優しく殺して・・・ Killing Me Softly | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

Killing Me Softly With His Song



Strumming my pain with his fingers,

Singing my life with his words,

Killing me softly with his song,

Killing me softly with his song,

Telling my whole life with his words,

Killing me softly with his song ...



I heard he sang a good song, I heard he had a style.

And so I came to see him to listen for a while.

And there he was this young boy, a stranger to my eyes.



Strumming my pain with his fingers,

Singing my life with his words,

Killing me softly with his song,

Telling my whole life with his words,

Killing me softly with his song ...



I felt all flushed with fever, embarrassed by the crowd,

I felt he found my letters and read each one out loud.

I prayed that he would finish but he just kept right on ...



Strumming my pain with his fingers,

Singing my life with his words,

Killing me softly with his song,

Telling my whole life with his words,

Killing me softly with his song ...



He sang as if he knew me in all my dark despair.

And then he looked right through me as if I wasn't there.

And he just kept on singing, singing clear and strong.



Strumming my pain with his fingers,

Singing my life with his words,

Killing me softly with his song,

Telling my whole life with his words,

Killing me softly with his song ...



He was strumming my pain, yeah, he was singing my life.

Killing me softly with his song,

Telling my whole life with his words,

Killing me softly with his song ...

With his song ...



Norman Gimbel & Charles Fox







ギターを弾く彼の指が私の傷ついた心をかき鳴らす

彼が私のこれまでの人生を語っている

彼の歌が 私をやさしく殺していく…





素敵な歌を歌う人がいるって聞いたの

彼は独自のスタイルを持っているって

そして私は彼に会いに来た

彼の歌を聴くために

そこにいた若い男の人は

私が見たこともない人だった





ギターを弾く彼の指が私の傷ついた心をかき鳴らす

彼が私のこれまでの人生を語っている

彼の歌が 私をやさしく殺していく…





私は自分が真っ赤になっているのを感じて

他の観客達にそれを知られるんじゃないかと恥ずかしくなったわ

だって彼は私の手紙を見つけて

それを一枚一枚声に出して読んでいるみたいだったから

私は早く終わってくれるようにって祈ったけれど

彼にその思いは通じなかった





ギターを弾く彼の指が私の傷ついた心をかき鳴らす

彼が私のこれまでの人生を語っている

彼の歌が 私をやさしく殺していく…



彼が私のこれまでの人生を語っている

彼の歌が 私をやさしく殺していく…





彼はまるで私の暗い絶望をすべて知っているように歌う

私がここにいることなんて まったく気にもしないで

彼は歌い続ける 力強く澄んだ歌声で





ギターを弾く彼の指が私の傷ついた心をかき鳴らす

彼が私のこれまでの人生を語っている

彼の歌が 私をやさしく殺していく…



彼が私のこれまでの人生を語っている

彼の歌が 私をやさしく殺していく…





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ディーバ(歌姫)の元祖・ロバータ・フラックが歌うKilling me softly with his song 邦題「優しく歌って」



1973年グラミー賞で「最優秀レコード」をはじめ3部門受賞したこの曲、

わたしの記憶では〇〇カフェのCMソングとして有名になったと思う・・・



実はこの曲ロバータ・フラックのオリジナルではなくフォークシンガー「ロリ・リーバーマンLori Lieberman)」のカバーである。



ロリの歌ったこの歌はヒットしませんでしたが、ジャマイカに向かう飛行機に乗っていたロバータはこの曲の存在を偶然機内で知り、直ぐに楽譜を取り寄せアレンジを開始したそうです。



「優しく歌って」はロリの実体験から生まれた歌でした・・・



ロリがドン・マクリーンという歌手のEmpty Chairsという歌を聞いた時の自分の感情をモチーフにされたそうです。



ロリは歌を聴きながらドン・マクリーンがロリの日記や手紙を読んでいるかのような錯覚に落ちたと語っています・・・



歌は時としてこのような錯覚を与えてくれます。



なぜか「あるフレーズ」に心を奪われたりするのは、自分の心情を全て知っているかのような錯覚からだと思うのです・・・



邦題「優しく歌って」は、この歌詞全体のタイトルとしてふさわしいのかは疑問が残るな・・・



直訳すれば「彼の歌が 私をやさしく殺していく…」でしょ

"be killing"は「人を魅力や痛みで参らせる、圧倒する」という意味だから



「彼の歌で優しく圧倒された・・・」つまりKillsoftという相反する言葉の対比がタイトルの重要なところだと思うのですよ・・・



「その歌は優しく私を殺した」ってどうですかね・・・???



ミステリーのタイトルっぽくて良くないですか・・・



Nico



Killing Me Softly With His Song [Lyrics] Roberta Flack .

https://www.youtube.com/watch?v=bmgzzEKWIug



Killing Me Softly/ 訳詩付 .

https://www.youtube.com/watch?v=Xgv4R8qH368





引用 : BSTBS SONG TO SOUL