ウエストワールドプロット S1第4話 記憶の断片5/(Dissonance Theory) | 言いたいことは明日言え

言いたいことは明日言え

最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールド 1シーズン 4話 5/ ネタバレ

出展:Westworld Wiki


『記憶の断片』原題: Dissonance Theory


プロット
メイヴ
フラニーを呼び、クレメンタインは、メイヴの所へやってくる。
メイヴ「背に高い方見たことがあるわ。郵便局の手配書でね」
クレメンタイン「無法者?何か盗む気かしら?目当てはフラニーのお尻だけじゃ無さそうね。ヘクターの仲間よ」
クレメンタイン「その男先住民と一緒に暮らしてるって噂の男?」
メイヴ「ええ、そうよ」

バーナード、フォードとテレサ
バーナードはベッドから、テレサの身支度を見ていた。
バーナード「なんだ、もう行くのか」
テレサ「用は済んだから
バーナード「俺はただの道具?ストレス発散の」テレサストレスなんか無いわ」
バーナード「じゃあ、これは何だ?」
テレサ「流石ね、バーナード。観察眼が鋭い事」
バーナードはベッドから降りて、テレサのファスナーを上げてあげた。
テレサ「明日、フォードと話さないと」
バーナード「何で?」
テレサ「彼が混乱を産んでるからよ。いつ役委員会が出てくるか。少し時間を稼ぐわ」
バーナード「アドバイスだ。彼の前であまりガードを固めるな」
テレサ「そんな事してないわよ」
バーナード「じゃあ、腕を組むな。本能で守ってる。腹は獣にとって一番弱いところだ」
バーナードは首にキスを落とす。
テレサ「怯えた獣に喩えるなんて、セクシーね」
バーナード「ああ、そうだ。その姿勢で行くといい」
テレサ「隠そうとしても、時々出ちゃうのよね。貴方のそういうチャーミングなとこ」
二人はキスを交わした。


フォード博士はテレサに警告する


翌日、テレサの後ろでは巨大な掘削機がフォードの新しいプロットのために土地を掘っていた。
フォード「近所から苦情か?」
テレサ「何してるんだろうって皆思っています」
フォード「岩が動こうとしないんだ。だが動かさないと」
テレサ「何なら協力しますよ。貴方のシナリオ、かなり大掛かりの様ですね。もっと時間が必要なら言ってください。役委員会も喜んで認めます」
フォード「永遠に完成しなければ彼らはもっと喜ぶ。ついてきて」
フォードは彼女をアガベプランテーションのレストランに連れて行きた。
フォード「私が正気を失ったと、君は思うのか?」
テレサ「パークに大規模な変更を加えているので懸念しているだけです。貴方の遺産を守りたい」
フォード「私の遺産?…ここが余り好きじゃないだろう?大勢のスタッフを見てきた。だから分かるんだよ。この仕事を楽しめているかどうか」
テレサ「ここは壮大です。凄いと思います」
フォード「そう」
テレサ「この美しさ、忘れてた。子供の時一度両親と来たんです。このテーブルに着いたかも。それともあっちかしら?働き始めて気づきました。私はこの場所を楽しめるタイプじゃないって」
フォード「ああ。最初は物事のバランスが、完璧にとれてる。それについては、かつてアーノルドと賭けをした。希望に満ちたプロットをたくさん作ったが、殆ど選ばれず、賭けに負けたよ。アーノルドは余り人間のことはよく思ってなくて、ホストを好んだ。君達デロス社の人間が関わるのも、嫌がっていた。会社は金を出すだけだと、私は彼を説得した。ここはただのテーマパークではなく、世界そのものなんだと。すでに我々が作った、草の葉一枚も」
フォードが指を振ると、ワインがグラスから溢れ出した。レストランのホストだけでなく、農場のホストも全て動きを止めていた。
フォード「我々は、神だ。そして君らは客に過ぎない」
テレサは煙草を咥えた。
テレサ「アーノルドはどうなったんですか?」
フォード「残念だ。彼は判断力を失いおかしくなった。私は違う。知っての通り私には、物事がはっきり見えている」
テレサ「私の両親とこのテーブルに着いた時、座ったのはこの椅子」
フォード「我々は客のことと同様、従業員の事も知り尽くしている。気をつけたほうがいいぞ、バーナードには。彼には繊細な一面がある」
フォードが指を振るとホストがまた動き始める。
マヌー「失礼致しました」
給仕のマヌーの意識が戻り、ワインを片付けようとしている。
フォード「君のようなスタッフは大勢いた。だが大抵は、何とか折り合いをつけてきた。これは私からのお願いだ。どうか邪魔をしないでくれ」
テレサは煙草を消し立ち上がった。
テレサ「役委員は私につく。誰か送ってよこしますよ」
フォード「もう来てる。君は聞いてないのか?そのままでいい、マヌー。ご苦労。下がっていいぞ」
片付けにきたマヌーだけでなく、全ての従業員が出て行く。下を見ると、農園の作業員も帰っていく。
フォード「シナリオは期日までに完成すると、役委員会に伝えろ、それに懐古趣味ではないと。彼らはそれを恐れてる」
掘削機が土埃を巻き上げる姿が見える。
フォード「私は感傷には浸らん」

ドロレス とウイリアム
ホールデンとローガンはスリムの潜伏する家に向かっていた。
ウイリアム「あの家にスリムは、大勢に仲間といるらしい。だから、君はここに居て」
ドロレス 「でもさ味方は一人でも多い方がいいでしょう。手伝わせて」
ウイリアム「いや、駄目だ。あー、変なこと言うけど、君と違って僕は怪我をしない。君を守りたいんだ。だからここに居て。いいね。隠れてて」
ローガン「で、別れのキスは?」