ウエストワールドプロットS1第2話 迷路2/6(Chestnut) | 言いたいことは明日言え

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最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールド 第1シーズン 第2話 2/6

【迷路】原題:Chestnut ネタバレ注意

ドロレス
彼女が通りを見下ろすと、一瞬前とは異なる光景が見える。死体と残骸が通り中に散らばっており、カートが燃えている。彼女は微かに聞こえる悲鳴を聞く。ドロレスはオオカミが死体に覆われた通りを横切っていくのを見る。ドロレスは一人で立っている。
激しい歓びには激しい破滅が

メイヴ・ミレイは咳払いをした。
メイ「ここに立たないで貰える?うちがこんあ上玉揃いだと思われたら困るからね」
ドロレス 「激しい歓びには激しい破滅が」
ドロレス は悪い記憶から完全には回復できず、 静かにメイヴに言った。メイヴは一瞬戸惑うように彼女を見た。ドロレス は微笑して行ってしまった。


ウイリアム
ウィリアムはウェストワールドの服に着替え、ホストのアンジェラに再び会う。 
アンジェラ「ハロー、カウボーイ。じゃ、最後の仕上げね。どちらを選ぶ?」
カメラが引き、左右の壁には多くの帽子がかかっている部屋にいる事がわかる。右側は黒で、左側は白い。ウイリアムは白い帽子を手に、昔風の木製のドアを通り抜けた。抜けた先は19世紀の列車のレプリカで、他の人々も19世紀の服を着ていた。
ウィリアムはバーカウンターで飲み物を受け取り、人々を見渡した。ローガンは、ウィリアムが来たのと同じドアから入って、ズボンのファスナーを引き上げた。ローガンは黒い帽子をかぶり黒い服を着ていた。 
ローガン「どうだよ。凄いよな。信じられるか?」
バーのランプが揺れている。
ウイリアム「どうやって、パークにはいるんだ?」ウィリアムが尋ねたとき、列車はトンネルから出てたウィリアムとローガンは窓を眺め、ウエストワールド壮大な景色を眺めた。
ローガン「自分はタガが外れないと思っているだろう。何があってもな。銃や裸の女。俺は歯止めなしで楽しむ。きっと驚くぞ。最後には誰もがこの場所の虜になる。お前も帰りたくないって言い出すさ。この場所はまさに自分に問い続けてきた質問の答えだからな」
ウイリアム「質問って?」
ローガン「本当の自分とは?本当のお前に会うのが楽しみだ。グッと行けカウボーイ」
2人はグラスを合わせて乾杯する。



黒服の男
男は5人の集団に囲まれていた。
リード保安官「それに加え、ドナルド・パードュとその弟を冷酷に殺害した。これらの罪により、お前は絞首刑となり、病める魂は地獄の炎で焼かれる。お前に神の慈悲があらん事を」
ローレンスは首にロープを結ばれ小さな台車のハンドルでバランスを取っている。リード保安官の短いスピーチが終わる時、黒服の男が馬上のまま近づいてくる。保安官は中断に驚いたようだった。
黒服の男「おはよう、ローレンス。ロープを真っ直ぐにする手伝いか?ここにいる友達と話したいんだが」
黒服の男はリード保安官にそう言った。
リード保安官「好きなだけ話をして構わないぞ。奴の首が折れたらな」
黒服の男「やあ、それじゃ、都合が悪いんだよ」
リード保安官「彼奴に穴をもっと深く掘るように言った方がいいかな」
黒服の男「それでも窮屈だな。お前ら全員が入ったら」
黒服の男は、目隠しで聞こえる銃声の音でひるむローレンス以外の全ての男を撃ち殺した。黒服の男のみ人間で、他の全員がホストであることは明らかだった。 ローレンスは目隠しを外し、死んだ男たちと黒服の男を見る。
ローレンス「酷え事しやがる」
黒服の男「それで礼を言ってるつもりか?ローレンス。前はもっと口が上手かったろう」
ローレンス「俺を知ってるのか?」
黒服の男「キッシーがお前に逢いに行けって、よろしく言ってたぞ」
黒服の男はローレンスにキッシーの頭皮を投げた。ローレンスは頭皮の内側の迷路を見る。 
ローレンス「これ、これは何だ?」
黒服の男「惚けるな、知ってるだろう。迷路だよ。このゲームの最も深いレベルその入り口探しを手伝え」
彼はローレンスの縄を絞首台から切ったが、首からぶら下がっている縄を残したまままロープの端を馬に結んだ。ローレンスはつまずきながら引きずられて行く。

メイヴ
メイヴ・ミレイは、マリ・ポサに戻り、新しいゲストに向かって、頭の中で聞こえる小さな声について話していた。
メイヴ「聞こえるでしょう?あの小さな声。貴方にこう言ってる。あまり見つめるな、触るな、後悔するような事はするな、私もそうだった何かを望むと、やめろって声が聞こえたの。気をつけろって、詰まらない人生だったわ。その声が聞こえないのは夢の中だけよ。そこでは自由。心のままいい子にも悪い子にもなれるの。欲しいものがあれば、ただ手を伸ばして、掴めばいい。でも目が醒めると、またあの声が聞こえてくる。だから逃げたの。輝く海を渡り、そして再び地に足をつけた時、最初に聞こえたのが、またあの声。なんて言ったと思う?」
彼女は、以前アメリカ先住民に攻撃されたことを思い出していた。メイヴはその時農夫の服を着ており、少女と、おそらく娘と一緒にいる。
メイヴ「こうよ…っ」
新しいゲスト「悪いけど、ちょっと失礼するよ」
新しいゲストは、彼女が苦しんでいるのを見て、言い訳をして去ります。メイヴは凍ったように動かず、彼が去ることに気づかなかった。
ウエストワールドのメサ・ハブで、メイヴは分析モードにされて、質問されていた。
技術者「メイヴ、声はなんと言った?」
メイヴ「こう言った。ここは新世界だ。この世界では、なりたい自分になれるって」
技術者「瞳孔の反応は良し、微笑みも良し、やりたくなる。何が問題?」
技術者「客はそそられない、サイズモアが新プロット立ち上げ前に不安要素は消せって。このままだと、彼女は廃棄処分よ。攻撃性をアップ」
技術者「10%?」
技術者「20% 娼婦なのよ。カマトトぶってもね。これでダメなら後は矯正部に任せましょ」


ロバート・フォード 
ロバート・フォード博士とバーナード・ロウ博士は、製造中のホストを見ていた。フォード博士の造るホストは多くの制作時間がかかるようだ。バーナードは不機嫌そうだった。
バーナード「問題の2体は引退させました。貴方から造り方は教わったが、シャットダウンの辛さは」
フォード「神を演じれば、悪魔と知り合う事になる。他に引っかかっている事があるんだろう?私には君の考えがわかる」
バーナード「写真1枚だけで、あれほどのダメージはあり得ません。何か外部からの干渉があった筈です」
フォード「破壊工作とか?誰かが我々の創造物を弄っていると?」
バーナード「単純に考えれば」
フォード「ああ、ホッカムの剃刀か。だがバーナード、我々がしているのは、とても複雑な事だよ。言わば魔術の様なものだ。我々が呪文を唱えると命が生まれる。混沌の中から。ホッカムは13世紀の修道士だ。我々を助けてはくれん。寧ろ火炙りにするだろうな」
バーナードは笑った。