ウエストワールドプロット S1第6話 スパイの正体 3/7(The Adversary) | 言いたいことは明日言え

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最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールド 1シーズン 第6話 3/7 ネタバレ

出展:Westworld Wiki


【スパイの正体】原題:The Adversary


プロット

メイヴとフェリックス
メイヴがフリーズしている事が、フェリックスをパニックに陥れた。
フェリックス「参ったなあ、これで、クソッ頼むよ。動いてくれ、ああ」
メイヴ「上と言ったわね」
フェリックス「ああ、良かった」
フェリックス「大丈夫か?」
メイヴ「見せてちょうだい」
フェリックス「上の階を?ダメだ。無理だよ」
メイヴはフェリックスの手を握った。
フェリックスは、彼女に服を着せ、上階に連れて行った。
彼女は、在庫管理部で、破損したホストをホースで洗う部屋では裸で投げ捨てられていた。
フェリックス「こんなのあり得ない」
彼は行動診断の振りをして彼女を連れ歩き、彼女は製造部で、人間と動物のホストが作られているのを見た。彼女は男性ホストの循環系が活性化され、彼の体に「血」がポンプで送られるのを見る。彼らはエスカレーターを上がり続け、矯正部の行動診断を見た。彼女は、管理運営フロアにも行き、シナリオ制作や衣装デザインを見た。
メイヴ「此処はなんなの?」
フェリックス「設計部」
彼女は、彫刻家が新しい顔と頭を作り、アーティストとそれに魅了されるのを見る。
フェリックス「頼むから、もう戻ろう。クビにはなりたくない。君も地下に送られるぞ。それを忘れるな」
エレベーターが開くとアンジェラの「ようこそウエストワールドへ」とナレーションが流れる。壁の巨大スクリーンにはウエストワールドの様々なシーンが映し出された。
フェリックス「メイヴ」
農場主の娘時代のメイヴとその娘も映しだされ、フラッシュバックする。画面には “無限の人生を” と表示される。

メイヴ、フェリックスとシルベスター
フェリックス「それじゃ、君を戻そう」
在庫管理部に戻ってきたフェリックスが、タブレットを開く。
メイヴ「私が見た夢だった。あの動く絵の中に、私もいた」
フェリックス「女の子と?夢じゃないよ。君の以前の設定だ」
メイヴ「以前の何?」
フェリックス「設定。君らはよく役が変わる。そしてそれまでの記憶は全部消去されるんだ」
メイヴ「私はマリポサに来て10年よ。その前は、ニューオリンズに居たし」
フェリックス「違う。君がマリポサのマダムになってから、まだ1年くらいだ。完全には上書きされてない。可能だけど、結構手間だからね。人物の設定は凄く時間がかかるんだ。だから普通、役を変える時は、微調整だけで済ませる」
シルベスター「おい、お前何やってんだ。服着せたのか?どう言うつもりだ。まさか変態プレイか?」
振り向くとシルベスターが居た
フェリックス「違うよ。ただそういう事じゃなくて俺は」シルベスター「お前どうかしてるぞ。この前は友達のよしみで見逃したが、どうやら間違いだったな。次はお前が彼女の服を着て、愛でも囁くのか?頭を冷やせ。品質部に報告する。それがお前の為だ」
出て行こうとするシルベスターに、メイヴがメスを喉に突き立てる。
メイヴ「誰にも何も報告なんてさせないわ」
シルベスター「やめろ。お前に人を傷つけることは出来ない筈」
メイヴ「そうなの?そこに居る貴方のお友達は皆が思ってるより、ずっと才能があるわ」
シルベスター「お前、この女に一体何をしたっ」メイヴ「落ち着いて、シルベスター。全部わかってる。道具がなくても貴方の考えが読めるのよ。相手を見れば。心が手に取るように解る。私はそう言う設定なの。貴方は出来ることなら、私を犯したいと思ってる。だけど、抑えてるのね。誰にでも欲望はあるわ。手を貸すわよ。それかはらわたを抜くか。そこまでする事は無いわね。ここの中身は違っても、似た者同士よ私達」

テレサ・カレン
テレサはコントロールルームで電話会議を聞いていた。
ヘイル君をそちらへ送った。これ以上の遅れは認められない(中国語)」
テレサ「お急ぎなのは分かっています。善処します」
ナレーション「通話を終了しますか?」
テレ「ええ」
電話が切れると、テレサは煙草を吸った

リー・サイズモア
リーはプールサイドいる。
カレンが到着すると、リー・サイズモアはメサゴールドバーのプールサイドで日光浴をしながら、カクテルを呑み、フルーツを食べていた。パークから爆破音が聞こえてくる。
テレサ「病欠には見えないわね」
リー「マルガリータおかわり。一緒にどう?」
テレサ「ふざけないで」
リー「一杯でいい」
彼女はリーのビーチベッドに座った。
テレサ「この5日でフォードは、自分のシナリオの為にホストを50以上配置換えした。パークのあちこちで、プロットの連続性に穴が空いたわ。穴埋めをして頂戴」
リー「いや、悪いけど無理ですね。今僕の想像力はすっかり萎えてます。その気にはなれないな」テレサ「すぐ元気になる」
リー「博士に潰されたシナリオに僕がどれだけ注ぎ込んだのか知ってますか?書くだけでも数ヶ月かかったけど、それ以上に僕の人生を凝縮したエッセンスが、僕の本質があのシナリオには込められてたんですよ。あれはまさに僕の最高傑作だったんだ」
テレサ「あのホラボラスとやらが?」
リー「それ以上言ったら僕はやめる」
テレサ「貴方は辞めない。酒を飲んで口先だけの脅し文句言ったら、素面に戻りなさい。時間がないの。もしもフォードが失敗したら、役員会が後釜を探すわ。それも外部でね」
テレサは去っていった。