秋の味覚で忘れてはならないのは、栗!

モンブランです。

 

最近では和栗にこだわったモンブラン専門店が色々あり、人気があるらしい。

 

日本では定番で人気のケーキだけど、

アメリカでは見かけない。

どうして?

 

 

 

1.モンブランとは

 

モンブランとはその名の通り、アルプス山脈のモンブラン山を模して作られたケーキ。山のように盛られたマロンクリームに、粉砂糖を振りかけて、山に雪が積もっている様子を表現しています。

 

ちなみにモンブラン山は、フランスとイタリア国境にあり、モンブランはフランス発祥なんだとか。

ヨーロッパはもちろん、アジア圏で人気があります。

 

どうやらアメリカでは浸透していない。

とはいえ、秋なんだから久しぶりに食べたい!

 

「無いものは作る」、発動です。

 

2.レシピ動画はこちらから

 

材料、作り方はブログ最後に、記載しています。

 

3.マロン缶豆知識

モンブランの素となる、ペースト状になったマロンの缶詰には、3種類あります。

 

①マロンピューレ

②マロンペースト

③マロンクリーム

 

①マロンピューレは、栗を蒸して潰しただけで、栗以外何も入っていないもの。固めで、甘さは控えめ。料理にも使える。

 

②マロンペーストは、栗に砂糖やバニラで味付けされており、固さや甘さなど調整済でお菓子作りに最も使われている。

 

③マロンクリームは、マロンペーストと同様、砂糖やバニラで味付けがされていますが、さらに水分量が多くて柔らかく、そのままジャムの様にパンに塗ったりして食べられる。

 

 

一般的なモンブランのレシピには、

マロンペーストにバターや生クリームを混ぜて作るものが多いです。

 

 

じゃあ私もそれで作ろう、と思ったら…

マロンペースト、アメリカには全然売ってないんです!

 

4.アメリカでモンブラン作るならこれを使うべし

マロンペーストが手に入らないので、代わりに見つけたのは、

chestnut puree とchestnut spreadの2種類。

 

chestnut puree https://amzn.to/37VZgXa

chestnut spread https://amzn.to/37Q1UxQ

 

マロンはそもそもフランス語なんですね(笑)

英語で栗は、chestnutチェスナット。

 

chestnut pureeは、材料を見ると栗のみ。まさにマロンピューレ。

chestnut spreadは、栗に砂糖やバニラで味付けされており、とても柔らかいクリーム状。そのままパンに塗って食べるもので、所謂マロンクリームのこと。これは缶の他に、チューブ状でも売っているようです。

 

この2種類を混ぜ合わせて作ることにしました。

 

これがなんと大正解!

好みの甘さに調節できるんです!

 

甘すぎるスイーツは少し苦手だし、できればカロリーも抑えたいお年頃。

 

配合を試した結果、

ピューレ:クリーム=2:1が

ちょうどいい甘さ。

 

これだけではちょっとまだ固いので

砂糖控えめのホイップクリームと混ぜて絞りやすく。

 

土台に作った、とろけるプリンとの相性が抜群に仕上がりました!

甘さ加減がちょうどよく、口の中で見事に調和する味で、自分でもびっくりする美味しさ。

 

5.絞り口金問題

問題だらけですが、

材料の次に重要な絞り口!

 

モンブランといえば、細い糸状のクリームがくるくる渦巻いた山ですよね。

それに必須なモンブラン用口金。

 

 

これも、アメリカにはありません。

 

代わりに使用したのは、

grass tip https://amzn.to/2HNyzsO

 

 

草を作る口金です!

草ですよー(笑)

 

先端に小さな穴が10個ほど空いた口金です。

モンブラン口金との違いは、その穴の形状。

 

モンブラン口金は穴が丸く、絞ると滑らかな表面です。

一方、草用口金は穴が四角形で、絞ると角がつきます。

 

草用でも丸穴のものはありますが、どれも穴が小さすぎて、そうめんのような細さになります。

ある程度モンブランらしい太さを求めると、四角穴のものしかありません。

 

細かいことは気にせず、これを使って、自作したモンブランはこちら。

とろけるプリンの上に乗せてみました!

 

アメリカ在住の皆さん、モンブラン作れますよー!!

 

6.とろけるモンブランプリンのレシピ

<材料>4個分

◎キャラメル 

 砂糖  40g 

 水 大さじ1

 水 大さじ1-1/2

 

◎プリン 

 全卵 1個

 卵黄 2個

 砂糖 45g

 バニラエクストラクト 小さじ1

 牛乳 200g

 生クリーム 125g 

 

◎ホイップクリーム

 生クリーム  100g

 砂糖   15g

 レモン汁 小さじ1

 

◎モンブランクリーム

 マロンピューレ 100g

 マロンクリーム 50g

 泡立てたホイップクリーム  40g

 

<作り方>

◎キャラメル作り

1.小さい鍋に砂糖と水大さじ1を入れ、弱火で煮詰める。

 

2.好みの色になったら、火を止め、鍋の上にざるを乗せ(はね返り防止)、水大さじ1-1/2を加える。

 

3.プリンの容器に小さじ1ずつ入れる。

 

◎プリン作り

1.ボウルに全卵、卵黄を溶きほぐし、砂糖、バニラエクストラクトを加えて混ぜる。

 

2.鍋に牛乳、生クリームを入れ、沸騰直前まで温める。

 

3.ボウルを泡だて器でかき混ぜながら2を加えてよく混ぜる。

 

4.ざるで濾し、1のキャラメルの上に注ぐ。

 

5.ラップを被せ、弱火で15分蒸す。粗熱が取れたら、冷蔵庫で2時間冷やす。

 

◎ホイップクリーム作り

1.ボウルに生クリーム、砂糖、レモン汁を加え、ボウルを氷水で冷やしながら泡立てる。

 

8分立てくらいにしっかり泡立てる。

 

◎モンブランクリーム作り

1.マロンピューレをボウルに入れ、大きな塊がなくなるまでヘラで伸ばす。

 

2.マロンクリームを加え、滑らかになるまでヘラで混ぜ、裏ごしする。

 

3.ホイップクリームの1/3を加え、よく混ぜる。

 

◎モンブラン山作り

1.ホイップクリームを絞り袋に入れ、冷えたプリンの上に丸く絞る。

 

2.モンブランクリームをモンブラン用の口金を付けた絞り袋に入れ、ホイップクリームを覆うように渦巻き状に絞る。

 

3.甘栗とミントの葉を乗せたら完成!お好みで粉糖を振りかけても◎

 

 

アメリカにも美味しいモンブランが届きますように!

それまで、自作を堪能しましょう。