SPOTLIGHT② | みづきのブログ

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フィギュアスケーターの高橋大輔さんを応援しています

貧乏暇なしの私と違い、良いお仕事を誠実にこなして、着実にキャリアアップされている高橋大輔さん。見ているだけのこちらが追いつかない位に、TV他メディアへの露出が現役時代に劣らず沢山で、嬉しい悲鳴という感じな昨今です。破沙羅とかカーニバルオンアイスとか、ぼくらはマンガで強くなったとか、感想を書きたいものは一杯あるのですが、取り敢えずSPOTLIGHTの続き、横浜トリエンナーレの回の感想を今更ですが簡単に。

 

今月の5日迄開催されていたのですよね。高橋さんが次回の「みらいチケット」を子どもたちに配布して、インタビューを受けるセレモニーもあったそうで、もう少し近ければ是非行きたかったです。美術館博物館巡りは元々好きなので。

 

TVで観ていても、現代アートの最先端感と、舞台となる2001年迄は廃屋だったという赤レンガ倉庫等の、古き良き時代を感じさせるアンティーク感が見事にマッチして、重厚な展覧会であると思いました。カラフルなクマや積み木等可愛い作品もありましたが、矢張圧巻は実際にシリア難民が昨年1月着用していた800人分の救命胴衣をクレーンでファサードの柱に巻き付けた?もの。遠目だと絶妙な配色が美しく、胴衣とは判りませんでしたが、近くに寄って見ると汚れていたり傷んでいたりで、難民の方々の過酷な体験が察せられます。

もうひとつの大作、開港記念会館の迷路のような地下室での、瓦礫で出来たオブジェ「ゴジラ」も印象的でした。映画でのゴジラは水爆実験で誕生したのですが、そのゴジラの目から見たキノコ雲……横浜という大都市と文化、社会問題、死と再生、過去と未来、希望…等の融合した素晴らしい展覧会であると、高橋さんのナビゲーターによって、感じさせて頂きました。高橋さん自身のプーマをアレンジしたアート作品等もセンスが良く素敵でしたが、今回のようにアーティスティックなお仕事や経験を積んで、増々美意識が磨かれていくのでしょうね。是非又それをスケーティングの表現力に還元して頂きたく、楽しみにしています。