先日、「精神医療サバイバー」と検索エンジンにかけてみました。
「広田和子」さんと、「WNUSP」という団体がトップページに表示されたので少し調べてみました・・・
広田和子さんは日本で最初に「精神医療サバイバー」と名乗られた方だと思います。
精神医療サバイバー・広田和子さん
私は1988年4月21日から5月19日まで、鍵と鉄格子に象徴される閉ざされた自由のない精神科病院に入院した。入院の原因は病気ではなくて、医療ミスにより打たれた注射の副作用によるものだった。その副作用で、よだれを流し、幻覚を体験し、視力も落ち、1日に22時間も歩きつづけなければならないアカシジア(着座不能)で家庭生活不能となってしまった。
退院後に主治医は「あの時の広田さんは自殺のおそれがあったので入院を勧めた。」と語った。地獄の苦しみの中で私は“死にたい”と思ったが、死ぬ力もないほどの副作用だった・・・
(引用転載 : 小泉総理とマスコミと国民の皆さんにお伝えしたい事)(1)
WNUSPは「World Network of Users and Survivors of Psychiatry」の略称。
Users and Survivors of Psychiatry → 精神医療のユーザーと精神医療のサバイバー
つまり精神医療被害者の世界的ネットワークを構築している団体でした。
和訳団体名は「世界精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク」と表記されていました。
WNUSPは主に「国連障害者の権利条約」の改定や国際的精神障害者当事者運動の支援をされている国際機関のようです。
規約を読むと、その「目的」として
●精神医療受診者·精神医療サバイバーの人権の進歩のための提唱
●精神医療受診者·精神医療サバイバーに影響を及ぼす事項に影響を与える国際的表現との協議を提供
●各国の精神医療受診者·精神医療サバイバー組織の発展を奨励
●世界中の精神医療受診者·精神医療サバイバー組織間の効果的な情報交換を促進
●世界中で個々の精神医療受診者·精神医療サバイバーのためのネットワーキングの機会を開発
等を挙げられていました。
日本からは「山本眞理」さんがアジア太平洋地区の「理事」として活躍されているようです。
「山本眞理」(2)さんは「長野英子」のペンネームで数冊の本を執筆されています。(後日記事にします)
また新しく精神医療の「被害者連絡会」ができたようです・・・
「京成江戸川クリニック被害者連絡会」
「京成江戸川クリニック」といえば、「中枢神経刺激薬・リタリン」を異常な程処方し、院長が「逮捕」されたことでニュースで取り上げられたクリニックです。
以前、記事を書いていますので・・・
覚醒剤に類似した刺激薬「リタリン」
http://ameblo.jp/nicolas2012/entry-11481573028.html
「反精神医療」・・・
それは常識とも言っていい、「社会通念との戦い」である。
騒げば騒ぐほど、「異常者の戯言」と言われかねない・・・
しかし、そこに「真実」があるのであれば
各々が「己の体験」に基づき、たどり着いた「信念」で行えばいいと思う。
「群れる」ことは決して有利ではない。
戦いは「孤独」な方が良いと私は思う・・・
Nico
(1)小泉総理とマスコミと国民の皆さんにお伝えしたい事
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/daw/wz0204004.html
(2)山本眞理の紹介
http://taikai.zenseinet.com/newpagenagno.html
(3)京成江戸川クリニック被害者連絡会
http://ameblo.jp/keiseiedogawahigai/entry-11631222820.html