ウエストワールドプロットS1第2話 迷路3/6(Chestnut) | 言いたいことは明日言え

言いたいことは明日言え

最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールド 第1シーズン 第2話 3/6

【迷路】原題:Chestnut ネタバレ注意

ローガンとウイリアム
列車「Black Ridge Limited」がスイートウォーターに到着し、ゲストは下車して町を歩く。
ローガン「さぁ、始めるか、カウボーイ」
ローガンとウイリアムも下車して歩き出した。
駅からテディ・フラッドにぶつかった背の高いカウボーイは、ウィリアムとも肩がぶつかった。このホストはループ上にいる事がわかる。
ウイリアム「失礼」
ローガン「おい違うぞ」
ウイリアム「何?」
ローガン「てめえ何処に目つけてる」
組合兵「ユニオン軍に入ろう。国が君らを求めてる。これは我らが偉大な国の未来を決める重要な戦いだ。自由な土地の為に 、皆の自由の為に戦う、制服は支給される」
ウイリアム「ここは、思ってたより広いんだな」
ローガン「これで?ここはただの街だ。外はもっと凄いぞ」
ウイリアム「どのくらい広い」
ローガン「さあね、端まで行った事はない」
マリ・ポサの前に立つクレメンタインが、通り過ぎようとする彼らに声を掛けた。
クレメンタイン「ねえどうかしら?」
ローガン「ああ、悪くないねえ、でも君からお強請りさせてやる」
ローガンはクレメンタインに帽子を傾けて歩き出した。通りを横切ると、通り過ぎた荷馬車から男が投げ出され、泥の中に俯せで倒れ込んだ。ウイリアムが助け起こすと、男は眼帯をしていた。
ウイリアム「大丈夫?」
眼帯の男「どうもありがとう、友よ」
ローガン「やめろ。しょうもない宝探しに誘い込まれるぞ、ほら、ああやって狩をする、今の男も「普通の娘」(ドロレスが雑貨店を出て、彼女の商品をサドルバッグに入れることを指す)も「酔っ払い」も皆お前冒険を売りつけようとする。な、奴らは後回しでいい。まずは俺に一杯奢れよ」

ドロレス 
ドロレス は店から出ると、通りを横切った後、馬のサドルバッグに荷物を入れている時、窓に映った自分の姿を見て、何かに悩まされるように動きを止めた。 
「再接続して」と言う声が聞こえてくる。
現在、ドロレスは、バーナードの部屋にいる。
ドロレス 「こんにちは」
バーナード「前回の会話を覚えているかな」
ドロレス 「ええ勿論よ」
バーナード「その内容は誰にも話してないね」
これがプログラマとの通常のセッションではないことは明らかだった。彼女は普通の椅子に座っており、完全に服を着ている。バーナードの服装は以前に彼とは異なり、すべて黒い服を着ている。 
ドロレス 「貴方が話すなって」
バーナード「うーん、解析モードに入って。我々と何回やり取りした?」
ドロレス 「138回、今回のも含めて」
バーナード「その時コア経験則(ディーププログラミング)を変更やアップデートされたか?」
ドロレス 「いいえ」
バーナード「うん、解析終了。私達が話した内容については誰にも言わない方がいい」
ドロレス 「私悪いことをした?」
バーナード「いいや。だが何かが変わった。考え方とか。私は面白いと思うが、そう思わない者もいるんだよ」
ドロレス 「貴方が過ちを犯した?」
バーナード「イベントログを停止してくれ。今回のやり取りを消去しろ。」
ドロレス 「したわ」
バーナード「もう戻りなさいドロレス 。誰かが探す前に」

Maeveは手術台で目覚めた。

メイヴ
メイヴはサロンに戻って、再び頭の小さな声についての話を新しい女性ゲストにしていた。
メイヴ「そして再び地に足をつけた時、最初に聞こえたのがまたあの声、私をつけて来てたの。なんて言ったと思う?」
女性ゲスト「さあ」
メイヴ「こうよ。ここは新世界だ。この世界ではなりたい自分になれるって、そう言った」
メイヴは攻撃的にゲストを壁に押し付けてそう言った。しかし、ゲストを不快させただけだった。
女性ゲスト「ありがとう。またの機会に」
メイヴ「そう、シェリーを一杯上等なのをね。あんたん家の古いカーテンで濾した馬のオシッコじゃなく」
メイヴは酒を求めてバーに歩いて行き、クレメンタインは欠伸をした。
メイヴ「言ったでしょう、口を大きく開けていいのは、それでお金を貰えるときだけ」
クレメンタイン「ごめんなさい。昨夜はよく眠れなかったの」
メイヴ「まだ悪夢を見る?」
クレメンタイン「時々ね。時には最悪のも」
メイヴ「こうしなさい。悪夢の中だと気付いたら、まず目を閉じて、3から逆に数えるの。そして目を開ければ、貴方は暖かくて安全なベッドの上よ。またすぐに眠れるわ。彼処がお上品なお客のお相手をすれば」
クレメンタインとメイヴは乾杯をして、メイヴは彼女の尻を叩いた。
メイヴ「さ、稼いで」
メイヴは、アメリカ先住民とのトラウマを再び思い出していた。彼女は小さな女の子の手を握った。現在に戻りメイヴは掌を見つめ震えていた。
テディ「大丈夫?」
メイヴ「酒でも飲んでなさいよ、私をジロジロ見ないで」
コントロールルームでは、技術者がパフォーマンスを監視していた
技術者「ちょっと問題があります」
スタッブス「どこで?」
技術者「酒場です。修正して戻したマダムですが、能力が落ち続けています」
技術者が見せたタブレットには、前景にメイヴ、後景にクレメンタインのショットがある。
スタッブス「とりあえずマダム役はクレメンタインにやらせろ」
技術者「古い個体は?」
スタッブス「今夜は店に置いとこう。最後の客を取れるかも。明日回収して廃棄だ。残念だが」
新しいプログラムを受けたクレメンタインは、元気そうだが、メイヴは苦しそうに見える。技術者はタブレットのメイヴのページに「回収候補」と入力した。

バーナード・ロウとテレサ・カレン 
テレサ・カレンは、コントロールルームを見下ろせる廊下でタバコを一本咥えて、マッチを擦った。
バーナード「品質部に怒られるぞ。彼処の女部長さんは、相当おっかないから」
バーナードはテレサの手からマッチを取り、煙草に火をつけた。テレサは動揺していた。彼が報告したら罰金を課せられる事を思い出したからだ。
テレサ「クソ女って言えば?言われ慣れてる」
バーナード「煙草を吸うのはあの仕事の後だけだよな」
テレサ「そう、キャラクター分析の作業って、貴方が思っているよりずっと大変なの」
バーナード「上手く行ったのか?」
テレサ「貴方の部は立ち上げにちゃんと間に合うの?」
バーナード「間に合わせる」
テレサ「アバナシーとアップデートの件だけど、部内に調査している人がいるとか」
テレサが不機嫌なのは明らかだった。
バーナード「それがうちの仕事だからな。だが心配ない、ホストはすべて正常だ」
テレサ「結構、お客はまた、レイプや略奪を楽しめるわね」
テレサはマッチを奪うように取り返し、去っていく。

ローガンとウィリアム 
ウィリアムとローガンは、ホテルのダイニングで食事をしている。
ローガン「どう見分けるか知りたいか?ウイリアム。よし、これが手っ取り早い」
ローガンは銃を抜き、隣の客に向けた。
ウイリアム「それより食事しよう」
ローガン「お前の悪いとこだ。騒ぎになるのが嫌なんだよな。仕事でもそう。能力はあるのに人が良過ぎる」
ウイリアム「仕事の話はしないはずだろう」
ローガン「旅も仕事のうち」
眼帯の男「こんばんは」
ローガン「おい、マジかよ」
ウイリアムが通りで助けた初老の男が声をかけてきた。
ローガン「よせ、目を合わせるんじゃない」
ウイリアム「でも」
眼帯の男「友よ、この年よりを助けてくれてありがとう」
ローガン「おい爺さん、邪魔だ。消えろ」