鉛筆デッサンとライティング | コイツの物欲が止められない

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こんにちは。nicographyのニコです。

 

ライティングLighting)って、難しいってよく言われる今日この頃。

そんな方に少しでもヒントになれば。

 

 

      昨日撮った非常に分かりやすいストロボ2灯の撮影例

 

 

 

美術系の学校に行った方はもちろんご存知だと思いますが、中学校の授業でもやる

「鉛筆デッサン」ってやつがあります。派生型として「木炭デッサン」っつーのもあります。

 

黒い筆記用具でフルカラーの世界を写実的(リアル)に写しとる、楽しいんだかつまんないんだかなアートです。

 

よく大学入試で使われますので、私も高3から浪人生時代、人並みには頑張りました。

あまり得意な方ではなかったのですが、今の仕事になって非常に役に立ってる気がします。

 

というのも「光の当たった視界」「黒鉛筆で書き起こす」には、当然ながら光と影を利用しなければなりません。

さらにいうと、デッサンは影を利用することでしか表現できません。厳密にいうと光は描けないから。

 


「立体的に見せる」

⇨「2次元の平面で3次元の空間を表現する」という高次元な表現をするには、いかにして影の表現とパース(遠近感)の表現を的確に行えるかということになります。

 

 

 

 

 

・・・Photographerって、光と影とパース屋さんなんですよ実際。

一応、「露出」っていうカメラ・写真の基本理論はあるのですが、

そんなもん美味しいパスタ一皿作る方が難しいです

 

 

 

 

どこからどういう性質の光をどの方向から当てると、どういう表情をどの部分が応えてくれるのか。

それによってどこにどういう影を作るのか。

 

 

 

 

それを常にイメージしながら試行錯誤しながら道具や資材や設定を駆使して表現に落としていく。

 

「2次元の表現で3次元の立体感」

さらには「動きや音や匂いや雰囲気その他」を落とし込めるとするとなんと

4次元!!という

次元飛ばしにもホドがあろうかという世界になります。

 

 

それだけの意識・表現が落とし込まれている

→すなわちイイ写真だねーと非常にシンプルに評価され、

撮る側はクソ難解なパズルを即興で行うというやりがいがあり過ぎる世界です。

 

 

 

すみません脱線しすぎました。

 

 

 

実際の撮影ではお天道様やストロボやLED電球など、いずれかの「光源」を使い、それらの「光」を布や紙などで遮ったり緩めたり方向性を変えたりしながら

表現にあった光を追求します(That's Lighting)。

 

 

 

それって、別に誰でも可能なことじゃないですか。
リビングのレースカーテンと寝室の遮光カーテンとか、方角見て普段から我々はやってること。

 

ストロボライティングは若干面倒だから、LEDとかの定常光で色々見え方をチェックしてみたら、ハマる光質や方向は簡単に見つけられるかと思います。

 

ストロボは大光量を調光可能にするため瞬間光として作られています。

撮る瞬間まで分かりづらいのが玉にキズなんですよ。

なのでテストは通常の電球で充分可能です。

 

もしもお時間がある方は、金属素材のデッサンとか、白い球体のデッサンとか、電球1灯で改めてやってみるとすごく勉強になりますよ。上手い必要はありません。

 

穴があくほど観察できて確認作業ができれば。

その時は是非、背景(テーブル面)も変えつつやると更に近道です。

 

 

 

形と光の成り立ちさえつかめれば、

  ライティングは怖くない!気がします。

  

 

ストロボってほんと便利だけど、ほんと一般の方には難しいですよねー。

業界的にも「ライティングは教えちゃらん!ていうか無理」って空気はなきにしもあらずだし。

俺は師匠とかしきたりとかないんで、ゴリゴリ教えますけども☆

そのうちスクールも再開しようかなあ。

 

 

 

 

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ウチで導入してるストロボがこれ。使い易すぎて昨日ソファーで抱いて寝てた。

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