2日前の12月23日、14時50分にCSフジTVの前に座ってドキドキしながら待機していた私。北京五輪の選考会も兼ねた全日本選手権アイスダンスのRD、開会前から会場も選手達も、異様な緊張感に包まれているのが画面を通しても感じ取られました。
少し嫌な予感がしたものの、気を取り直して始まった村元高橋組の演技に全集中!(先日の鬼滅の刃のアニメ終了後のサプライズ、嬉しかったですね)…何か硬い?え、転倒!?…と言う感じで思わず凍りついてしまいました。練習でもしたことの無いミスに二人共動揺したでしょうに、何とか最後まで頑張ってくれて良かった。プレッシャーが半端ないというのは次の小松原組の演技を観ても解りましたし。4,81点差、逆転は簡単ではないでしょうが、今日のFD、吹っ切って滑り切ってもらいたいです。
思えば今季これ迄、順調すぎる滑り出しでした。11月12日13日のNHK杯、11月19日21日のワルシャワ杯と、タイトなスケジュールで高橋選手の右膝の具合が心配されたものの、NHK杯RDソーラン節では赤と黒の鮮烈な衣装に変更して初の国際大会で高得点をマーク、FDのバヤデールもよりインド風味の増した真紅と深緑のコスチュームが素敵でした。高橋選手の筋力強化、村元選手の体型をより絞った感じ等、お二人の並々ならぬ努力もあって、エレメントやトランジションの進化が素晴らしく、リフトも安定して6位と、本当に相性の良い表現力のあるカップルだと、再認識させられました。
ワルシャワ杯も公式練習無しの連戦にも関わらず、日本歴代記録を更新しての2位!ソチ以来7年振りの国際大会での表彰台、こんな日が来るなんてと感激しました。ヨーロッパでの高評価は嬉しかったですね。リフトはより軽やかにスムーズになり、試合毎に経験を積んで進化されているのを実感しました。
だからこそ、コロナが流行せず練習が積めたり試合にもっと出られて場馴れが出来ていたらと、思わない事もありませんが、こうなったら全力を尽くして出し切った演技をするしかありませんよね。どんな結果になっても、これからもずっと応援します。