ASAHI PENTAX SP シリアル 100・200・300万番台 の比較 | nico nicoのブログ

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昭和の時代に製造されたカメラの中で特に一眼レフを中心に取上げます。


実は、アサペンことアサヒ ペンタックスSPを3台も所有している私.....。


「お前一人で3台もいらねえだろう! 1台よこせや! ゴラ!」 なんて言われるのが怖くて秘密にしておりました。


このSP達ですが、シリアル番号が以下の様になっています。


1台目アサペンSP シリアル番号 113801* (*は秘密)

2台目アサペンSP シリアル番号 269359* (*は秘密)

3台目アサペンSP シリアル番号 396464* (*は秘密)


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この3台ですがおおよそ、初期型、中期型、後期型となります。


製造期間が非常に長かったせいか実はそれぞれ僅かに違う箇所があります。


今回はこの違いについてを取り上げます。




1台目アサペンSP シリアル番号 113801* (*は秘密)


こいつは初期型と思われるが、物凄い初期型という程でもないので価値は他のSPとも変わらないだろう。


この初期型は文字フォントが細く、特に PENTAX 以外の小さい文字は、文字ピッチ間が広くなっている。


シャッタ速度ダイヤルの数字のフォントも他と違うフォントになっている(特に6が違う)。


他には底板に数字が無い(他のSPには23102という記載がある)。


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2台目アサペンSP シリアル番号 269359* (*は秘密)


こいつは中期型と思われる。初期型とは違い、文字のフォントも太くなっている。シャッタダイヤルの数字も変わり、後期型と同じフォントになっている。


底板に23102の文字がある。


初期・中期はメッキがつや消しな所は同じだが、メッキの肌のきめが細かく非常に美しい。


内部の機械の違いは不明だが、初期型からは多分何かしらの変更はあると思われる。


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3台目アサペンSP シリアル番号 396464* (*は秘密)


こいつは後期型と思われる。文字のフォントは中期型と同じである。


こいつのボディーは初期型・中期型とは違うメッキになっている可能性がある。


初期・中期はメッキとは違い、メッキの肌が若干ざらついており青っぽく見える気がする。


底板に23102の文字がある。


裏蓋を開放すると、裏蓋の巻き上げ軸側に金属製のローラが見られる。初期型・中期型には見当たらない。


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外部からの比較では以上だが、内部は大分違う状態なのかもしれない。


ペンタックスSP好きな方なら、3つ集めて比較する事で楽しめるかもしれません。


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私はこうして並べて楽しみました。このカメラ....大好きです。