今シーズンの世界フィギュア選手権、終わりました。高橋選手の地元、此処岡山のフジ系列のOHKでは残念な事にアイスダンスの地上波放送は無く、FODでLIVE観戦しました。3月25日は個人的に時間に余裕があり、アイスダンスのRDを夜7時から12時頃迄の約5時間、第1グループから最終第7グループ迄31組全部観ましたが…結構疲れました。ロシアと中国の欠場を除いても、こんなに沢山のアイスダンスの組が五輪後の世選に出場するなんて意外でした。今迄男女シングルメインでそんなに熱心にアイスダンスを観て来なかったので…技もルールもよく解っていません。そして3分の1以上の11組もがFDに進めない厳しさに、驚きました。
かなだい組は第4グループの最後。最初は第5くらいで終わりかなと思っていたので、その後も次々とラスボスの如く強い組が登場する事に圧倒されました。高橋選手にとっては9年振りの世界選手権、アイスダンサーとしては初めての大舞台なので緊張するなという方が無理でしょうが、画面からも高橋選手がかなり硬くなっている事が伝わって来ました。ツイズルでの失敗は素人目にも判ったのですが、左回りのとても難しい技だったようですね。他、ステップのミスとかはよく判りませんでしたが、67点というのは今迄の国際大会からしたらかなり厳しいというか低いのでは…と感じました。全体的に点を渋めに付けるジャッジなのかな?とも思いましたが、第7グループには80点、90点以上出ていましたね。勿論五輪金メダルのパパシゼ組始め、技術も経験も段違いなのかもしれないですが、もう少し評価してもらえるかと思っていたので、一寸ショックでした。
FDは都合で未だかなだい組位しか殆ど観ていないのですが、2年目のラ・バヤデール、こちらはソーラン節より長く滑り込んで安定していたので挽回を期待していたのですが…一見して何とかそつなく滑れた様に見えたので、点が出た時のまさかのRDからの順位1つダウンに驚きました。リフトのミスとの事ですが、全く分からなかったです。普段練習でもしないミスが出てしまうというのは、圧倒的に試合経験や場馴れが足りないのでしょうね。上位の組の滑らかさ、息をするように自然な演技を観てそう感じました。コロナで試合に出辛いという悪条件は皆一緒ですが、結成2年目のチームにとって、特に痛いものとなって了ったと思います。
これからのかなだい組の現役生活は、高橋選手の年齢の問題、時間との勝負なのでしょうが、ファンである私としては、折角此処迄頑張って上達して来たのだから、あと1年でも良いから出来るだけ現役を続けて欲しい気持ちです。でも高橋選手の膝他色々事情もあると思うので、無理は言えません。御二人の選択を尊重したいです。
次回はアイスダンス以外の競技についての感想を書きたいです。