片桐シリーズⅣ さらば片桐佐里 1 | 千の扉

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コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

片桐シリーズⅣ さらば片桐佐里

 

【著者の言葉】

・本作もトリックはひとつだけ分かりやすいものを使いました。

前半に大きなヒントを出しています。

シリーズ全般に絡んでいたあれです。

トリックは簡単に見抜けると思いますが、例によってストーリーの意外なところで驚かせる書き方をしていますのでご注意を

 

では片桐佐里シリーズ、存分にお楽しみください。

 

【片桐佐里紹介】

・ 謎を解くと右目の奥が痛くなり一瞬気を失う。

・ かなり癖の悪い酒乱

・ 世界のSarry Kになることを夢見ている。

・ 作家西河とかなりいい仲になっている・・らしい

 

 

俺は、メモ張を立ち上げて、片桐リーシズVOL4の題名を打ち込んだ。

「さらば片桐佐里」と・・・

 

N―1 西河のモノローグ 2013.7.12

この物語は時系列的にも、舞鶴署での片桐の最後の事件に当たる。

Ⅰ オタクCHAT殺人事件 2009.2
Ⅱ 片桐佐里のXYZ島 2009.3
Ⅲ 片桐佐里の絶叫岬 2012.10
Ⅳ 本作 2013.7

なお、ⅡとⅢの間に小さな事件が数件あったが片桐の人格形成上あまり影響のない事件だったので小説化していない。
また、Ⅲと本作のⅣの間にⅢで、犯人に刺されて、身体に傷を負った片桐が体力を回復すべくショートステイしたリハビリ施設で起こった「三角寺院殺人事件」というのが存在する。
この事件に関しては、私は片桐より詳細を聞いてはいるもののその顛末があまりに悲惨で、執筆意欲が沸かず、今のところ出版の予定はない。


そこで、本作となるのだが、題を決める時点で悪戦苦闘し、なかなか決まらなかった。
自宅で煮詰まりながら、鬱々としている時だった。


携帯が鳴った。
「あ!西河先生、覚えておられますか?昨年秋に講演いただいた香川県企業家同友会の事務局の高田です!先生、急で申し訳ないんですが明後日15日の夜、空いておられませんか?ええ~予定していた講師の先生が急に入院してしまって・・・ええ~林会長が昨年の先生のお話がためになったって、あ!開いておられます?本当にすいません・・・皆、楽しみに・・・」ということで四国の高松市に行くことになったのです。

 

2 へ

 

 

 

CAST さらば片桐佐里 登場人物

沢村     公安の諜報員
水島千鶴   公安の諜報員
藩損義    北シンギ共和国工作員    
龍元日(中路道夫) 北シンギ共和国工作員

李静蕾(日向時子) 北シンギ共和国工作員

甲羅久美   ラーメン屋「大極殿」店員

水森 礼子  公安の諜報員

香川県企業家同友会

林会長
西村国際部長

小松島青年団
村瀬浩二    牧畜と牛乳業経営
村瀬久美子   浩二の妹

K大ミステリー研究会
有野辺会長
御蔵君 
佐々木さん

花澤 葉子  大山崎町の新米行政書士

藤玉 事男  舞鶴署 警部
水谷 蘭   舞鶴署 刑事
小岬 玲花  舞鶴署 交通課
片桐 佐里  舞鶴署 刑事

ケンブリッジ・セトム パトリック・コーズウエル女史の秘書

西河 豊   経営コンサルタント兼作家