5月1日に高橋大輔選手、かなだい組が競技生活からの引退を発表しました。
私は翌朝に夫に聞く迄全く知らなかったという間抜けな寝耳に水状態で…個人的に来年も現役続行してくれると何故か信じ切っていたので想像以上にうろたえる自分自身にもショックを受けてしまいました。その後会見等で右膝の状態が彼の努力を以てしてもどうにも出来ない所迄来ていたと知って納得しましたが。そう、高橋選手は限界ギリギリ迄愚痴や弱音をこぼさない人で、ファンとしても都合良く考えずに済んできたのかもしれません。高橋選手自身がこの3年余の練習と演技に手応えを感じて誰より現役を続けたかったであろうし、彼が（勿論村元選手も）一番残念で口惜しく思っていた事でしょう。
でも私も、約20年と年数だけは長い高橋選手ファンの端くれだけに、右膝が原因と聞いて腑に落ちたものの、その後10日程虚脱感を抱えたまま家事等は普通にこなしつつ、ずっと何処か放心状態でした。2014年の最初の引退の時は又競技に戻ってきてくれるという確信めいたものがあり余り淋しさを感じなかったのですが、今回は本当に最後でもう競技プログラムは観られないのだと思うと、無理をしてでもワールドと国別、観に行けば良かったと後悔しきりです（丁度その時期自宅をリフォームしたりと色々有ったのですが）。
でもかなだいの二人は既に、アイスショーやスケート教室等プロとして歩き出しているので、ファンとしても再びジェットコースターに乗り遅れないよう、どこまでも付いて行くしか選択肢は有りません。来年こそ氷艶も行ってみたいなあ。高橋選手にはこれからも膝をいたわりつつ、かなだい組としてシングルとしての両方の演技を魅せてもらえたら…と思います。ひとまず、かなだいのお二人には本当にお疲れさまでしたと言いたいです。
引退発表翌日の山陽新聞の記事より