ウエストワールドプロット S1第2話 迷路 6/6(Chestnut) | 言いたいことは明日言え

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最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールドシーズン1第2話 6/6

【迷路】原題:Chestnut ネタバレ注意

ロバート・フォード
メイヴ「だから逃げたの。輝く海を渡り、そして再び地に足をつけた時、最初に聞こえたのがまた声、なんて言ったか?こう言ったの、ここは新世界だ。この世界ではなりたい自分になれるってね」
客はクレメンタインに連れていかれるが、メイヴに釘付けだ。メイヴは、バーカンでシェリーを飲み干した。
メイヴは、娘を守る記憶がフラッシュバックする。
テディ「あの客信じたぞ」
メイヴ「私が船を降りて最初に聞いた声は、バトンルージュ出身の若い男のよ。お前ならガッポリ稼げるぞって。しかも私の取り分は、なんと3割」
テディ「君の罪のリストに嘘も入れないと」
メイヴ「残念ながら七つの大罪に嘘は入ってないわよ。それに私の罪は貴方のより、洗い流すのが簡単なの。少なくともうちの女の子達は、客を殺したりしないわ。大抵はね」
「やめろ、俺に触るんじゃねえ」
「おい、引っ込んでろ」
後ろで客が喧嘩をしている。
テディ「そう言う事なら、無分別な俺達に乾杯、隠れた罪にも」
乾杯してかかげたテディのグラスが割れた。
後ろの客の弾がテディに当たり倒れる。酔った男は倒れたテディを打ち続ける。
「これでこそ、最高の休暇だ」
メイヴは僅かに眉を潜め、腕に着いた地を拭った。
メイヴは部屋に戻りタオルをしまう時、記憶がフラッシュバックし、お腹を抑えた。
ベッドに横たわると娘と手を繋ぐ記憶が蘇る。農場での娘との暮らしから、先住民に頭の皮を剥がされそうな記憶に移行し、娘の手を引き母屋に逃げ込み散弾銃を構えた。しかしドアから入ってきたのは先住民ではなく黒服の男だった。弾は当たったのに、男は倒れずナイフを構えて近づいてくる。メイヴは目を閉じて、3 2 1と数える。彼女が、クレメンタインについて語ったトリックだ。

メイヴは診察台でシルベスターとフィリックス・ルッツに修復されていた。
シルベスター「見つけたこれだ。腹部にMRSA感染症が。不潔なままにしてる奴がいるから。だからパークに蠅が飛んでんだよ」
フィリックス「俺を見るな。俺はミスター清潔だ」
シルベスター「何処が。汚いもん触ってもざっと流すだけだろう。ちゃんと石鹸を使って手を洗えよ」
フィリックス「何言ってんだ、お前」
メイヴは目を開き辺りを見渡した。
シルベスター「泡だよ。ちゃんと泡だてて洗わないと清潔つは言えない」
フィリックスは、メイヴが動いている事にショックを受け恐れた。
フィリックス「えマジかよ、嘘だろう」
シルベスター「クソ」
フィリックス「おい、どうなってんだ」
シルベスター「おいそんなクソ」
メイヴは開かれた腹を抑えて立った
シルベスター「馬鹿野郎。スリープモードにするのを忘れたな」
メイヴは作業台から降りるときメスを掴み脅した。
シルベスター「おい、何するんだやめてくれ」
フィリックス「ダメダメダメダメダメやめろ」
シルベスター「よせ何もするな」
フィリックス「来るな」
フィリックスはトレイを掴み盾のように構えた。
シルベスター「やめろ、トレイを置け彼女を壊したら報告書を書かされるぞ、彼女に話しかけよう。名前はなんだ」
フィリックス「メイヴ」
シルベスター「やあメイヴ、メイヴやあどうも、あのとにかく落ち着いて、そこに坐ろう助けてやるから」
メイヴ「私に触るんじゃない」
シルベスター「よせ」
彼女は部屋から走って逃げた。彼女は、損傷したホストが保管や修理されているエリアにいることに気付いた。ガラス部屋の中で死んでいるテディを見たとき、サロンで受けた銃疵だと気付いた。メイヴは混乱し膝をついた。シルベスターとフィリックスは彼女を見つけ停止させた。
フィリックス「間違いなく眠らせた」
シルベスター「よく言うよ。この何処がスリープモードだ。おい早いとこ此奴を運び出さないと。誰かに見られる前に」
2人は彼女を持ち上げると急いで戻っていく。彼らは彼女が目覚めたという事実を隠した。

ドロレス は夜目覚め農場の前をナイトガウンで歩いている。
ドロレス 「ここ」
地面を手で掘ると、銃が出てくる

リー・サイズモアは、フォード博士を含めた、多くの人に彼の新しい物語をプレゼンしているので興奮していた
リー「このプロットに比べれば、ヒエロニムスボスの作品も子供騙しに思えるだろう。生きたまま解剖、自分で自分を食う、ホラボラスと名付けたスペシャルな趣向もある。さて、自画自賛だと思われそうだが、まさにこれぞウエストワールドにおける最高傑作。恐怖、ロマンス、刺激が満載」
廊下から見下ろしているテレサの所にバーナードがやってきた。
バーナード「良いところを見逃したかな」
テレサ「リーがすっかり、自画自賛中」
リー「腕に覚えのある客はパークに辺境へと進んでいく。恐ろしい戦士を倒し、魅力的な女性を誘惑、運命に見放された仲間を悲劇から救う。そして勿論過去の素晴らしいシナリオ同様、来園客は自分にとって最も興味深い人物を知ることができる。自分自身を。お待たせしました私がお届けする新たな物語。レッドリバーオデッセイです」
サイズモアが終了すると拍手があがった。
フォード「違う」
リー「なんです?」
フォード「私はそうは思わない」
リー「そうは思わないとは?」
フォード「そこから何が得られる?まあ安っぽいスリルだの、驚きはあるだろう。だが不十分だ。君が考える客の望みは単純すぎる。刺激やら恐怖、高揚感。お遊びに過ぎん。客がリピーターになるのは、これ見よがしな物に惹かれてでは無い。彼らは微妙なとこに惹かれる。ディテールにね」
フォードが話し続けると、スイートウォーターのローガンとウィリアムが見えてくる。
フォード「彼らは自分以外の誰も気づかないような、何かを見つけにまた来園するんだ。彼らは細部に恋をする彼らが求めているのは、自分を知る話じゃ無い自分の事は既に知っている」

ウィリアムは通りを渡って、ドロレスの落とした缶詰を拾う(すべてのループと同じです)。彼女が缶を受け取ると、まるで彼女が彼を認識したか、他の誰かを期待していたかのように、彼女の笑顔は薄れていく。

フォード「客が体験したいのは、別の自分だよ」 
スイートウォーターではローガンがウイリアムを呼んだ。
ローガン「ビリー、行くぞ」

ウイリアムはドロレスに帽子の鍔を傾けた。

フォード「君のストーリーが語るのは、サイズモア君、君のことだけ」
リー「気に入った点は何一つ無いんですか?」
フォード「彼のブーツのサイズは?」

フォードはバーナードと、パークの砂漠を歩いている。
フォード「言いたいことでも?ロウ君」
バーナード「役員会が、問題視するでしょうね。新プロットを約束したのに」
フォード「プロットはある。私が温めてきたものがね。かなり独創的な」
小さな男の子と見た黒い尖塔の前でフォードは止まった。塔の頂上に十字架が見えた。