現代坐禅講義 藤田一照 | N field golf(エヌ フィールド ゴルフ)ブログ

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禅に関する本

 

などを集めている私ですが(笑)、

 

現代坐禅講義――只管打坐への道

著者 藤田一照

発行所 株式会社佼成出版社

2012年7月30日初版第1刷発行

 

 

猪名川町立図書館さんにてお借りして

 

読みたいところだけ読ませて頂きました。

 

ブックオフオンラインさんで、

 

文庫版を注文させて頂いたので、

 

じっくり読みたいなと思っています。

 
 
 
 結珈鉄坐とヨーガ
 
一照 これから坐禅についてのお話を先生からお伺いしたいのですが、
坐禅の原型・源流は、姿勢・呼吸・こころの調整の仕方を見ても、
やはりヨーガの瞑想だと思います。
ですから、源流であるヨーガを長年実践し指導しておられる先生から
ポイントを絞って教えていただければと思っています。
まず、結跏趺坐という姿勢について何か話していただけますか。
塩澤(賢一) あれはヨーガのパドマアーサナ、蓮華坐です。
歴史的にも古く、瞑想と呼吸法に最適なかたちで、
他の様々なアーサナ(ヨーガのポーズ、体位)の原点といえるものです。
全てのアーサナはあのかたちの変化形と言えます。
全てのヨーガのアーサナはあの坐法から展開し、
またそこに収斂されるのです。
 はじめのうちはあのアーサナは苦しいのかも知れませんが、
あるレベルを超えて組めるようになると、
人間がとれるもっとも安定した、
楽なかたちの一つになるのです。
だから長時間にわたって坐っていることができます。
 その理由の一つは、あのように脚を組んで坐っていることによって
着地面積がたいへん広くなるので、
立っているよりもはるかに安定感が増します。
そして背中は穏やかに立っています。
型に無理やりはめると確かに苦しいのですが、
ある程度レベルが上がってくると、
あれがもっとも楽で安定感のある姿勢になってくるのです。
 そうなってくると何が起こるかというと、
たとえば、脚が結ばれていて、手が結ばれていて背骨が伸びている状態は、
余計なエネルギーを極力消費しないという状態になります。
背骨が伸びている状態も、これもエネルギーの流れが一番良いので、
エネルギーの保全に対してはまず最高のかたちです。
 
 内に向くエネルギー
 
一照 エネルギーの消費量が徹底的に減るということですね。
塩澤 そうです。減ります。
ですから、慣れないとそれで消費量が増えてしまうのですが、
これが逆転してくるとエネルギーを一番消費しないかたちになります。
そして息を調えるということも、
息を調えた瞬間にエネルギーのもれがなくなるので、
穏やかに呼吸の輪が回ると見てよいのです。
そして手足が組んでありますから、
全てのエネルギーがなかで循環し出すわけです。
 呼吸も調ってくると、一つの水車がぐるぐると回るように、
全くロスがなくなり、エネルギーが最も保全されるようになってくるのです。
そしてエネルギーというものは、
外に向かって流れているのをブロックすると、外に向かってふだん流れている、
たとえば、今しゃべっていますが、
これは外に少しエネルギーを流しているということです。
これを一旦、穏やかに留まらせるとなかに向いてくるわけです。
ボールが壁にぶつかり跳ね返るのによく似ています。
外にいくことはないから今度は内に引き返すわけです。
 坐禅の目というのも、いわゆる半眼になっていますが、
基本的には目のエネルギーも内側に引き上げさせようとしています。
外を見るのではなく、そのエネルギーを保全しようとしています。
そしてエネルギーがなかに向かっていくわけです。
ですから、普段の活動のために、社会活動のために使っているエネルギーを、
今度はそのエネルギーをなかに使おうとしています。内向きにです。
 
 粗い物質から純粋物質に還る
 
一照 外に流れているエネルギーを内向きに変えるというのは
どのような目的がありますか。
塩澤 チャクラの理論を見てみると、
下から、地・水・火・風・空・覚・純粋意識、
これは世界ができてくる順序になっていて、
ふつうはこの上から下へ流れてそして世界が現われてくる。
ですからここで、創造を逆にたどれる可能性が出てくるのです。
世界がだんだん粗なものから細というかデリケートなものに還っていくわけです。
それを、通常われわれは内から外に向かって使うことで生きているわけです。
で、それを今度は自分の原点に遡ろうとするときに、
エネルギーを一つずつ、粗いものから純粋なものに返していくのです。
一照 方向的には下から上へということですか。
塩澤 はい。その特徴は下から上へいくので、
自分の実感としては軽くなるということですよね。
だんだん比重が軽くなってくるということです、この象徴的体験は。
ですから気持ちがよく、簡単に言ってしまえば、
重力との釣り合いをとって、重力から解放される。
このことは、何も神秘的なことではなくて、
この世の重力の方向に逆らわずに、
それをうまく利用して逆転しようとしているのです。
一照 その目的を達成させるために、
あの結跏趺坐の姿勢を編み出したということですよね。
塩澤 そうです。この一番古いかたちを編み出して、
日本では日本人の骨盤とスネのかたちに合わせて
坐蒲を下に敷いていますが、基本的には同じです。
古代人が見つけた最も偉大で大切な姿勢です。
一照 それは、たんなる健康法ではなく、
もっと深い宗教的な探究とか、ねらいがあってのことですよね。
塩澤 もちろん、原型は明らかにそれです。
おそらくこういうかたちというものは、
この坐法によってもっと奥に帰っていくということは、
古代の人間、民族は全て直感的に持っていたと思うのです。
しかしそれが様々な理由で失われていったときに、
インドが奇跡的に貢献し、古代の面影を持った技術を伝承できたということです。
そのかたちが残っている、ハウツウを伝承し得たということは幸いでした。
健康法としてのヨーガはもちろんあります。
それは健康でないと、長いあいだの修行にそもそも耐えられないからです。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

只々、

 

膝が痛い、脛が痛い、足首が痛い、

 

股も痛い、首もだるい

 

私ですが(笑)、

 

重力との釣り合いをとって、

重力から解放される

この世の重力の方向に逆らわずに、
それをうまく利用して逆転する
 
体験をしてみたいものです(笑)。

 

 

 

それでは、皆様、本日も

 

楽しくお過ごし下さい。

 

 

 

最後まで読んで頂き、

 

ありがとうございました。

 

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よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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