50セント硬貨って何??
アメリカ生活8年目のMikiNekoですが、
今日初めて見ました!
というより、今までその存在すら知りませんでした。
アメリカの硬貨といえば
1セント(ペニー)、5セント(ニッケル)、10セント(ダイム)、25セント(クォーター)
ですよね。
ごく稀に、1ドル硬貨をお釣りなどでもらうことがあるけれど、
なんとなく使い辛く、できるだけ早めに手放すようにしています。
使うたびに店員の方も、ナニコレ?みたいな顔で
じっと硬貨を見つめていたり。(だから使いたくない...)
そんな珍しい1ドル硬貨を遥かに上回る、
激レアな硬貨。
50セント硬貨です!
今日、フィラデルフィア名物のチーズステーキサンドイッチを買ったときのお釣りに、なんとも見慣れない大きな硬貨がひとつ。
表面はジョン・F・ケネディの顔のデザイン、裏面にはHALF DOLLARの文字が。
1ドル硬貨を初めて見た時も思ったけど、
偽物じゃないの?
調べてみると、最近ではすっかり流通量が減っているけど、れっきとした本物の50セント硬貨らしい。
サイズはアメリカの硬貨の中でも一番大きく、一番重い(クォーターの2倍の重さ)とのこと。
20世紀前半までは他の硬貨と同様に流通していたけれど、現在では一部カジノで使われているくらいなんだそうです。
流通が激減した原因として、
- 1960年代、材質の90%を占めていた銀の価値上昇が起こり、投機家やコレクターによる買いだめが発生した
- ケネディ大統領の暗殺事件(1963年)により心情的な理由で、使わずに保存するようになった
- その後、材質に銀は使われなくなり、流通量は一時増えたけど、その頃には世間も50セント硬貨に興味が無くなって、銀行も取り扱わなくなった
などがあります。(Wikipedia引用)
2002年からはコレクター用にのみ製造されているらしいので、それも流通には反映されないですよね。
今日は思いもよらず
サンドイッチを買ったらまさかの出会い。
そしてケネディ大統領は、私が以前住んでいたマサチューセッツ州ボストンの生まれ。
これも何かの縁、
この50セント硬貨は大事に取っておこう。
(そして私も流通を止める)
まだまだ知らないことで溢れているアメリカ生活。
次はどんな出会いがあるかな。