名古屋民の経費削減提案 NH86便の利用 | あなのふのブログ

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飛行機と携帯電話

どうも今月飛行機に乗っていません(多分)

つい最近路線開拓されたANAのHND-NGOの区間についてです。
前々からこの区間の運賃は安いなーと思っていたのですが、
今日あることに気づきました。

併せてこれも前々から思っていたのですが、
新幹線って高いですよね。
通常料金なら東京名古屋間でも片道1万円超え。
HND-CTSのLCCより高い、というか状況によっては
レガシーキャリアの値段よりも…


そこでかなり遅ればせながら気が付きました。
「あれ、名古屋から東京に行くのって場合によっては新幹線よりも飛行機の方が安いのでは…?」
ということで試算してみました。



【前提条件】
名古屋発:これは新幹線の出発地は名古屋駅、空港へ行くには名鉄名古屋駅から空港線に乗る必要があるので、新幹線有利かと思われますが、
基本的に空港に近い常滑方面に住んでいる人の方がマイナーで、
東海地域の人は一度名古屋に出る必要があるということで、起点は名古屋にしました。
感覚としては少し新幹線有利な条件かと思われますが、
今回は飛行機の優位性を示したいので、あえて飛行機側に有利な条件にならないようにしました。

品川駅着:新幹線が止まり、羽田空港から乗り換えなしで行きやすい山手線のターミナル駅。
極力公平にした結果、これ以上空港に寄るとマイナーなエリアが目的地になり非現実的なので、品川とします(京急蒲田にしたところでほぼ飛行機サイドにはメリットがない)。

今回はNH86便(7:50-8:50)を利用するため、
Nh86便に間に合う6時台に名古屋を出て、東京に行く出張を前提とします。



【新幹線】
通常料金(自由席)
所用時間(1時間46分) 6:20-8:06 もしくは
所用時間(1時間32分) 6:41-8:13
費用10360円

通常料金(指定席)
所用時間(1時間46分) 6:20-8:06 もしくは
所用時間(1時間32分) 6:41-8:13
費用10680円

IC早得(プラス)(指定席、3日以上前予約)
所用時間(1時間46分) 6:20-8:06 もしくは
所用時間(1時間32分) 6:41-8:13
費用9770円

IC早得とは朝6時台に発車するのぞみもしくは終日ひかりに適用されます。
IC早得プラスの利用条件
普段そこまで新幹線を乗りこなしていないので、
もしかしたらこれ以上安い運賃があるかもしれませんが(期間限定を除く)、
通常運賃だと少し不公平化と思い、この運賃を比較対象に入れました。


【飛行機(全日空)】
まず必ずかかる費用の最低料金(とその時間)として、
名鉄名古屋-中部国際空港 6:30-7:15 870円(ICもきっぷも同料金) 
羽田空港(京急)-京急品川 9:12-9:36 410円(きっぷ料金)
です。
つまり費用(鉄道のみ)1280円
また空港間の時間は1便しかないので、
どの場合でも所用時間は3時間6分となります。

変動する費用として、旅割運賃です。
今のところほぼ以下の運賃で固定されているようです。
旅割75:6700円
旅割60:7000円
旅割45:7700円
旅割28:8200円
特 割:8600円

つまりこれらの運賃を鉄道にかかわる費用の1280円と合算すれば、
実際にかかる費用を計算することができます。

旅割75:7980円
旅割60:8280円
旅割45:8980円
旅割28:9480円
特 割:9880円


なんと8000円を切る価格で名古屋から品川まで行けます!
というか国内線運賃6700円って安すぎじゃないですか!
海乗スペシャルでも5400円で激安感満載なのに…(加算マイレージと対象路線、PPは結構違うけど)


【考察】

新幹線 9770~10680円 約1時間半強(1時間32分~1時間46分)
飛行機 7980~9880円  約3時間(3時間6分)


旅割28(かそれより安い運賃)を利用できれば、新幹線利用よりも安く費用を抑えることができ、
またマイレージも加算されるとなると、額面的にはこちらがお得ということになります。
つまり前々から行くことが決まっている場合はかなり飛行機が有利になります。

ただし所要時間がほぼ2倍となってしまうので、
自分の時間あたりの価値をいくらくらいか見積もってから考えた方が良いでしょう。
さらにその時々の都合によって時間に余裕があるときなどは、あえて利用するのもよいかもしれません。

新幹線の注意事項としてIC早得は通常料金のように同じ料金で在来線には乗車できません。
つまり今回品川を到着駅としたので問題なかったのですが、品川(東京)から乗り替えの必要な駅が到着地となると、
IC早得を使った場合、在来線に乗る料金が加算されることで通常料金に近づいてしまい、
結果的に飛行機に対するコストメリットが薄れてしまいます(それでも都内の電車は安いけど)。

そしてNH86便1便しか飛んでいないので、かなり時間は限られてしまいます。
また1便しか飛んでいないと台風や機材繰りによる遅延欠航のリスクはあります(ただ新幹線でもリスクがないとは言えないし、機材繰りに関しては全日空のようなレガシーキャリアなら対策をい売ってくれる可能性が高いので、これについてはあまり言及しません)。
会議が9時から等、少し早目のスタート予定ですと強制的に新幹線になってしまいますし、
やはりここは本数の多い新幹線有利です。

またもしかしたらあと数百マイルでDIAやPLTに達成するといった特殊な状況もあるかもしれません。
そういったときにはあえて利用したい気持ちが湧いてくるでしょう。


結論としては、利用者やその状況によってどちらを選ぶかは異なるというのが回答ですが、
ただ1つ言えることは、この路線ができたことで東京に行く時の良い選択肢が1つできたということでしょう。
またもし帰りの時間に余裕があるなら、行きは新幹線、帰りは飛行機なんてアレンジも効くと思いますし、タイミングが合えば狙って使うという使い方になるのかなと思われます。


出張でどんどん飛行機利用狙ってくぞー!!!