スタンフォード大学の心理学講義
人生がうまくいくシンプルなルール
“本当の自分”を引き出す25のレッスン
2016年10月10日 第1版第1刷発行
著者 ケリー・マクゴニガル
監訳 泉 恵理子
発行所 日経BP社
を探しに行ったのですが(笑)、
古本市場にて80円で購入させて頂き、
ポイントを拾い読みさせて頂きましたので、
気になったところを少しご紹介させて頂きます。
Lesson1のポイント
《成功するためのルール》
ルール①
「成長型マインドセット(拡張的知能観)」を持つこと
「成長型マインドセット」とは?
「自分自身に挑戦することで、潜在能力を発揮できる」という考え方。
スタンフォード大学の心理学者、キャロル・ドゥエック教授が提唱。
具体的な行動
▼失敗しても、「自分の能力不足だ」と思わないこと
▼難題に直面した時は、「成長する絶好のチャンス」と心得る
▼ミスを悔いるのではなく、「ミスの内容を理解すること」
「ミスが修復可能かどうか」に関心を払う
ルール②
失敗を厭(いと)わず、「すべての経験から学習する姿勢」を持つこと
具体的な行動
▼挑戦や失敗は、学びのプロセスと考える
▼過ちや失敗は、“対処法を見つけ出すためのきっかけ”に過ぎないと知る
▼失敗やミスは、「新しい発見の機会」だと考える
Lesson4のポイント
《生産性を上げるポーズのルール》
ルール①
体の姿勢を変えること
「頭の上に両腕を伸ばして立つ」といった体を開くポーズを取ると、
自信を生み出すことができる。こうしたポーズは「パワーポーズ」と呼ばれ、
高いパフォーマンスを発揮するのに効果がある。
「パワーポーズ」とは?
ハーバード大学ビジネススクールのエイミー・カディ准教授が提唱。
パワーを生み出す姿勢のことを「パワーポーズ」と呼び、
「無気力感」を「自信」に変えることができると証明した。
▼体の姿勢によって、マインドセット(心の持ち方)を変えることができる
▼パワーポーズ取ることで、生理学的に自信の表れである
テストステロン(男性ホルモンの一種)の値が増える
ルール②
過去に「創造的だった時」と“同じポーズ”を取ること
創造性が豊かだった時、アイデアがどんどん生まれた時、そうした過去の
“絶好調状態(フローの状態)”の時に取ったポーズを再現することで、
その時の記憶が呼び覚まされ、創造性の扉を開くことができる。
「創造性のポーズ」と呼ぶ。
Lesson6のポイント
《「雑談」のルール》
ルール②
「雑談をする人」は、能力・好感度が高い
雑談のような、仕事に直接関係のない「交流」は、
「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」を築くのに特に効果的だ。
ソーシャルキャピタルとは
他者と積極的に交流することで得られる、ある種の信頼や尊敬のこと
Lesson9のポイント
《言葉と行動を一致させるルール》
ルール①
「何をしたいのか」を思い出す
自分の言葉と行動が一致していないと気づいた時は、
「本当は何をしたかったのか」を思い出すことが重要。
自分の価値観をはっきりさせると、「道徳的な偽善」は減る。
ルール②
理想通りに物事が運ぶのが難しい時は、諦めるのではなく、
「この難局は自分の価値観を再確認する機会だ」と考えることが大切。
▼言行を一致させることは、レジリエンス(精神的回復力)の源
ルール③
毎日「自分の価値観」を思い出す
毎日、自分の「コアバリュー(大事にしている価値観)」を思い出し、
さらにその日の仕事で一番大事な価値観を確認することが大切。
そうすることで、「自分の理想に背く決断を下す」のを防ぐことができる。
Lesson11のポイント
《言葉と行動を一致させるルール》
ルール①
やる気が「ある」「ない」というのは幻想
やる気とは、「ある」もの、あるいは「ない」ものだと、
多くの人が考えています。
やる気があるか、ないか。そのどちらかだと。
あるいは、使い果たしたり、切らしたりするものだと
考えているのです。
心理学の世界では、「やる気とは、ものではなく、
ましてや、なくしてしまえるようなものでもない」
ことが分かっている。
人間は常に、強い意欲・やる気を持っている。
すべての人が持っている「最も基本的な、前向きなモチベーション」
①関係性
②自主性
③熟練
ルール②
やる気がないのは、「具体的な方法が見つけられない」だけ
ルール③
「ジョブ・クラフティング」の手法を使う
「ジョブ・クラフティング」とは
「やらされている感覚のある仕事」を「やりがいのある仕事」に
自ら変えていく手法。
従業員が自分の関心事や強みを生かしながら仕事を作り変えていくことで、
モチベーションが高まり、質の高い仕事ができる効果があるとされる。
Lesson12のポイント
《「新年の目標設定」のルール》
ルール①
新しい年に「どう成長したいか」を考える
昇進や仕事上の業績といった「何らかの成果を達成すること」
を目標にするのではなく、
「どんな自分になりたいか」を自分に問いかけてみる。
具体的な行動
▼成果ではなく、どんなプロセスで達成できるかを考える
▼成果ではなく、自分のどの部分を強化したらいいかを考える
ルール②
「何を」ではなく、「なぜ」達成したいのかに、焦点を当てる
目標に向けて行動を起こす前に、
「なぜそれをするのか」という意義を理解する。
「なぜ」「なぜ」を繰り返していけば、あなたの目標の裏に隠れている
大きな「なぜ」、つまり、変化を求めている「深層心理にあるモチベーション」
が何か、突き止められる。
ルール③
具体的な行動目標を設定する
最初から大きな一歩を踏み出そうとすると、疲れてしまう。
とりあえず小さなことから始めることで、大きな歩みが可能となる。
小さなことは、今10分間でできることかもしれない!
▼「最初の一歩は不十分でもいい」と考える
ルール④
周囲からのサポートを受ける
目標達成は自分1人だけで行う必要はない。
自分を大切に思ってくれる人に目標を知ってもらい、
彼らに助けてもらい、励ましてもらう。
Lesson15のポイント
《自信が持てるようになるためのルール》
ルール
成長のプロセスを振り返る
自信を身につける最善の方法は、自分自身の成長のプロセスを振り返ること。
挫折しながらも継続的に努力し、仕事やスキルを向上させてきたことを認める。
仕事や個人的な人間関係を、時間をかけて深めてきたことを認め、
本当に強い関係を築くためには“ある種の衝突”も必要だったと認めること。
自信を持っている人とは
強い「自己効力感」を持っている人
「自己効力感」とは、「直面すり試練は、ハードワークや周囲からの助けなど、
自分が持っているものすべてを使って乗り越えられる」という信念のこと。
Lesson18のポイント
《不安を生かすためのルール》
ルール①
不安は、「成功へと導くエネルギー」である
不安になり、ドキドキして心臓の鼓動が速くなる、息が荒くなるといった症状は、
脳と体にたくさんのエネルギーを送るためのもので、「チャレンジ反応」と呼ぶ。
不安を受け入れることができれば、困難に立ち向かう助けになる。
「チャレンジ反応」とは?
「大切なことを達成するのに必要な力をまとめる」生物学的本能のこと。
アドレナリンを放出し、自分の活動を活発にする。
不安な時に胸がドキドキすることでさえ、チャレンジ反応なのだ。
失敗、ミス、やる気、自信、目標設定、不安、
に対する考え方のヒント
になりそうだなと思いました。
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