
沖縄に1軒だけ、昔ながらの銭湯が残っている。a全国的にテレビで有名になった『中之湯』だ。沖縄本島には、10年前は温泉なんてなかった。でも、現在は温泉がいくつかある。やっぱり沖縄も日本だから、掘れば温泉が出てくるのだ。温泉は大きなホテルの大浴場になっていることも多い。
話は戻って、銭湯だが、最近人気のスーパー銭湯もいくつか沖縄にある。大きなホテルに併設というのも多い。 那覇の国際通り近くに『りっかりっかの湯』ががある。規模は小さいが岩盤浴もある。今日、私が訪れたのは、スーパー銭湯とは違い、小さな昔ながらの大衆浴場の銭湯。それも私が子供の頃、近所のおじいちゃん、おばあちゃんに連れて行ってもらった大きなお風呂があったり、フルーツ牛乳を買って飲める様な脱衣所があったりする銭湯とは違う。
中国風で、湯船は1つ。『湯池(いけ)』と呼ばれる、大人3人が足を伸ばして入ったらいっぱいになっちゃうぐらいの湯船。
脱衣所と浴室の仕切りがなく、女湯の方へ入って行くと、浴室丸見えの脱衣所に着く。このスタイルは、別府温泉の古い大衆浴場と同じらしい…でも、こんな造りの銭湯は、私は初めて。
カランは普通の銭湯より高い位置で、シャワーが付いていなくても、そのまま頭を入れて髪が洗いやすくなっている。お湯と水の蛇口が別々になっているが、特別のホースで繋がっていて、自分の好みの熱さに調節できる。頭にホースからのお湯をかけると、微妙に左右の温度差が感じられて面白い。湯船の大きさに比べると、洗い場が広い。
お湯に浸かりながら、いろいろ考えてみる…浴室には湯気がこもっていない。でも、温かい。不思議だ。沖縄という冬でも暖かくて外気との温度差が小さいからだろうか?熱気を逃すため、沖縄のコンクリート造りの家の様に風通しもよくしてあるのだろうか?
湯船が小さいのは…沖縄の人は湯船には入らず、シャワーを浴びる…と聞くが、昔から沖縄の人にとっては洗い場で身体を洗って、湯船にはちょっとだけ浸かる程度でいいのかもしれない。だから、入湯料に370円。きっと沖縄の人たちは、銭湯に長居しないのだろう。
脱衣所では、湿気がひどいかな?…と思ったのだが、それほどでもない。床も濡れていない。ペンキが塗られたコンクリートの壁がちょっと湿っている感じ。ロッカーなどは木で作られているが、カビたり腐ったりしないのだろうか?
そして、機械室や女湯への入り口などは、幅が狭い造り…昔の沖縄の人は、小さくて痩せていたんだろう。現代だったら、通れないぐらいの太った人もいるだろうに…。
お風呂に来るお客は、お爺さんお婆さんが多い。番台はなく、受付みたいな窓口があるが、今は使われていない。外にある事務所で入湯料を払う。記念に『中之湯』と書かれたタオル(温泉旅館にある薄〜いタオル)があったので、記念に買おうかなと思ったら…400円…入湯料をよりも高く、予想外の高額に買うのをやめた。フルーツ牛乳はなかったが、事務所の横にある自動販売機でさんぴん茶を買って飲んだ。
『中之湯』に実際に入る前は、このお風呂に本当に入れるんだろうか?入ったら寒いんじゃないか?後から風邪ひかないか?といろいろ心配したが、身体はポカポカが続き、ドライヤーで髪の毛を乾かしていなかったが、風邪も引かず…この古い小さな銭湯に感動❗️だった。
また、機会があったら入ってみたいと思った。
「中之湯」2026.1.26
また、機会があったら入ってみたいと思った。
「中之湯」2026.1.26

