
百名ビーチからの海の中に『ヤハラヅカサ』の碑は顔を出している。
『ヤハラヅカサ』は、沖縄を造った『アマミキヨ』が久高島から初めて本島に降り立った場所である。干潮になるのとその碑は姿を見せるが、満潮の時には見られないと言う。今日は満潮で見えなかったので、別日の干潮の時に見に行った。
この『ヤハラヅカサ』は、昔は綺麗な岩板の上に碑が建っていたらしいが、これもまた台風などによって綺麗な岩板は姿を消してしまったと言う。そして、ちょっと前に事件があった。いつもこの海岸を掃除している男性が、『ヤハラヅカサ』の碑の文字が消えかかっているというので、綺麗に磨いて、ペンキで文字を書いたところ、文化財棄損ということで訴えられてしまったという。落書きではなくてホッとしたものの、文化財の取り扱いに考えさせられる事件である。
別日に見に行くと、碑が綺麗に海面から出ていたが、逆光で文字は全く見えなくて残念だった。
「ヤハラヅカサ」2025.11.30

稲作発祥の地はもう1つあり、こちらも『受水・走水』と呼ばれる湧き水のある所。ここの湧き水も結構な水量で、流れも激しい。
『受水』とは神様からの水を受ける所、『走水』はその水をみんなで分けて頂く所。ちょうど私が訪れた時に2匹の犬を連れたおばさんがいた。おばさんは、
「こっちの受水とそっちの走水の水を触ってごらん。温度が違うよ。」
と、教えてくれた。早速、触ってみるが…分からない。きっと受水の方が冷たいのだろうが…やっぱり分からない。
そして、ここの隣に小さな田んぼがある。残念ながら、フェンスで囲まれていて入れない。毎年、五穀豊穣を願って、神様に田植えを奉納するお祭りがあるらしい。きっと昔はここら辺一帯が水田だったのだろう。現在は畑が多く、馬や山羊、鶏を飼っているところもある。
「走水」2025.11.24
