先日定植したミニトマトですが、植えた培地がココピート+軽石なので栄養分は全くありません。

液肥を点滴するわけですが、まず最初の1週間はサトウキビのちから水N6-P3-K3タイプで、茎葉を育てます。

茎や葉を育てる窒素が多い肥料がポイントですが、植物は窒素がたくさん与えられると茎や葉をどんどん茂らせて、こんなに元気だから子孫残さなくても大丈夫でしょ!と花や果実を付けなくなるので注意です。それをツルボケと呼んだりします。

その後、花や果実を育てるフェーズではN2-P6-K6のものを使います。こちらは、窒素を抑えた肥料で、花や果実を育てるリン酸が多めです。

窒素が減ると、茎や葉の成長が抑えられ、植物も危機感を感じるので、子孫を残そうと花や果実を付けます。

これらの肥料はサトウキビで出来ている事もあり、果実が甘くなる気がしています。 

実際の方法では、化学的な液肥を利用するのですが、有機液肥にしたらどうなるのだろう?という好奇心だけで今回はこの肥料をチョイスしました。


これを600倍に希釈して使用します。今回使用する秘密兵器は、ホームセンターで仕入れてきました。

水やり当番です。先端に穴が開いてるものだと思っていたら、穴は無く、素焼き鉢のような素材でできている先端から水が滲み出す仕組みのようです。

容器は2lのペットボトルを使用します。

麦茶に見えますが希釈済みの液肥です。原液は美味しそうな甘い香りがしました。

チューブをびよーんと伸ばし、ペットボトルに入れるのですが

チューブがまっすぐにならず、なかなか入っていきません。あれこれ試行錯誤しましたが、おもりが機能せず浮いてしまいます。

説明を読むと、「チューブはお湯に浸けるとまっすぐになる」と書かれていました。
熱湯かぬるま湯か迷いましたが、40°Cほどのぬるま湯につけて伸ばしたらまっすぐになりました。
よく考えたら熱湯に浸けていたら溶けていましたね。

まっすぐになりました。
これを液肥の容器に入れます。
点滴する事を確認し、土に刺しました。

ちょっと手間取りましたが、これで簡単に液肥を自動で散布する事ができます。
液肥だけで無く、水やりにも使えますので、植物を育てたいけど毎日の水やりをする時間が無いという方は使ってみてはいかがでしょうか?
袋培地栽培の再現を目指そうとしましたが、結構難しく、勘に頼った部分が多いですが、とにかく今はココヤシとサトウキビが育てるミニトマトの味が楽しみです。