ウエストワールドプロット S1第5話 逃避行2/7(Contrapasso) | 言いたいことは明日言え

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最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールド 1シーズン 第5話 2/7 ネタバレ

出展:Westworld Wiki


【逃避行】原題Contrapasso


プロット

黒服の男
黒服の男は、テディの方を向いたローレンスの首を、大きなナイフで切り裂いた。
黒服の男
「悪いな、ローレンス。地獄でまた会おう。」黒服の男は、ローレンスを足から木にぶら下げ、袋血を溜めた。(小さすぎるとは少年では、輸血するには血が足りないので、ローレンスにしたと思われる)

在庫管理部
在庫管理職員のフィリックス・ルッツとシルベスターはメイヴを修繕していた。
シルベスター「そっちはまだまだか?」
フィリックス「今閉じてる」
シルベスター「ダメだ。俺の勝ち。また勝った!はあー」
フィリックス「狡いぞ。そっちは潰れた頬骨と耳だけだろうう」
シルベスター「耳を左右対称にするのは、難しいぞ。そっちは?銃槍が二つだけか?刺し傷も。思い切り刺してはいない。何かを探してたようだな。動いたあ」
メイヴの手がトレーに落ちると、フィリックスは飛び上がった。
シルベスター「ははははは、お前どうかしてるぞ。お人形が襲ってくると思ってんのか。え?」
フィリックス「この前起きて逃げた」
シルベスター「スリープにするのを忘れたからさ」
フィリックス「忘れてないちゃんとスリープモードにした筈だ」
シルベスター「ほら、そこだよ。した筈。そう思ってるだけで、しなかった」
フィリックス「休憩だ」
シルベスター「よおし、俺はハムサンドを食って、タンクで待ってる、セクシーお姉ちゃんにあれこれ教えてやんないと。ははは、行くぞ」
フィリックスは、キャビネットにタブレットをしまう時、トレイの上に死んだ鳥に見えるものを確認した。

黒服の男
ローレンスの血は鞄に注がれ、テディに輸血されていた。木に寄りかかさせていた、テディが目を開ける。
黒服の男「やあ、お帰り。ローレンスの血のおかげで、なんとか蘇ったな。どうだい、行けるか?」
テディ「情けがあるなら殺してくれ」
黒服の男「俺に情けなど無いし、怪我も俺のせいじゃない。お前は美しかった。ここが出来た頃、一人の身体の中を見た。完璧な部品で出来ていた。奴等がお前らを、こんな哀れな姿に変えた。俺たちと同じ肉と骨にな。客がより楽しめるようにと言ってたが、本当はこの方が安上がりだから。費用対効果を高める為に、お前は苦しむ羽目に」
テディ「何が望みか知らないが、あんたの役には立てないぞ」
黒服の男「それは残念だ。テディ、お前がやられた後、ワイアットは、ある農場を襲い、そこの娘を連れ去った。お前も知ってるだろう。ドロレス だ」(テディを動かす為、嘘をついた)
テディ「奴がドロレスを?」
黒服の男「やっぱりな。魔法の言葉だ。ほら」
黒服の男は、手を引きテディを起き上がらせる。


黒服の男はローレンスを殺した


黒服の男が振り向くと、ローレンスを吊るした木の下に、水筒を持った少年が立っていた。
黒服の男「ああ、どうもありがとう、坊や。此奴は心配ない。直ぐに誰か来てくれる」
水筒を受け取ると、馬に向かった。少年は死体に近づいて、ローレンスを見ていた。



ドロレス 、ウイリアムとローガン


パライヤの通り


夜、ドロレスはパライヤ一角で、棺桶の中の死体を見ていると、ピンクのドレスの少女、白い協会、大量の死体の記憶がフラッシュバックした。
ウイリアム「大丈夫?」
ドロレス は頷いて、ウイリアムと歩き出した。
ドロレス 「逃げた時、他に道はないと思ったわ。でも最近、こう思う。いつだって道は少ないけど、選択肢は宙に漂ってる。それを掴めれば、人生を変えられるかも」
ウイリアム「君は人生を変えたいのか?」
ドロレス 「皆そうじゃないの?」
ウイリアム「そうかも。だから此処に来る。此処じゃ過去の自分は関係ない。ルールも制約も無い。別人になれるし、誰にも何も言われない。現実の世界に戻って、それがバレる事もない。自制心だけが歯止めだ」
ドロレス「今のどう言う意味?現実の世界に戻るって言ったけど」
ウイリアム「そう言う事は気にしないのかと」
ドロレス 「どうして?最近ね、あちこちから、呼び掛けられてる気が、こんなの初めてよ」ウイリアムはドロレス の手を握る。通りから歓声が湧き、パレードが始まった。
ローガン「ビリー、何処にいた。来いよ」
スリム「エル・ラゾが、明日あんたらに会うってさ。取り敢えず、売春宿に案内するよ」
ローガン「お、曲芸師もいるぞ」
ウイリアム「ドロレス は興味ないと思うけど」
ローガン「ドロレス ?そんなの、どうでもいいさ。ありゃただの人形だ」
ウイリアム「本人の前で、そう言う事は言うんじゃない。彼女理解してるようだ」
ローガン「へー、そうかよ」
ドロレスは、パレードを熱心に眺めていた。パレードの中に自分の姿を見た。ドロレスは、自分自身を追いかけて行く。『こっちを見て!こっち』『私達が忘れた時、死者は死ぬ』『夢も見ない深い眠りに入れ』ドロレスは意識を失った。

ドロレスとロバート・フォード博士
ドロレスは、パライヤのパレードを進むにつれて、混乱していた。シーンが変わり、彼女はフォード博士と一緒に矯正部の診断エリアに裸で座っていた。
フォード「やあ、ドロレス 。此処は何処だ?」
ドロレス「夢の中よ」
フォード「そうだ、私の夢の中だ。君はこの夢の意味が分かるか?」
ドロレス 「夢は心が生み出す物語。意味はないわ」
フォード「いいや、夢は全てを意味する。自分がこうなれたらと言う姿を、見せてくれる。最近また夢を見るのか?ループから逸脱する自分を想像してるのか?ヒロインになる自分を。その気持ちは、私にも分かる。父に言われた。自分の運命に満足をしろとね。世界は何もしちゃくれないと。だから、自分の世界を作った。昔の私を覚えてるか?ドロレス」