明らかになったことは、次から次へと登場する薬剤が、いずれも公式には中毒を生じないと宣言されながら、実際はその後に中毒を生じることが証明される、というお定まりのパターンであり、これは今日にいたるまでもずっと続いているのである。 引用 : 暴走するクスリ
ゾンビから抜け出せたとき、わたしに何が起こったのか知りたくて、漁るように情報を求めた。
ネット情報は「信憑性」に欠けると思い、約2年半で数十冊の本を読んだ・・・
今 思い返すと「2冊の本」を除いて
読んでも、読まなくても 大した違いはなかったと感じている。
それは
『心の病の流行と精神科治療薬の真実』ロバート・ウィタカー著
と
『暴走するクスリ』チャールズ・メダワー/アニタ・ハードン著
この2冊はぜひ読んで頂きたいが、正直言って、現在減薬・断薬治療中の方は、まだ「集中力」も持続させるのは難しいでしょう。
また、残念ではあるが『暴走するクスリ』は「翻訳」が別府宏圀先生・浜六郎先生なので、専門用語が多すぎて「読みやすい本」とは言い難い・・・
やはり、「ニコ呟・・・」の使命は、このような書籍の有意義な情報を分かり安く紹介することかなと思い、この記事を書いている。
『心の病の流行と精神科治療薬の真実』に関しては、既に十数編記事を書いたと思う。
今後は、『暴走するクスリ』に関して書き綴ります・・・
巨大製薬会社が発売してきた「大型新薬」
発売当初は「夢のクスリ」と言われたものである・・・
その系譜はプロザック、パキシル、ジェイゾロフト、セレクサと脈々と続く。
1980年代は向精神薬の依存症になるリスクは公式には微々たるものとされていたが、
現在「そうではない」ことは、世界的には「常識」になっている。
そのターニングポイントは2003年だと著者は指摘する。
グラクソ・スミスクラインは2003年「パキシル」の添付文書の記載内容を患者に告知することなく書き換えた。
離脱反応リスクに関する項目であった。
その変更内容は
『離脱反応リスク予測』0.2% から 2.5% と
なんと12.5倍に一夜のうちにGSKは変更したのである。
4人に1人は経験する「副作用(有害作用)」
誰が見ても向精神薬は危険なクスリである。
クスリの信頼性が崩れ去った今、「精神医療」を信じろと言う方が無理な話だと私は思う・・・
Nico