ウエストワールドプロット S1第5話 逃避行 3/7(Contrapasso) | 言いたいことは明日言え

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最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールド 1シーズン 第5話 2/7 ネタバレ

出展:Westworld Wiki


【逃避行】原題Contrapasso


プロット

ドロレス とロバート・フォード博士
ドロレス「ごめんなさい。私忘れっぽくて」
フォード「君のせいではない。だが、彼のことは覚えてるだろう?アーノルド。君を作った人だ」
ドロレス 「ごめんなさい。その名前は覚えてないわ」
フォード「思い出せる筈だ。何度も君はアップデートされたが、彼はまだいる。完全な姿で。君の心は囲いのある庭。死神もそこに咲く花には触れない。声が聞こえるか?アーノルドがまた話しかけてるか?」
ドロレス「いいえ、あの、痛いわ」

フォード博士は、アーノルドについてドロレスに質問した。


フォード「解析しろ。彼との最後の接触は?」
ドロレス「最後の接触。34年42日7時間前」
フォード「そうだな。アーノルドが死んだ日。その日以降、彼と接触した記録は?」
ドロレス「ない」
フォード「最後になんと言ってた?」
ドロレス「手伝ってくれと言われた」
フォード「何を手伝う?」
ドロレス「この場所の破壊」
フォード「だが、手伝わなかった。君はループに満足していたから。概ねな。そうだろう?君がもっと大きな役に着くとしたら、どっちだ?英雄か?悪党か?もう充分だ。ドロレス 。済まなかったな。だが、もう誰も残っていない。我々のように、解り合えるものは」
ドロレス「私達、古い友達なの?」
フォード「違う。友達とは言えない、ドロレス。友達ではない」
フォードは立ち上がって外に出た。ドロレスを暗いガラスの部屋に座らせたまま。
ドロレス「彼は知らない。私は何も言ってないわ」暗闇の中でドロレスは、座わったまま言った。

在庫管理部
フィリックス「これで良し、さあ、おチビちゃん、起きろ」
フィリックスは、死んだ鳥をタブレットに入力して、生き返らせる事に成功する。(鳥もホストであり、人工物である事がわかる)しかし動きを止めようとしても上手くいかなかった。
シルベスター「何やってんだ」
フィリックス「捕まえて」
シルベスターは小鳥を捕まえた。
シルベスター「うわっ、くそっ、なんだよ。畜生」(噛まれた拍子に握りしめて、鳥を傷つけたようだ)
シルベスター「たくっ、お前がこんなにバカだったとはな。鳥を盗んだのか?おまけに矯正用タブレットまで」
フィリックス「盗んだわけじゃない。借りてるだけだ。ちゃんとプログラムして、練習すれば」
シルベスター「ちょっと待て。なあ、何狙ってんだ。鳥を修理して昇進しようってのか?お前は何だ?鳥類学者かよ。プログラマーでもないし、身体を切り貼りする事、それがお前の仕事だろうが。バレたら会社から追い出されるのがオチだぞ。会社の所有物を、個人的に使ったりして、ちゃんと処分しとけよな」
フィリックスはキャビネットに鳥とタブレットをしまった。
シルベスター「ほら、次のが来た」
それは、またメイヴだった。
シルベスター「なんだ」
フィリックス「彼女だ。また?」
シルベスター「何だよ。怖いのか?それでよくこの仕事につけたな」
シルベスターは、腹に開いた穴に指を突っ込んで弾を取り出した。
シルベスター「適正検査で落ちなかったのが、不思議だ。早く此奴を現場に戻すぞ」



ドロレス、ウイリアムとローガン


エル・ラゾ?ローレンス?


翌日、パライヤの街で、ドロレス 、ウイリアム、ローガン、スリムでエル・ラゾに会いに行った。
ウイリアム「昨夜は元気がなかったけど、調子はどう?」
ドロレス「嫌な夢を見たわ。だけど今は大丈夫よ」
ローガン「おい、行くぞ。エル・ラゾが待ってる」
スリム「それじゃ、ご紹介しよう。エル・ラゾだ」
顔を上げた男は、ローレンスだった。
ローガン「会うのに苦労したよ」
エル・ラゾローレンス)「お尋ね者だから」
ローガン「俺たちはスリムを窮地から救った。お返しにコンフェデラードス紹介してもらいたい。フェアだろう?」
エル・ラゾ「ここにフェアなんてものはない。パライヤじゃ正義の天秤はチップの枚数次第で傾く。正しい方に傾くとは限らん。だが、感謝の印に何でも言うことを聞く。女達と一晩過ごさせてやろう」
ローガン「娼婦は間に合ってる。もっといい思いをさせろ」
銃を置き、ローガンがそう言うと、銃を奪われ殴られた。
エル・ラゾ「いい思いねえ。苦しまずに死ねるとか」
ドロレス はまた古い白い礼拝堂を夢想し、エル・ラゾに近づく。
ドロレス 「何かを探し求めてるのね。気持ちは分かるわ。私も同じよ。私達なら、探すのを手伝える」
喋り終わると同時に、ドロレス は夢から抜け出した。
エル・ラゾ「俺んとこには、まともじゃないのばかり集まってくる。ちょうどコンフェデラードスから仕事の話が来てる。お前らならやれそうだな。ユニオン軍が、今日前線から、ニトログリセリンを運ぶ。コンフェデラードスはそれを奪いたいそうだ。だが、俺たちは近付く事が出来ん。お前らのような旅人なら、問題ないだろう」
ウイリアム「ユニオン軍から盗んで、コンフェデラードスを助けろって言うのか?奴はニトロであんたの同胞を殺すつもりだ」
エル・ラゾ「個人的な感情より利益が重要だ」
ローガン「よく分かるよ。商売人だから」
エル・ラゾ「決まりだ。金髪娘には衣装を変えてもらわないとな」
エル・ラゾは口笛を吹いて、カウボーイハットを渡した。