リーベショコラーデ -9ページ目

リーベショコラーデ

thoughts about music and singers

モスクワ・クラシック・バレエの公演と重なってしまい
どっちにしようかと迷ったあげく、バレエのチケットはGFにゆずってこっちにしました。
(バレエのレビューは聴取しましたので後日投稿します)

このお二人は日本の声楽界のトップ美女二人でしょう。声楽もビジュアルが大事です。
森麻季さんは長い事実物を拝見していますが、衰えぬ美貌です。二人のお子さんのママとは思えません。
ドイツのドレスデンオペラの「薔薇騎士」でゾフィーをやったのを観たのが最初ですが、演技はシロウト同然でした。資質というものが欠けています。それは個性なんだと思います。(他人を演じられないということが)
見かけは高慢に見えても仕方ない人ですが、ご本人はかなり可愛らしい人です(トークで分かります)。技巧も素晴らしい。本日もシャルパンティエの歌劇「ルイーズ」より"その日から"の歌唱は、世界に通用する物凄い歌唱でした。声質が軽いところが個性です。もう、この年齢に達すると、ほぼ声楽家としてのポジションは確立しているでしょう。完成形だと言う事です。「まだまだ修行」というセリフは出て来ない年齢になったんだなぁ、と長年観ている立場としては感慨深いものがありました。鎌倉芸術館開館20周年スペシャルというコンサートでしたが、ご本人もキャリアが20年だそうです。(御歳43歳)
森麻季さんは、ドレスの趣味がまた素晴らしいです。(日本の声楽界で他にドレスの趣味が良いのは澤村翔子だと思います)森さんは単色のベージュ色のようなAラインのドレスでしたが、あれを美しく見せられるのは(似合うのは)個性です。同じドレスを着ても誰もが同じように見えるかというと、そうではないものです。毎回違うドレスを着てきますが、それもフリフリ系なんですが、「どこにしまっておくんだろう」と気になります。
ビジュアルは大事です。


林美智子さんも美貌の歌手ですが、やはり年齢を重ねました。ケルビーノを何度も演じて高い評価を得ているそうで、本日も"恋とはどんなものかしら"を歌いました。得意のレパートリーということになるのでしょうが、「もう歌って良い時期は過ぎた」歌唱でした。声がもう「熟女の声」なんです。大きな豊かな胸が見えるドレスでケルビーノを歌われても、目をつぶって聴くしかありません。それでも「声のマチュア度」がもうケルビーノのイメージと合いません。

ケルビーノを歌える期間というものが、歌手にはあるんだなぁ~、とこちらも感慨深く林美智子さんの歌唱を聴きました。

ケルビーノと言えば、今週末に藤沢市民オペラが「フィガロの結婚」をやります。
11月23日土曜日 14:00から
11月24日日曜日 14:00から
藤沢市民会館大ホール
チケットはこちら
★若者オペラ体験席(2階席):1,000円というのがありますが、年齢制限は無いそうですので是非おじさんおばさんもどうぞ。

★ケルビーノは堀万里絵さん(23日)と青木エマさん(24日)どちらも若手の美貌の長身(170cm超)。


林美智子さんの本日の白眉は武満徹の「小さな空」でした。今後はこの路線が延びるのではないでしょうか。
同様に森麻季さんの日本語の「初恋」も良かった。これは森麻季さんの歌唱を今まで何度も聴いていますが一番良かった。この年齢でこそ歌えるものがあるように感じました。

声楽家、年齢とともに歌が変わるんだなぁ、ということを実感させて戴いたコンサートでした。
最後になってしまいましたが、山岸茂人さんのピアノは、森麻季さんと何度も組んでいる所為もあることでしょうけれど、緩急が歌手とよく合っていて、特に「花の二重唱」はデュエットも息が合うのが難しい曲ですが、それに伴奏をつけるのも難しくて、よく「三拍子」になってしまうのを聴く事がありますが、本日の三人は日本の最高のレベルの演奏でした。

良かったです。声楽家の人生というものを共体験(私の造語)できた一日でした。


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主催 Hakuju Hall 
協力 二期会オペラ研修所

ということなので、東京二期会が開催しているものではありません。

Hakuju Hallが見込んだ二期会の新人歌手さんに機会を与えているもののようです。
チケットは500円。
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にゃーと行ってきました。平日(木曜日)の午前11時開演です。当然、勤め人の方は来れないでしょう。

Hakuju Hall
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300席だそうです。結構広い。椅子がゆったりめでかなり良いですが、18人横並びなので休憩が入るコンサートだと出入りがとっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっても不便でしょう。本日は一時間のコンサートで休憩無し。きっと、そういうパターンのホールなのでしょう。

さて、二人の歌手さん。
初々しくて、美声で、輝く未来に踏み出した感に溢れていてとっても良かったです。
二期会オペラ研修所56期生なんだそうです。二人とも修了時に「優秀賞」受賞。

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喋りは成田伊美 (なりたよしみ)さんがなかなかユーモアのある話し方をしましたが、やはり慣れていないようです。「あの」とか「えー」が入ってしまう。先輩の鷲尾麻衣さんなんか、一回も言いません。(←リンク)そういうところも見習いましょう。

歌手さんと関係ありませんが、開始の案内の女性は「録音、写真撮影はお断り戴いております」と言いました。お断り致しております、でしょう。あら探ししてるんじゃありませんよ。『十分準備していれば言い間違えない筈のこと』を言っているところがみなさんプロ意識が足りないという点で共通しているのです。トークの不得意な歌手さんはたくさんいますが、勉強不足なだけです。

歌は良かったですが、寝ました。
「聴いて感動して涙が出る」という歌唱ではなくて、私には心地よい子守唄でした。
あとで聞いたらにゃーも寝たそうです。(^^;


大隅智佳子さんの歌声なら30秒で涙が出ます。
あれは、何が違うんだろう・・・

お二人ともこれからの人たち、素晴らしい先輩は「何が違うか」よく自分のアタマで考えて精進して下さい。

あと、ピアノの髙田恵子さん、二期会オペラ研修所の専属ピアニストだそうですが、どのようにして今の職についたかというお話がなかなか面白かったです。ご本人からしか聞けない話しですもんね。そういうオープンな人柄が好感されるものです。自分の事を隠そうとする人は、才能も表現も
偽わりのものにしかなりません。(澤村翔子のことです)

みんな、頑張れ!
大隅智佳子さん、この前コジ・ファン・トッテでとても良かった山口佳子さん、Mの集いでいつも素晴らしい村上公太さん、今まで日本人でもっともカッコ良いエスカミーリョだった森口賢二さんの名前を見つけて、急遽三日前にチケットを買って行きました。

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■キャスト 
板波利加(ソプラノ)、大隅智佳子(ソプラノ)、小川里美(ソプラノ)、小林厚子(ソプラノ)、丹藤亜希子(ソプラノ)、野田ヒロ子(ソプラノ)、山口佳子(ソプラノ)、鳥木弥生(ソプラノ)、及川尚志(テノール)、大澤一彰(テノール)、岡田尚之(テノール)、馬場崇(テノール)、笛田博昭(テノール)、村上公太(テノール)、村上敏明(テノール)、木村聡(バリトン)森口賢二(バリトン)、チェ・スンピル(バス)

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この豪華メンバーでオーケストラもコーラスもついて、チケットが僅か3000円。
おかしい、、、、
実は独立行政法人「日本芸術文化振興会」から助成金(つまり税金だ)をたくさんもらって実現したとのこと。【司会者の挨拶から】

チケット代で内容を想像してはいけないんだなぁ、と思うと同時に、助成金が無いとこういうものができないのか、9000円の価値はあるが、しかし9000円に設定するとお客がこないんだなぁと言う残念感。しかもこれは天下り法人・・・。日本の仕組みはどこかがおかしい。

そんな気持ちはすぐに捨て、まずホールの響きに驚きました。【文京シビック大ホールには初めて行きました】
音響反射がとっても強くて、風呂場で音楽を聴いているような聞こえ方でした。
(このことが、あとで大隅智佳子さんの歌唱のときに感ずる事が出てきます)

座席は一階21列3番あたりと、ホールの左端ですがこのホールはここからでも舞台はよく見えます。

座席からの景色
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このホールはとっても良い設計です
1802席あるそうです

今回のブログのテーマは「公演雑感」ではなく「歌手」です。
歌手があまりにも良かったからです。

まず五番目に出てきた山口佳子さん。

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コジ・ファン・トッテでコミカルで色気のある演技と歌唱(デスピーナ役)がとても良かった。アタマが良くて「引き出し」のたくさんある人なんだなと思いました。本日は椿姫。とっても良かった。椿姫というのは、前回イリーナ・ドブロフスカヤの公演のときに書きましたが、あの役柄は「日本人にはできない」ものがあると思う。「身体の細胞がバターとソースでできているような」肉感のある女性でないと似つかわしくない。山口佳子さんは「私の身体はご飯でできている」感じの人です。「娼婦」が似合う人とは程遠い。ですが、歌唱は良かった。観客を「巻き込んで」いた。「次の音はどんな音で歌うのか」に惹き付けられて目も耳も舞台に釘付けになりました。最後の高い音(デッセーがメトロポリタンで外した音)は、マラソンの最後に50メートル短距離全力疾走があるようなものですが、そこに突入するときは観客の期待は盛り上がり、山口さんは腰を落としてまるで相撲の立ち会いのような格好になってから決めの歌唱をしました。感動しました。素晴らしい椿姫でした。美人です。素敵です。

※ひとつだけ注文を付けると、当日の顔色があまり明るくなくて舞台映えしなかったことです。モデル出身のにゃーの意見では「普段はあの色で良いのだけど、舞台に上がる時は口紅の色をもっと明るい色にしたらそれだけでずっと良くなると思う」という事でした。参考になさって下さい。良かったら今度にゃーをメイクの楽屋に送ります。


リゴレットで、大澤一彰さんと村上公太さん、山口佳子さんが登場。
大澤一彰さんの声は素晴らしいです。にゃーもうっとりしていました。二期会創立60周年記念公演の「カヴァレリア・ルスティカーナ」で拝見した事がありますが、あの公演は良くない思い出があるので歌唱は覚えていません。今後もっと有名になるでしょう。
村上公太さんはMの集いで何度も聴いていますが、この人は「天才肌」の人です。難しい事をごく自然にサラリとやっているように見せる。声も良いし、素晴らしいです。
山口さんは「女心の歌」~「四重唱」に参加しましたが、一番声が通っていました。舞台の右端で歌いましたが、ほぼ真逆の位置の私の席までよく声が届きました。ホールの響きが良い所為だけではありません。

森口賢二さんは、綾瀬市市民オペラの「カルメン」で闘牛士「エスカミーリョ」を演じて、その男らしい振る舞いと力強い声がとても良かったのを覚えていますが、今回写真を見たらえらく優しそうなお顔をしていてびっくりしました。エスカミーリョとは別人です。(どちらも素敵ですが)

森口エスカミーリョ(2012年6月10日)@綾瀬市
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今回のプロフ写真
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別人やんか(笑)



さて、ほとんどトリで出てきたのが大隅智佳子さん。




アイーダから「おお、わが故郷」を歌いました。

本日、この時間だけ、夢のような時間でした。
涙が溢れました。
私の知る限り、日本の最高のソプラノ、孤高のソプラノです。
声が聞こえてくるだけで涙が出ます。あの弱音をコントロールしたやわらかな高音。
初めは「高音の管楽器」が演奏し始めたのかと思いました。
歌唱中、顔を横に向けている時間がありました。演技の為ではないと思いました。
にゃーは「このホールの響きが好きじゃなかったのかも知れない。あの位の人になるといろんな事考えるでしょうから」と言いました。ご意見に納得しました。

人生、生涯忘れられない歌唱でした。
(続けて当日代役で呼ばれたというテノールとデュエットしましたが、格が違い過ぎてまったくダメ。幼稚園児(テノール歌手)とその面倒を見ている保母さんのようでした)

なぜこんなに素晴らしい声の録音が無いのだろう?
日本のCD会社はセンスが無いのか?と思いますが、以前、ご本人が
「録音するときのマイクに向かって歌う歌い方はホールで歌うときと全然違う」
「ホールの歌い方で歌うと、声を小さくして歌っても音が割れてしまうのです」
と話してくれたのを思い出しました。録音とステージとは別だという考えがあるから録音をしないのだと私は思います。確かに、こんな歌唱を録音から聴けるとは思えません。
「CDを出していないとメジャーではない」などという間違った考えが世の中にはありますが、「音楽」というものを分かっていない印です。


終わったら五時半。三時間半のコンサートでした。3000円、安過ぎます。
みなさん感動を有り難うございました。


ちなみにこの建物(文京シビックセンター)は「文京区役所」の建物なんですね。お金持ちの区なんだなぁ。
展望階(25階)からの夜景をどうぞ。

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展望ラウンジ 開館時間 09:00~20:30 (無料)
休館日 年末年始(12月29日~1月3日・5月第3日曜日)




10月14日(月曜日)体育の日に友人と二人で行ってきました。
チケットは早々と完売したはずでしたが、大隅智佳子さんに直接メールしたら
「はーい、二枚あります」
とのお答え(^^;

大隅さんは私的には日本で今もっとも素晴らしいソプラノの一人だと思う方です。
カルメン役を拝見するのは初めて。(カルメンはそもそもメゾソプラノ役ですが)

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ヒルサイドプラザはだいたい100名ほどの座席数のホールです。
ここでオペラをやるのは舞台装置的には無理があります。狭いから。
この主催団体の名前『ルナノバ』は初めて聞きますが、「オペラって楽しい!」のキャッチコピーから伺えるように、低料金(3500円)で分かりやすい(日本語上演含む)オペラを提供しようとしている団体のようです。


もう書いちゃいましたが、日本語上演でした。カルメン。それは初めての経験。
大隅さんのカルメンは流石の歌唱で、特に若者を前蹴りしたときは会場がどよめきました。(笑)
大隅さんて、女性的なのに男っぽいところがあるから。。。以下割愛

私的には大隅さんはミカエラの方が好きです。合ってると思います。純情可憐な乙女心を歌うミカエラをやらせたら世界に二人といないと思います。

で、ミカエラは違う人が演じたんですが、主に、「日本語による歌唱」という所為で、
ちっとも伝わるものがありませんでした。小さなホールなので台詞はよく聞き取れて字幕も不要なくらいでしたが、日本語であのアリアを歌われても、まったく別物なんですね。ああ、カミサマー、と日本語の一語一音節で歌われても、言葉によって運ばれて来るものが違うのです。言霊というものが感じられません。

ミカエラは「オー、セニエー...」と繰り返す所で聴衆も感極まって涙が出るはずなのですが、メロディーが同じでも日本語では伝わって来ない。「分かりやすさ」を目指して日本語上演をしたのはよく分かりますが、同時に失われてしまったものも大きいです。それは舞台装置にも言える事で、「舞台装置にお金をかけないで低料金で提供する」ことによって、オペラのもっている魅力とはなんだったか、を改めて考えるきっかけを戴いてしまいました。上手な歌唱を聴かせて戴いたけれど、終わってからの「感動の余韻」というものが薄かったです。

(歌唱はみなさん良かったです。特にフラスキータの佐藤りなさん、メルセデスの福間章子さん、良かった。エスカミーリョは声は迫力あるけど見かけの強さがまったく不足してました。そういうのもオペラ歌手の大事な要素なんだなぁと改めて思いました)

お金かかっても、オペラはオペラハウスで豪勢な舞台装置の中で人間技とは思えない声量で朗々と歌い上げる姿を観たいものだ、と思いました。そういうオペラを観た事が無い人に、この企画がそういう動機を生むかどうかは微妙のように思いました。(そういうオペラを知ってる人はそういうオペラに戻って行くだろうし、そういうオペラを知らない人にはオペラの魅力を充分伝える事はできなかったと思う)

あと、大隅さんとは直接関係ない事ですが、ルナノバの書いているしおりの「オペラ『カルメン』の魅力一問一答」という文章が、下品で気に入りませんでした。この人たちは本気で芸術を目指しているのか、と疑問に思いました。友達は「恥ずかしいわね」と言いました。

最後までお読み戴き有り難うございました。

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土曜日の18:00から、千代田区の紀尾井ホールに行きました。
歌手もこのホールも初めてです。
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このホールは作りが重厚で天井も高くシャンデリアも豪華ですんばらしいですが、
ですが、
真四角の座席配置のため、サイドの二階席二列目からはステージの半分くらいがまったく見えません。
サイドの前列でも同じらしく、多くの人が手すりから身体を乗り出してステージを見ていました。

サイドに座ってはいけないホールです。


さて、歌ですが。
ホールに向かう途中、他のお客さん達の会話が聴こえました。
「あの人の歌い方が好きじゃないという人は結構いる」
「○○さんを誘ったけど好きじゃないからと断られた」

30年も現役で歌っていてしかも二期会会員であるなら実力はあるはず、、、
と思って出かけましたが、
残念ながら、
とってもキレイな人ですが、
歌は「昔こういう歌い方をそういえばよく聴いたなぁ・・・」と深い感慨に耽るほど古くさい歌い方です。
音程が定まらないのです。むかし、西洋のこぎりをバイオリンの弓で弾いて音を出す芸当がありましたが、あれです。
長音を延ばすと尻上がりに音程が上がって行く、あれです。

二期会会員だそうですが、今の二期会のステージにこんな歌い方をする人は入れないでしょう。ひとりだけ違うんだもの。

むかし、柳兼子というアルト歌手のCDが某評論家が誉めていたので聴いてみた事があります。
音が激しく不安定なのです。それに味があるのかどうか知りませんが、私はとっても聴いていられませんでした。当時、ドイツから来た若い留学生がいたので「これどう思う?」と聴かせたら「こんなに音程が不安定な歌手はドイツにはいない。とてもプロフェッショナルとは言えない」と言いました。さもありなん。評論家の言う事と自分の感じる事はたいてい同じではない、という事を経験した初めでした。(爾来、人の言う事は聞き流して自分の耳だけ信じています)

ファンの方は著名人の中にもたくさんいるらしく、ブックレットには祝辞も掲載されていました。

30周年おめでとうございました。


※私の言う事は気にせず聞き流して下さい。
最後までお読み戴き有り難うございました。
曲目に魅かれて行ってきました。

ウエーバー 歌劇「オベロン」序曲
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26 ヴァイオリン独奏 齋藤羽奈子さん

休憩

ブラームス 交響曲第2番 ニ長調 作品73
アンコール 
ブラームス ハンガリー舞曲 第1番 ト短調

何と言っても、特筆ものの生涯最高のブルッフを聴きました!
ヴァイオリン独奏 齋藤羽奈子さん、素晴らしかった。

あれこれ書きませんが、邦題が「オーケストラ」という映画(原題はLe Concert)がありますが、それと同じ感動を実演で体験できるとは予想もしなかった。
あの映画は、旧ソ連時代に解散を余儀なくされたオーケストラのメンバーが、30年振りにパリで演奏会をすることになり、チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトをやるのですが、流石に30年振りの演奏はよろよろのバラバラ。まったく音楽にならず、観客から失笑を買うのですが、(メラニー・ロラン演ずる)美貌のソリストの出だしのソロ一発でオーケストラの音が変わる。
感動するシーンです。アンサンブル・マジックという音楽用語がありますが、そういう化学変化が起こる訳です。【以上は映画の話しです】


今回のブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番はまさに、ソリストの真剣勝負の演奏にオーケストラが非常に強い刺激を受け、「ソリストの一音も聞き逃せない」という、聴衆にもオーケストラにも尋常ならざる緊張感が漲って最後まで素晴らしい演奏になっていました。本当に感動しました。
これはやはりライブならではの、ソリストとオーケストラと聴衆が一体となって作り出す「音楽」という時間の芸術の本当の姿を見たのだと思います。よいオーディオ装置で何度有名な録音を聴いても、今日の、この一回限りの演奏体験に叶う感動はありません。齋藤羽奈子さん、素晴らしかった。

本当に、素晴らしかった。
経歴を読むと、
2009年から東京セラフィックオーケストラでコンサートミストレス・・・・・現在東京藝術大学四年生。え~っ!!!!

1991年生まれ、大学生だそうです。22歳。
あの堂々とした演奏振りはもっとベテランかと思いました。
このところ、若い演奏家たちにとっても刺激を受けます。

ご本人
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プログラム
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休憩の後、ブラームスをソリスト無しで演奏しました。都筑オーケストラという名前を初めて聴きましたが、日本てアマチュアでレベルが高いオーケストラがたくさんあるんですね。

どのくらいの練習でここまでできるんだろう、、、。
練習の張り紙が会場にありました。
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15回。

アンコールのハンガリー舞曲の演奏は、このビデオに近い演奏でした。
オリジナルの解釈というより、こういうのを手本にしたという演奏です。


指揮:アルフレート・ショルツ 演奏:ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団

ブルッフのコンチェルトの後に、ソリストがいないと、まったく別のオーケストラに聴こえました。コンチェルトが素晴らし過ぎたのですが、この演奏会が500円というのにも、驚きました。いくらアマチュアでも、安すぎるんじゃないでしょうか。


齋藤羽奈子さん、次のコンサートはこれのようです。

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来年だ~。。。しかも前売り無しでわずか1000円。
このブログを読んだ人が押し寄せて入りきれなくなるかも知れません。

来年まで生きなくちゃ。

最後までお読み戴き有り難うございました。


関西出身の女性【敢えて名前は伏せます】と一緒に行ってきました。

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出演はピアノ    石津若葉さん  高校二年生
   ヴァイオリン 今城明日香さん 高校二年生
   ピアノ    廣瀬加奈さん  桐朋学園大学研究科一年

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曲目はベートーヴェン ピアノ協奏曲第2番
   プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第1番
   ラフマニノフ  ピアノ協奏曲第2番

みんな、若いです!
ステージ姿は堂々としていて、演奏も立派なのに驚きました。

最初の二人は高校二年生です。
このまえ周防亮介君の演奏を聴いて「高校生」と聞いて驚きましたが
「演奏に年齢は関係ない」とつくづく思いました。

年齢を重ねると、宣伝文句に書かれるのは「深みが増した演奏」とか「巨匠の風格」とか
加齢がプラス要素のように表現されるけれど(それは仕方ない事ではあろうかと思いますが)
実際は、人間というのは、年齢とともに良くなるものでも進化するものでも素晴らしくなるものでもありません。

年齢があがると「経験値」が増すだけです。それは解釈が進化するわけではない。ただ単純に「違う見方ができるようになるだけ」であると思います。時間とともにどんどん良くなる訳ではない。その時、その瞬間の輝きがすべてなのです。「いつでも今が最高」なのです。今の最高は明日の最高に劣るのではない。明日の最高が今日の最高より優れるのではない。それぞれが、あなたの演奏の「最高の瞬間」なのだと思う。【前にも書きましたが「これが今の自分の最高の演奏」と思っていない演奏を聴きに行きたいのではないのです。95点の演奏を聞きたいのではない。自己採点で満点、そういう演奏の輝きを、人は求めている】

話しが長くなりましたが、この三人はそれです。最高に輝いている演奏だった。それは「若さのちから」があるからです。どういう事かと言うと「若いとき」というのは未来は無限の彼方にあって、時間というものはいくらでも目の前にあるような気がしているものです。見つめる目標は「遠くの星」です。自分自身は新しい未経験の世界を切り拓いている先端にいます。比較する過去もまだ無い。進むべきだったと後悔する道も無い。こうなっていた筈、と思い煩う他の自分もまだいない。自分の現在の位置がどこにあるのかなどと考える地図も無い。あるのは前途だけ。

何もかもがまだ見えていないから自分の世界に没頭できる。その、迷いのない演奏姿は「聴衆を必ず巻き込みます」

自分の目で見て、そう思いました。評論家がよく使う「将来に期待がもてる」とか「技術的には未熟だが」とか「更なる解釈の深みを追求して精進してほしい」のような言葉はまったく間違っていると思う。このとき、この瞬間に全力で生きている、その証の演奏というのは、「既に完成品」なのです。それ以上のものは無い。あとは、自身による「違う演奏」があるだけです。

そういう事をつくづく感じました。素晴らしい演奏会でした。

神奈川フィルの演奏も素晴らしいものでした。
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神奈川県立音楽堂というのは座席が急になっていて、前から9列目がグランドピアノの蓋と同じ高さになります。その列の右側ブロックの中央通路よりがピアノの音がもっともよく聴こえる座席です。自由席だったのでそこに座れました。ラッキーです。


で、
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番を廣瀬加奈さんが弾き終わって拍手している最中に
「関西出身の」女友達が私に聞きました。
「太鼓ずれたよね?」

彼女はこの曲を聴くのは三度目のはずですが、三楽章の終わりのクライマックスにある大太鼓のドーンが遅れた事を気がついたようなのです。

「うん」と私が言うと「タイミングが難しいのでしょうね」と理解を示したかと思うと

「遅れたと気がついたらいっそ叩かない方がよかったんじゃないの?」などと厳しい事を言いました。思えば、あの太鼓がぴったり合った演奏というのは、なかなか聴いた事がありません。
「もしかしたらちょっとずらすのが楽譜通りなのかも」などと、これはどっちが言ったのか分かりませんが、それほどあの太鼓の強打は難しい。この曲を三回しか聴いた事の無い人にも分かるものなのかと感心した経験でした。三人とも頑張れ!

※ 特に廣瀬加奈さん、既に大人の女性の魅力を備えています。きっとメジャーになるでしょう。ショパンなど弾かずに精進してください。
水曜日の昼下がり、13:30開演のコンサートにゃーと行ってきました。チケットは5月25日に発売して即日完売。9月25日に追加分の発表があったのですぐに申し込んだら最後の二枚でした。

王子ホールって、松屋の隣の大きなビルの中にあるんですね。
ビルは見た事は何度もあるけれど、ここにホールがあるとは知りませんでした。

開場前雨の中行列
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西山まりえさんを初めて見たのは2011年12月25日の六本木ヒルズアリーナ・クリスマスコンサート。

六本木ヒルズアリーナって初めて行ったんだけど
ふきっさらし! 劇寒い! 北風も吹いてチェンバロなんか大変なことに! 
よく頑張って弾いてました。
(西山まりえさんは翌日風邪をひいたそうです・・・)

それから「聖母マリアの夕べの祈り」のコンサートでも聴いて、澤村翔子のブログに西山まりえさんのブログのリンクが貼ってあるので友達なのかなと思っていましたが、ソロで聴いてみたいと思ったので行ったのです。

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想像もできなかった別世界の人でした。音楽も人も。

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「マリー・アントワネットのサロンで奏でられたようなひとときを、ここに再現したいと思います」というご本人の言葉通り。音楽がベルサイユしています。典雅で優雅で天上の音楽のようです。これは練習で上達するという種類の音楽ではありません。「気品」というものは修練で身に付くものではなく本人の生まれ育ち(資質)からして越えられない違いがあるとかねがねここに書いていますが、この方は気品どころではなく「貴族の品」を持っていらっしゃって、それが声にもお話にも音楽にも出ています。「別世界の人」と最初に書いたのはそういう意味です。

典雅な時間を過ごしました。場所がまた「銀座」です。広さはサントリーホールのブルーローズより小さいけれども(ブルーローズは最小384席、王子ホールは315席)、このチェンバロの音楽には限界の広さですからこちらを選んだと思われますが、下世話な事を書けば料金は王子ホール平日使用料が399,000円ブルーローズは231,000円。六本木と銀座ではクラスが違うようです。お客様も14対1で女性がほとんど。(エレベーターに乗ったら女性が14人で男は私だけでした<<平日の昼間だから当然かも知れませんが)しかも皆さん、お召し物も話題も典雅な方々ばかり。演奏前にホワイエで紅茶とヨックモックのクッキーが無料で提供されました。給仕のスタッフが8人はいました。「ここで行なわれるコンサートにはいつもこのサービスがつくのですか?」と給仕の方に聞いてみましたら「銀座ぶらっとコンサートのときはつきます」とのこと。このコンサートは自主コンサートではなくて王子ホールに依頼されて開催しているようです。

そんな会場で使われたのがこの楽器。(クリックすると拡大します)
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ハープは1775年製のオリジナル(本物)だそうで、博物館展示品ものです。その音がまた、マリー・アントワネットが弾いているのかと聴こえるがごとく。(マリー・アントワネット作曲の歌曲を演奏されました)

別世界です。この方は私の身近にはいないタイプの人です。非日常の時間を堪能させて戴きました。終演後はホワイエに再び紅茶とお菓子が振る舞われ、挨拶に降りてきた西山さんのところへは次から次へとお客様が話しかけに来ていました。このクラスの人々に固いファンがいらっしゃるのが伺えました。聞く所によるとレコード芸術という雑誌に書評を書いた事があるそうなので、早速その号を買いました。評した書籍はこれです。
バロックとその前後の鍵盤音楽の運指法/音楽之友社

¥6,300
Amazon.co.jp


西山さんの書いた書評が面白かったのでこの本も読みました。
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「作曲家の創造行為における運指の派生も、著者が比較すると作曲家の閃きが垣間見えるよう」という書評にうなづけます。

歴女楽コンサートの次回は来年(!)のようです。
直近で拝見する事はできないか・・・
「オルフェオ」2013年12月4日だそうです。

伺います。
ミュージックアカデミー東京というのは素晴らしいスタジオで個人レッスンを受けられる音楽教室だそうです。
HPはこちら

このコンサートは、その先生たちの発表会です。(生徒の発表会は先週の台風の日だったようです)
村松映美先生が出演されるので初めて聴きに行きました。

村松さんというのはIRISのメンバーで、そのコンサートをきっかけに私はオーディオ装置とCDをすべて処分して、残りの人生の時間とお金をすべてコンサートのチケットに使おうと決心させてくれた人なのです。音楽というのは「時間の芸術だ」と開眼させてくれた方です。

村松映美さん
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photo by me


サントリーホールは今月四回目(^^;

プログラムをご覧になってお分かりのように、バラエティに富んだ、先生の個性に合った意欲的な内容で聴きごたえがあります。
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これでチケットがわずか2500円!
音楽教室というバックアップあってこそでしょう。
観客は生徒さんの家族がメインと思われましたがどなたにも薦められるコンサートでした。

ブルーローズというのはステージを狭く使うなら432席になるホールで、祝日の午後の使用料金は294,000円です。詳細はこちら

2500円で満席なら売り上げは108万円。
個人の音楽家でも400人集められれば充分ペイしてファンも喜ぶことになるのです。
そのポテンシャルのある人はたくさんいます。ただやり方を知らないのと勇気が無いだけなのです。あとは「意思」「こころざし」です。
それが無い人がたくさんいることは残念な事です。
(ウィーン在住の田中彩子さん(ソプラノ)は日本に住んでいないのに去年ブルーローズを満席にしました)

残念な思い出を思い出してしまいましたが、さて感想。

(1)プログラムの写真はみんな良い笑顔なのに、ステージに出てくる時に表情が硬い人が多かった。
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笑顔!大事です。

(2)曲目はみなさん持ち味を生かした意欲的な選曲でたいへん良かった。

(3)問題はショパンです。鶴見彩さんが弾きました。上手です。テクニックも申し分ないし表現も素晴らしい。いかにも「先生の弾くこれ以上無い完璧なお手本演奏」でした。文句のつけどころがありません。しかし聴いていて「楽しそうじゃない」
別に「楽しそう」でなくて良いのですが、苦行をしているようなのです。
演奏には引き込まれましたが「巻き込まれない」のです。
いま読んでいるルビンシュタインの自伝の表現を借りれば、『才能ある解釈者が単なる演奏者ではなく、再創造者であれば、自分のひくどんな曲でも、高尚にすることができるはずだ(66ページ)』という「再創造」の喜びというものが無い。
華麗なる旋律―ルビンシュタイン自伝 (1977年)/アルトゥール・ルビンシュタイン

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ショパン弾きの方は高橋光太郎さんのショパンを一度聴いてみるようお薦めさせて戴きます。
音楽とはWiederschöpfenである、と感じる筈です。

(4)聴衆をもっとも巻き込む演奏をしたのは西澤安澄さんでした。ドレスではなくて六本木を歩いていそうな黒いシャツとズボンにハイヒールのブーツで登場。ファリャを何曲か弾きましたが、「この人はショパンなんか弾かないだろう」とにゃーと語りました。一番良かったです。

(5)余談ですが、フルートの演奏家について気になる事があります。それはにゃーに言われて気がついた事ですが、女性が口を拭う仕草が美しくありません。フルートオーケストラジャパンの演奏を聴きましたが、ハンカチを持っていたのはシルバーグレーのドレスを着ていた女性ひとりだけ。演奏の合間に口を拭う人もおり、ソロ演奏の素晴らしかった男性はにゃーによると、手をスボンにこすりつけて拭いていた。あれは本人たちは無意識にやっているんでしょうか。

たいへん良い演奏会でした。次回も行きたいです。
コンタクトレンズの会社メニコンのスーパーコンサート2013「歌劇あしたの瞳」を
招待状を譲って戴いたのでにゃーと行ってきました。

東京芸術劇場は今年2月の「カルメン」以来ですが、座席までのアクセスが非常に悪い劇場です。
延々とエスカレーターで昇って、入場したら更にエスカレーターと階段で昇って
ホールに入ると座席まで階段を延々と降りなければなりません。
しかも「座席のナンバリング」が非常に悪く、チケットに書いてあるのは
3階 RB A列 6番
どうやって見当つければ良いのか初めて来た人には絶対に分からないシステム。
しかも、座席番号が椅子の背中についているので
しゃがんで番号を見なければなりません。

かなり不格好な姿でうろうろしないとならない。

座席はどこに座ってもステージが正面にある作りになっていて
上野の東京文化会館のようにサイドの席に座ったら首を60度ひねらないとならないような事が無くて
観劇するには良い劇場ですが座席までのアクセスのシステムが最悪です。
火事になったら避難するのも大変だと、いつも座席につくまで不安になります。


前書きが長くなりまして申し訳ありませんでした。

感想を箇条書きにします。

(1)日本語の歌詞がまったく聞き取れなかった「神風」に比べて、日本語の歌詞がよく聞こえると思ったら全員がマイクをつけてPAから音が出ていました。これはオペラではなくてミュージカルでしょう。ただ、一音符にひらがな一文字があてがわれて、しかも日本語の発音に合わせた無理の無いメロディー作りをし、更にメロディーに載せにくい長ゼリフはレチタティーヴォにするという宮川彬良氏の作曲の手腕によるものでもあると思います。

(2)音楽はキレイで、なにかディズニー映画を観ているような気持ちになりました。宮川彬良氏の経歴を読むと「東京ディズニーランドなどのショー音楽を担当」とありましたので、そういう仕事を得意としている事が分かります。

(3)功なり名を遂げた創業者の自伝を元にしている、と聞けば観る前はあまり素直に「芸術作品」とは受け取れませんでしたが、音楽的、歌手の力量的にはとても良かったのは意外でした。ただし、台本が長過ぎる。三割ぐらい削ったら毎年の新入社員研修に使えると思います。みんな感激して愛社精神が育成できるでしょう。このままだと、観劇に慣れていない若い社員がたくさん寝ると思います。

(4)音楽はとても工夫がされていて感心しましたが、衣装と脚本がよくありません。序幕は歌手たちの衣装は白黒のへんな格好でも良かったけれど、一幕以降はもっと見栄えのするものに代えてほしかった。予算が音楽家と脚本家に行ってしまって衣装の工夫がなかったように感じられました。それは脚本が「現実とファンタジーの切り替え」の工夫が足りなかった所為です。ここはにゃーと認識が共通で感想を色々と話しあいましたが割愛させて戴きます。

(5)歌手は「眼球」役の塚本伸彦氏が特に良かった。日本語がはっきりしていました。同時に日本語はオペラには使いにくい言語であることを改めて感じました。松波千津子さんと楠永陽子さんの二人も初めて聴きましたが上手で美声なソプラノです。声楽家って、上に上がる人とそうでない人の差はどこでつくのだろう、実力のある人はこんなに幾らでもいるのに、と思いました。コロス役に16人も歌手が出ていましたが、舞台では同じ化粧の所為でまったく区別がつかず残念でした。あれも顔が分かるような演出にしてあげれば良いのに・・・と思いました。

総じて、A席3000円の価値は十分ありました。みんな、これが自慢できる経歴に書けるかどうか微妙ですが、観劇した人は「あれは良かった」と覚えていると思います。自慢して良いと思います。

リーベショコラーデリーベショコラーデリーベショコラーデリーベショコラーデリーベショコラーデ

一緒に観たにゃーはその後メニコンのコンタクトレンズを購入しました。(^^;