京都と奈良で観光通訳ガイドをしています。
日常の暮らしの中で気づいたことを書いております。気軽に
お読みいただければ、幸いです。
今回のお客様は米国から訪日された中年の女性2名様。
全く歩行できない車椅子のお客様と車椅子をひたすら押し続
けるお客様。大型の専用車、アルファードに乗車して観光地
を移動しました。
ツアー行程は、ご宿泊ホテルを出発して、京都御所→錦市場
→平安神宮→金閣寺→茶道体験してホテルへ戻ります。
ツアーガイドになったつもりでお読みください。
車椅子のお客様は体重があり、踏み台なしでは車椅子から専
用車へ乗り移ることができませんでした。専用車のドライバ
ーさんは踏み台を用意しておらず、それを調達するために自
社へ戻りました。
お客様には、ホテルのロビーで待機していただくか、それと
も流しのタクシーを捕まえてツアーを開始するか?
私は後者を選択しました。幸運なことに流しのタクシーさん
は踏み台を持っていたので無事に乗車できました。
まず、京都御所です。タクシー降り場から観光客が入場する
清所門までは玉砂利です。車椅子を押すことにとても疲れま
した。しかし、京都御所では、お客様に電動の車椅子を無料
で貸し出していただけました。また、多目的トイレもありま
した。
次に、京都御所を鑑賞した後、踏み台を調達した専用車ドラ
イバーさんと合流して錦市場へ。お昼前の錦市場は車椅子で
も通行できました。お客様はショッピングやサンプリングを
楽しみました。
そして、平安神宮です。平安神宮の神苑の入口は車椅子スロ
ープがないので出口から入場しました。
東神苑→中神苑→西神苑→南神苑へと庭園散歩を楽しみにし
ていましたが、東神苑の泰平閣には階段があり、車椅子では
不可能でした。また、東神苑から中神苑へ移動するルートが
閉鎖されていました。もし閉鎖されていなくても神苑全体に
は多くの凹凸があるので、車椅子では危険だと思いました。
最後は、金閣寺です。金閣寺は車椅子でも庭園を楽しめまし
た。小さな滝を過ぎたところでUターンして入場口へ戻りま
した。しかし、団体客が多くて車椅子では自由に移動できな
くて困りました。
今回は、車椅子のお客様には少し不満が残るツアーになりま
した。京都の寺社や神社では階段がとても多いです。また、
多目的トイレの数が少なく不便でした。そして、健常者が車
椅子のお客様を優先して進路を譲るというマナーが少し欠け
ている印象を持ちました。とても残念な結果になりました。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
