リセット、リスタート 〜ロンドンワールドを終えて〜 | みづきのブログ

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フィギュアスケーターの高橋大輔さんを応援しています

2013年ロンドンワールドが終わりました。感想は一言、
疲れた…………。
観ているだけのファンがこうなのだから、高橋選手は
この1年、渦中で翻弄され続け、身も心も限界に近いかと思います。
エキシビションで、得意なステップで失敗していた位なので…
現在も心中を色んな思いが駆け巡っているかと思いますが、
先ずは身体だけでも休養を取って、休ませて下さい。
チームジャパン全員で協力して獲得した貴重な3枠、
おめでとうございます!


私事ですが3月16日夜、私の誕生祝いを兼ねた
身内での食事会がロイヤルホストでありました。
感謝しつつ、私の誕生日はもう十日以上前なので、
どーでもいいかと(笑)、心の中で高橋選手にハピー
バースデイを言い、ソフトドリンクで乾杯しました。
四大陸の時も、会場の近くに車を駐めて食事出来る店が
ロイホ位だったので、夜食に利用したのですが…何だか、
あの時と同じシチュエーションと、気分だなあと。……
でも今、こういう結果でしたが、怪我とか無く終わらせられて、
残念というより安堵する気持ち…
それだけ傍目にも、ハードなシーズンでしたね。


高橋選手のFS、ワールド道化師。
相変わらずスピン、ステップはレベル4で素晴らしかったですが
またもジャンプが…2度めのクワドが3Tになってしまいセカンドを
付けられず、3Aも失敗してシークエンス扱いに…四大陸の時と
同じく、コンボが1つでは、他の要素がよくても点は低いだろうと
予測はつきました。
今回、四大陸の時以上に、画面から高橋選手の緊張感や、
ハードな練習からくる疲労や重さを感じてしまったので、
最後までのスタミナが持つのか気になりました。
3枠の為のストレスというか、緊張感は、責任感の強い高橋選手には
想像以上にきついものだったのでしょうか。

高橋選手だけではなく、国の枠がかかるプレ五輪の
ワールドは、どの選手も緊張が尋常ではないのか、
最終グループ、テン選手(優勝でもおかしくない名演技、
そしてSPとFSで同じ映画の曲を使い両方で完成、という
演出が心憎いです)を除いて、皆結構大きなミスを犯した感じ。
羽生・無良両選手の素晴らしい頑張りには感謝!です。
でも、高橋選手もSPでは良い位置に付けて、チームを牽引
したのですから、堂々としていて欲しいです。

省エネジャンプはタイミングが狂うと難しいのでしょうか、
モロゾフコーチのすすめたロシア式ジャンプも何十回も試して、
ますます疲労してマイナスのスパイラルへはまり込んで
しまったような…色々試す事自体は有りだとは思いますが。
昨シーズン末に、チャン選手とスケーティングを比較され、
ジャンプの流れを出すためにも新しいブレードに替えた
とも言われていますが、蓋を開けてみれば採点基準は
変化し、スケーティングより高難度ジャンプ重視へと…。
今季のブレードは滑りすぎなのかジャンプを降りても
踏ん張れないというか、転んでしまっている印象です。
特に3Aなど。来季には、昨シーズンのものに戻すとか、
ジャンプが飛びやすいもの第一に選んで欲しいと思いました。
クワドはどの選手にとっても、ある程度博打的というか、
失敗はその日の調子によってもあるかと思いますが、
生命線の3Aだけは、しっかり戻して来ることを
期待しています。


今回の凄まじい努力は、直近の試合の結果には
残念ながら繋がりませんでしたが、きっといつか
形を変えて、高橋選手をステップアップさせてくれると
思います。それは、多少長く生きてきた人間として、
確信を持って言えます。
悪い事をリセットして、ソチまでの1年の
新たなスタートラインに立って欲しいです。
道はずっと続いているのですから。


あと、願いたいのはマスコミも、
スケ連の中の人も、これ以上切磋琢磨とか…
今シーズンの様に選手同士を煽ったり、
潰し合いをさせて消耗させる様なやり方を、
再考して欲しいものです。


それにしても、今回の結果で、ますます
高橋選手を応援したくなり、行く予定の
なかった神戸のチャリティーショー、チケットを
譲って頂いたので、観られる事に。
震災地に少しでも協力出来る事になりますし、
高橋選手の体調は気になりますが、どんな
演目を滑ってくれるのか、今から楽しみです。