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Z級映画のツボ

 
マニアックな映画紹介、笑えない川柳やコレクションなどを公開しています!

 

監督:スティーブン・ソダーバーグ、脚本:スコット・Z・バーンズ

出演者:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、グウィネス・パルトロー、ジュード・ロウ、ローレンス・フィッシュバーン、ケイト・ウィンスレット


『コンテイジョン(感染)』は、まるで新型コロナのパンデミックを予言したかのような映画です。

香港からの仕事帰り、シカゴで元恋人と濃厚接触したベス(グウィネス・パルトロー)は自宅に帰ったとたん、激しいセキと発熱に見舞われます。

夫(マット・デイモン)が病院へ連れていきますが、そのかいなく死亡。家に戻ると、息子が同じ症状で亡くなります。


WHOのレオノーラ(マリオン・コティヤール)が感染の原因を調べ、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)に勤めるミアーズ(ケイト・ウィンスレット)は、現地に向かいます。

感染源はコウモリ、香港で発生後あっという間に世界中に広がっていきます。

レストランやスポーツジムなどが封鎖されるありさまは、現在の日本の様子と重なります。

人々の間でマスクや手袋をして生活する衛生習慣が推奨される世界です。

もしあなたの周囲の人で、「コロナウイルスに対する危機感がなさすぎる・・・」と思う人がいるようであれば、この映画を勧めてください。


この映画は感染した一般人、ワクチンを作る医療関係者、ネットでデマを拡散するフリーライターの3つの視点から語られます。

「“恐怖”は、ウイルスより早く感染する」というキャッチコピーが秀逸です。

ウイルスよりも恐怖でパニックに陥り、暴動を起こす人間の怖さについてとてもよく描かれています。

私達が経験している新型コロナも、マスク不足やトイレットペーパーなどの買占めで市場に混乱が起こっていますよね。

この映画を反面教師とし、どんなことが起こったとしても冷静に対処できるように感情をコントロールしたいものです。


他国と比べ日本は感染者が少ないとされていますが、諸外国と日本では濃厚接触の頻度に違いがあるのではないかと思います。

ちょっとした知り合いとでも気軽にハグし合う諸外国に比べたら、そりゃ感染の度合いは違ってくるだろうと。

これまでひきこもりやニートが肩身の狭い思いをしてきたようですが、この世界的な新型コロナの影響で見方が違ってくるでしょう。

新型コロナで高齢者が亡くなる確率が高いのは、加齢により免疫力が下がっているためですが、かといって「若ければ感染しない」ということではないと思うので注意が必要です。

他人に感染させないためには、「密閉された場所に行かない、他人と適度に距離を取る、マメに手を洗う」ことが大切です。

長引けば経済活動に悪影響が出ますから、一日も早くコロナウイルスが消滅することを願っています。

 



監督:ペドロ・アルモドバル 原作:ティエリ・ジョンケ『蜘蛛の微笑』
出演:アントニオ・バンデラス、エレナ・アナヤ、マリサ・パレデス

主人公は、天才的な形成外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)。
豪邸で、母親のマリリルと妻のガル(エレナ・アナヤ)と暮らしていました。

妻は事故で火傷を負い、すでに亡くなっています。
ロベルにはノルマという娘がいますが、レイプされたことから精神的におかしくなって自殺。

様子がヘンなのは、妻とそっくりの女性ベラ(エレナ・アナヤ2役)を部屋に閉じ込めて、モニターで監視していること。
しかも、ベラは肌色の全身タイツを身に着けています。
なぜ?

その謎が、6年前に遡って解明されていきます。

ここからが、ギョーテン!なエピソード目

ロベルは、娘を強姦した男ビセンテを誘拐し、ある実験をします。

「なぜ、ひげを剃った?」
「いい質問だ」

その後、ビセンテは麻酔をかがされ、手術台に横たえられて・・・気づいた時には、
「僕に、何をした?」
「膣形成だ」
えええーーー!

「NO・・NO・・・」
ボーゼンとするビセンテ。
「この後、何を!?」
そりゃ、不安になるのも当然だと思う。

ロベルは、彼の全身に開発中の人工皮膚を移植して、亡き妻そっくりに作り変えたのですね。
なぜ、男!?
さらに、なぜ、娘を犯した強姦魔を妻に!?

最後まで、この2点がよく分からない映画でございました・・・ヒツジ


監督:フィリップ・カウフマン/原作:ジャック・フィニイ『盗まれた街』
出演:ドナルド・サザーランド、ブルック・アダムス、レナード・ニモイ、ジェフ・ゴールドブラムほか

 

ブルック・アダムスの恋人の様子がおかしい・・・

そこで、ブルック・アダムスは同僚のドナルド・サザーランドに相談します。

 

同様に、近所のクリーニング屋の女房も別人のようだと、クリーニング屋のおやじは言う。これは・・・

 

『火山灰風呂』を経営するジェフ・ゴールドブラムのところにも、ジェフ・ゴールドブラムそっくりの何かが誕生

 

笑っちゃうのは、人面犬の登場シーンに流れるカントリー調の音楽。
あれは、犬の体にコピーされちゃった・・・ってこと?!

 

宇宙の絶滅した星から、太陽風に乗って寄生植物がやってくるという話です。

ドナルド・サザーランドが庭でうとうとしていると、どこからともなく植物のツルがスルスルと伸びてきて・・・

巨大な花からヌルヌルネバネバの複製人間が生まれます叫び


ここまでなら、他の侵略ものと一緒ですが、
この作品が違っているのは、

すでに複製人間になっている精神科医のレナード・ニモイが、
「何もかも同じだ。心も記憶も吸収されて、すべて無傷で残る」と解説。

 

「我々には、憎悪も愛も必要ない」

「固定観念は捨てろ。新しい生命体に進化するんだ」

 

彼らは集団でゾロゾロと行動します。
たぶん、地震とかに遭ったとしてもパニックにならないんだと思う。


 

一般的な侵略ものって、(意図的に?!)凶暴な生物に描かれてますが、

もしも人類より知的で高等な生命体だったとしたら?!

 

国民ほったらかしで戦争してる国なんかは、こういう生物に乗っ取られると平和になったりしてヒヨコ

 



監督:マシーズ・バン・ヘイニンゲン 原作:ジョン・W・キャンベル・Jr.『影が行く』
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョエル・エドガートン、アドウェール・アキノエ=アグバエ

ハワード・ホークス製作の『遊星よりの物体X』(1951)、ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』(1982)と2度にわたって映画化されていますが、今作はカーペンター版の続編ではなく、前日譚です。

ノルウェー隊が、南極大陸で発見されたスペースシップ内で、凍りついていた物体Xを基地に持ち帰り、調査するところから話が始まります。
しかし、とってつけた感は否めません……、(30年も経ってますから、当たり前ですけど)カーペンター版よりクリーチャーの出来がいいです。

ストーリーは前作とほぼ同じで、人間に変身できる物体Xを、どうやってほかの隊員と見分けるのかがミソ。

ちなみに、前作では全隊員の血液を調べて選別してましたが、今回は、物体Xが「金属のような非有機物はコピーできない」というのを、古生物学者のケイトが見抜きます。
「歯に詰め物のある人間は、物体Xではない」という結論に・・・(大笑い!)
「あ~、俺、虫歯で良かった~」セラミックを使っている司令官と、虫歯のない隊員が疑われます。


見所は、なんたってクリーチャーの造詣。隊員二名が合体し、えびぞり状態で、反り返って追っかけてきます。
ほかには、カーペンター版を思い出させるシーンがところどころに出てきて、物体Xファンはうれしいかも~

なお、エンドクレジットになってから、カーペンター版のオープニングシーンが映るので、お見逃しなく!



監督:ジョン・カーペンター
出演:カート・ラッセル、キース・デヴィッド、ウィルフォード・プリムリーほか

それは一匹の犬から始まります。
まっ白な雪原を、犬がライフルを持った男に狙われながら逃げてくる。

南極観測隊員は、その男をキ○ガイだと思い、犬を助けます。
しかし、この犬の体内には恐ろしい未知の寄生生物が宿っていた――

犬からどのメンバーに感染したのか? その感染経路がわからない・・・
怪しいヤツは怪しくなくて、怪しくないヤツが怪しい・・・みたいな
「今、誰に乗り移っているのか予測がつかない」ってのがいいですね!

全員をイスに縛りつけて血液テストをするんですけど、
その中の一人から、
シュルシュルビシュビシュッビシュ
と触手が出てくる。

「うっわー! はっ、早く俺のロープをといてくれっっ!」と
隣で縛られてる隊員はたまったもんじゃなーい
というシーンが大好きです。

基地を爆破し、最後に残ったのは2人・・・
「ここで死ぬのか……」
「これでいいんだ」
「俺を疑うのか?」
「ここまできちゃ疑ってもどうしようもないさ」
「2人で殺し合いをする気もないしな」
「ここにすわってしばらく待ってみようか、何が起きるか……」

『遊星よりの物体X(1951)』のリメイクものですが、
カーペンター監督は、古典的なSFである前作からよくここまでの作品に創り上げたものです。

舞台に南極を選んだのがGood!
閉ざされた冷たい背景が、絶望感をさらにさらにツノラセてくれます・・・

SFXや特殊メイクのアイデアが素晴らしく、
この映画は多くの監督達に感動を与え、亜流が続々と生み出されました。わんわん

 



監督:アル・パッセリ
出演:クレイ・ロジャース、シャロン・トゥーミー、マイケル・ボン、アン・ウルフほか

 

カーペンター監督のファンがイタリアにもおりました。
「遊星からの物体X」海洋版ですっ!
カーペンター監督がこの映画を見たかどーかは知りませんが、見たらたぶん怒ると思います(笑)

フロリダ沖をセーリング中、嵐に遇った男女5人のメンバーは、
海上に放棄された漂流船に乗り込みますが・・・

妙にモダンな船内。奇妙な魚がサンプリングされた実験室。
ただ一人生き残った狂人は何を見たのか?

グロ度★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  口から魚がぁぁぁ、メリメリメリっとぉ!

変態度★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 

  通常の環境では危険はないが、エロティックな刺激を受けると攻撃的になる

  突然変異の物体Xが彼らを襲う!


バスルームに設置されてるコンピューターが囁く

        「スージーよ……一緒にシャワー浴びましょ」

通路に掛けられた時計が誘う

        「ジェシカよ……楽しまない? まだ8時よ」

ヘンテコリンな内装の数々

この船の持ち主は、いったいどんな趣味をしているのやら・・・ヒツジ

 



監督:テリー・ギリアム
出演:クリストファー・プラマー、ヒース・レジャー、リリー・コール、アンドリュー・ガーフィールド


鬼才テリー・ギリアム監督のファンタジー、鏡の中の世界が見どころです。


悪魔と賭けをして不死の命を手に入れたパルナサス博士。

しかし、自分の娘を16歳の誕生日に悪魔に引き渡さねばならなくなり、それを娘に言えずにいました。

娘のヴァレンティナの誕生日があと3日に迫り・・・


パルナサス博士は見世物小屋を開いていますが、

不思議な鏡を所有しており、

その鏡に入った人は、夢のようなマイ・ワールドを体験します。


パルナサス博士がその日、タロット占いをすると「吊られた男」のカードが出て、

一行は、橋の上から吊るされたトニーを助けます。

トニーは商才を発揮して見世物を繁盛させるというストーリーです。

トニー役のヒース・レジャーの遺作となった作品、黙祷。


鏡の中に入ったトニーが、

ジョニー・デップ

ジュード・ロウ

コリン・ファレル

に変身!


ヒース・レジャーが撮影の途中で亡くなったため、このような演出がとられたらしい。


こんな鏡があったら入ってみたいけど、

悪魔がぜんぜん悪魔らしくなくて、パルナサス博士の飲み友達にしか見えまっせんでした。

ちょっと“毒”の足りない映画でしたね~パンダ


監督:ニック・トムネイ
出演:デヴィッド・ハイド・ピアース、クレイン・クロフォード、ナサニエル・パーカー、ジョセフ・ウィル

指名手配中の銀行強盗犯のジョンは、足に怪我を負い、高級住宅地にある豪邸に逃げ込みます。

郵便受けに入っていた「ジュリアからのハガキ」を盗み、ジュリアの友人と偽って、主人のウォーウィックを騙すことに成功。

ウォーウィックは料理づくりの最中で、これからパーティを開くと言います。

しかし、そのパーティに招かれた友人達というのは、ウォーウィックの“脳内友人”で、誰もいないテーブルでウォーウィックは一人接待を始め・・・ブタ

さらに、ラジオでジョンの正体がバレて、イスにしばりつけられてしまうんですね。

完璧なホストにこだわるウォーウィックは、「君は私の客だ。よく来てくれた。しかし、これが運の尽きだ」と。

その後は、ウォーウィックにハラキリ自主制作ビデオを見せられるわ、殺した犠牲者達のアルバムは見せられるわで、トンデモナイことに(大笑い!)

極めつけは、「ジュリアからのハガキ」は、ウォーウィックが自分自身へ出していた手紙だった!

なかなか凝った映画でした・・・途中までは。

後半はいただけないと思いますね~、特殊メイクのくだりはいらなかったような・・・ザンネンな仕上がりでございましたダウン

 

監督:井口昇
出演:木口亜矢、長谷部瞳、斎藤工、志垣太郎、竹中直人


芸者として働くけなげなヨシエは、姉のキクエ(菊奴)にこき使われる毎日を過ごしておりました。

2人は、テングのお面とブラをつけた謎の組織「天軍(テングン)」に襲われ、拉致されて、殺人兵器として育てられるというストーリー。


ストーリーは、ハッキリ言ってどーでもいいです。

素晴らしいのは、ロボゲイシャの造詣ですね

かつらはマシンガン、口にドリル、お尻から刀が飛び出します!

怒りのパワーで武器が作動! 三味線を弾くと腰から下が“戦車”になります(大笑い!)


ロボゲイシャの目的は、女の武器を使って、政治家や社長といった権力者を暗殺すること。

暗殺して、日本乗っ取りを企むのは、影野製鉄社長の志垣太郎とその御令息。


ラストは、姉妹対決、いや合体?!

全編、遊び心あふるるバカシネマとなっております合格


監督:小原剛
出演:佃井皆美、長澤奈央、野村将希、金井茂、大久保鷹

外人に大人気の芸者と忍者のカップリングでござる。
主演は、父の仇である片桐兵衛への仇討ちを果たす山部琴乃。 
 
しかし、幼い頃より父の厳しい修行に耐えてきた琴乃の夢は芸者になること女の子

タイトルは『芸者VS忍者』なものの、
忍者だけでなく、怪僧、山伏、アイヌの女(?!)とヘンな刺客が次々出てくるフグ

それにしても首を飛ばす怪人はなんだったんだろう???
封印された“山部の剣の奥義”というのがイマイチよくわかんなかったです。


「ただの芸者ではないな」に始まり、

「おまえのような小娘に殺られたやつはアワレだな」

「女だてらに見事だ。しかし、しょせんは女」などと言われほーだいだけど、

この芸者は元忍者といってもおかしくないぐらい、互角に戦ってます!


ところで、以前アメリカの小学校で、「忍者が現れた!」という目撃証言で生徒がパニックを起こし、一時学校閉鎖にまでなったというニュースがありました。

「学校の裏にある森を忍者が走り抜けた」そうです。

 

警察が確認したところ、「忍者」は近くの中学校のキャンプ指導員で、仮装イベントに出場するために黒い道着を着て、プラスチックの刀を持っていたとのことです。手裏剣