ウエストワールドプロットS1第2話 迷路5/6(Chestnut) | 言いたいことは明日言え

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最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールドシーズン1第2話 5/6

【迷路】原題:Chestnut ネタバレ注意

黒服の男
逃げようと妻は男を突き飛ばすが、腕を掴まれているので逃げられない。
黒服の男「お前にわかるか?」
ローレンス「頼む」
男は妻を撃った。
黒服の男「苦しんでいる時が最もリアルなんだ」
男が近づいてくると、ローレンスの腕の中の娘が顔を上げる。冷静すぎる反応で男を見上げた。
ローレンスの娘「迷路は貴方のじゃない」
黒服の男「ほらな、やっぱりだ。次のレベルに進んだ。試してみるよ、お嬢ちゃん」
ローレンスの娘「血の峡谷を辿り、蛇が卵を産む所へ」
ローレンス「これでいいだろう。満足したか?家に帰れよ。ほっといてくれ」
黒服の男は弾を抜き、娘に渡した。
黒服の男「いや、分かってないな、ローレンス。今回、俺はもう帰らない」
黒服の男は、ローレンスを馬に繋ぎ、娘を残しカフェを後にした。

黒服の男はローレンスに縄をかけ、彼を連れ去った。


ロバート・フォード
砂漠をフォードと少年が歩いている。
少年「山のてっぺんまで行きたかったけど、父さんがダメだって。トミーも無理だって言った」
フォード「さあ、着いたぞ」
少年「何もないね」
フォード「そんな事はない。色んな物がある。見えないか?もっとしっかり見ないと」
少年「何か見える?」
フォード「白い協会のある街。聞いて。鐘の音だ」
少年「本当だ、聞こえる、ちゃんと聞こえる」
フォード「はあ、だと思った。退屈した心が産み出すんだ」
フォードの足元で、ガラガラ蛇が尻尾を鳴らした。フォードが蛇を覗き込むと蛇は牙を剥いたが、彼が指で制すると、動きを止めた。
少年「ね、今のはどうやったの?」
フォードが指を動かすと、蛇もその動きに従った。
少年「それって魔法?」
フォード「魔法使い以外の人には、この世はすべて魔法」
フォードが指を振ると蛇は去っていった。斜面の底には黒い尖塔がある。
フォード「もう帰りなさい」
少年「トミーはきっと信じないな
フォード「もうここには来ないな」
少年の表情が消えて杖を落とした。
少年「来ない」
フォード「さあ、行くんだ」
少年は素直に去った-彼がホストなのは明らかだ。

バーナード・ロウとテレサ・カレン
バーナードは彼の居住区に戻ると、テーブルにグラスが2つ用意されていた。しばらくして、ノックがし、ドアを開けるとテレサがいた。
テレサ「オフィスに居なかったわね」
バーナード「結局ここで見つかった」
テレサ「ねえ、さっきの事」
バーナード「もういい」
バーナードは首を傾け入室を促した。部屋の中央で二人はキスする。ベッドでバーナードとテレサは共いた。キスしてベッドを降りようとするテレサの腕をバーナードは引いた。
バーナード「もう少しいいだろう。話でも」
テレサ「いつもしてないわ」
バーナード「真面目に言ってる」
テレサ「私だって。貴方は長い沈黙を心地いいって思う人。なんだか皮肉なものね。貴方の創造物は喋りっぱなし、彼らはホスト同士でいつも話してる。客が側にいない時でも」
バーナードはテレサの髪を撫でて答える。
バーナード「常にエラーを修正しようとしている。人間に近づこうとね。ホスト同士の会話は言わば練習だよ」
テレサ「今こうしているのも?練習なの?」
バーナードは微笑み、テレサは軽いキスを繰り返す。

ロバート・フォード

エルシーはメイヴに質問する

メイヴは矯正部で分析されていた。
技術者「品質部が彼女は廃棄だって」
エルシー「貴方は品質部?」
技術「いいや、でも」
エルシー「スピード診断を行う。それじゃっと」エルシーはメイヴの前に座り、パラメータが見える眼鏡で診断を始める。
エルシー「無感情なのに躊躇いが見られる。認知機能が少し低下、あと攻撃性が増大している。シナリオ部の間抜けどものせいねえ。貴方にそんなの必要ない。欲求不満を抱えてやってくるのは、客の男の方なんだから。この設定を保存して。プライマリーを開ける。知覚能力、感情察知力、上げて。1.5%」
技術者「アップデート」
エルシー「OK
技術者「夢を見るのか?」
エルシー「はあ?」
技術者「彼女、夢を見るって言ってたんだ。そう言う設定にしてある?」
エルシー「何の意味があるのよ。夢は主に記憶よ。客に何をされたか、彼女達が覚えてたら大変だわ。ただし夢という概念は与えてある。特に悪夢の概念」
技術者「何で?」
エルシー「記憶を消去し忘れた場合に備えてよ。彼女が夢を見るとしたら、リセットのあと、担当者がうっかりミスしたって事ね。身体に違和感があるみたいだわ。次の点検では全身を調べるように」
エルシーは眼鏡を外した。
エルシー「OK美人さん、戻っていいわよ。目覚めるまで、3 2 1」